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シェーブル、旬真っ盛り


春と言えば、子ヤギの季節。
そして、山羊乳チーズの春闘来。
(下の山羊の群は、右やや下の囲み広告のゲストハウスLes Coteaux近くで写したものです)



週末のマルシェで久しぶりに、地元産フレッシュ山羊チーズを買って来たので、喜々として使い始めたら。
3日で食べ尽くしてしまいました。

トゥーレーヌ地方南部、上の山羊を写して来た所は正にシェーヴルチーズの産地。 県内で唯一AOCを取得している「Sainte Maure de Touraine サント・モール・ドゥ・トゥーレーヌ」が作られている土地で、同じ県内のここトゥールでも、マルシェに来る農家直売店では、熟成加減色々の同じようなチーズが売られています。

今回買って来たのは、全く熟成させていないフレッシュタイプ。
凝乳を型に入れて水切りして1日目。
細い筒状の型に入れるため、チーズはやや先細りの円筒形。



上の極めてシンプルなサラダは、そんな円筒形のチーズとトマトを輪切りにして重ねて、ハーブを散らしてオリーヴオイルをさっと回しかけてあります。 お塩は、チーズの塩味だけで充分。 控えめ塩味は、ミルクの濃厚な甘味がカバーしてくれます。

春〜夏、我が家では頻繁に作るアントレ。
去年、このページにも1度は登場している筈です。



続いてよく作るのが、お野菜とシェーヴルのタルト(焼いている途中)。
アントレ又は軽めの主食用の、塩味のタルトです。
今回は、スライスオニオン、ホウレンソウ、トマト、シェーブルに刻みパセリを散らして。
もう少しして夏野菜が出始めたら、ズッキーニやナス、フェンネルやセロリ等を使ってもOK。

サラダは作り立てが美味しいけれど、タルトの方は、アントレに味わうと共に、翌日のお弁当にしました。
冷めても美味しいし、さっとレンジかオーブンで温め直しても良いし、こういうタルトは色々な素材が使えるから便利。

折しも先日、地元育ちのお友達とシェーブルやリコッタの話になって、
「これは私の発案だから、あなたは絶対知らないと思うわ!」
と自慢げに彼女が語り出すは、正に私も同じ前置きで語り出したい「ビーツとリコッタ又はシェーヴルのミル・フゥイユ」。 日本語サイトの方にレシピを掲載しているものと、全く一緒。
その場で手を取り合って、お互いの発案を誉めつつ、結果的に各々自己満足して大喜びしていた偶然でした。

これから秋口迄、シェーブルの旬は続きます。
日本では馴染みが無い為か苦手な人がもの凄く多いけれど、好きな人にはたまらない美味しさ。


by mmetomato | 2008-05-06 05:47 | 食材


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