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ポークとリンゴ煮込み


秋の終わりだったか冬の始めだったか、coingコワンことマルメロとポークの煮込みをここに載せた後に、いざレシピページを作ろうとしたところ、分量をいつものメモ帳に記したつもりがどうやらデスクにあった紙切れにでもメモしたらしくて見当たらなくなってしまいましてね。
雑多なメモは、まとめて書類ボックスに入れておいて、時々見直して整理しているのに、すっかり行方不明に。
仕方ない、マルメロのシーズンは終わってしまったので、調理時間は大分違えど味付けの分量チェックくらいはできるだろうと作り始めたのに・・・

お肉の賞味期限が翌日に控えていたので、作り掛けで「火を通しておけば持つから全部使っちゃおう」といつもの行き当たりばったりで追加し、結局また厳密な配合チェックができずに終わりました。



そんな、マルメロならぬ「ポークのリンゴ入り煮込み」、二日前の夕ご飯です。
四人分強まとめて途中まで作っておいて、半分だけ取り分けてリンゴ入り、残りは明日の晩にでも夕べ下煮したブラックアイピーかポテトを加えてさっと煮ることになりそう。
こういう煮込み系のお料理は、2〜3回分一気に作り始めて、途中で取り分けて2つ3つの似たような、でも違うお料理にして週中の限られた時間を少しでも稼ごうという魂胆実現に便利なものです。

初めの半分は、マルシェで3キロ買って来たリンゴ、タルトやらその他焼き菓子やら1週間で残り2つというのも我ながら恐ろしいペースだと思いつつ、最後のかなり小さめの粒2つを仕上げに加えてさっと煮てあります。
味付けは、普段はトマトピュレを使うところ、切らしていたのでお塩を控えてケチャップで代用。
元々少し甘味を加えたソースなので、ケチャップでも全く問題なしでした。

添えたご飯はバスマティ、香り米です。 少しでも素材ヴァリエーションをと粟粒を混ぜているので、明かりの加減のせいではなくライスが少々黄色めに写っているのはそのためです。
アマランスやらキノアやら小粒のレンズ豆やら、雑穀ライスが好きで、たまに作る海苔巻き以外は我が家のご飯はいつもこんな調子。

ご飯といえば「炊くもの」という傾向強い日本から来た人の中には、「フランス人って、ご飯をパスタみたいに茹でてザルに取るのね〜」と驚くけれど、我が家では日本のご飯のように炊いています。 殆どいつも。
炊飯器を買うほど白米にこだわりが無いので、お鍋で。

ちょっと甘くて酸味はこなれて、酢豚のパイナップルが嫌いな人でも、リンゴが好きなら楽しめることと思います。
次回こそはきちんと計量しないと、いつまでたってもレシピページが作れない・・・
作り方はシンプルです。 タマネギクシ切り、ニンジン輪切り、ポーク角切りを厚底鍋でソテーし、沸かしておいたお湯を注いで塩、ケチャップとお砂糖少々にシナモンを加え、サリエット(セイボリー)かタイムの葉っぱを散らしてコトコト煮ること30分程度。味をみて塩コショウ(の代わりに私はオールスパイス使用)を追加、リンゴを加えて更にコトコト10〜15分。
マルメロないし花梨を使う場合は、果実が硬いのでもっと時間がかかるため、フルーツは早めに加えることになります。


<本日のMusique>

しばしば登場しているLeonard Cohen レナード・コーエンのカバー曲2つ、Album「Leonard Cohen : I'm your man (soundtrack)」より。

以下のVidéosはいずれもコーエンを巡るドキュメンタリー映画からのピックアップ。 インタヴューの後で歌が聴けます。

link A) " Everybody knows " covered by Rufus Wainwright
( & interview of Wainwright & Cohen)

link B) "Chelsea Hotel" covered by Rufus Wainwright
( & interview of Cohen)

link C) "I'm your man" covered by Nick Cave (CDとは別version)
link D) 映画紹介クリップ

Rufus Wainwrightを知ったきっかけがこの映画。 Cohenは、ここでもサイト内でも折りに触れて書いている通りベタ惚れアーティストなので、コーエンの映画が出来たと知ってネット中駆け巡ってやっと見つけ(今はオンラインで観られるページは削除されてしまいました。残念!)、元々曲が好きなのに加えてカバーも良くてCDをget。 Cohenの「More best of〜」と共にコンピュータにコピーして原曲&カバーを交互に、週に1度は聴いているお気に入りの1枚。


by mmetomato | 2008-02-17 02:55 | 料理


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