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ビュッシュ - ドゥ - not - ノエル


年末年始、何かとお祝い事の多い我が家。

ノエル(Noël クリスマス)に作ったビュッシュ(Bûche 丸太形のケーキ)は、ショコラ入りケーキにガナッシュを塗って巻いてショコラコーティングしたトリプルショコラだったと、確かここに既に掲載したかと思います。
その後、私はすっかり調子づいて更にもう1本焼いたのですが、飽きも足りずというか、ナントカのヒトツオボエというか・・・
別なお祝いケーキに暮れから3本目となるビュッシュを、でも今度はココナッツを散らして仕上げたのがこちら。



ロールケーキって、ベースとなるケーキが薄いため15分もあれば焼けてしまうので、とにかく楽なんですよね。
いえ、楽なんて言うとなんだか手を抜いているように聞こえるから、「あまり時間をかけずに作れる」と言っておきましょう。
なにも手を抜くわけじゃないんですもの。 結果的には確かに楽しているけど。



今回は、間にショコラクリームは塗らず、代わりにオレンジジャムベースのシロップをたっぷり塗って甘味としっとり感を加えています。
作り始めの一本目は卵白をしっかり泡立ててふんわりケーキにしていたのに、段々億劫になり、なおかつ五分だてくらいでもちゃんと膨らむことに気付き、ここばっかりは少々手を抜いたので、シロップを染み込ませて。

コーティングはやっぱりショコラ。 いかんせん、ショコラに目がない私にはこれは必須。
丁度、しっとりめで風味たっぷりの美味しいココナッツファインを入手したので、年が明けてからまた同じものをもう一本作りました。
写真は後から作った方だったかな。 つまり暮れから既に四本目。

コーティングした半ばガナッシュ風の少々柔らかめのショコラクリームが乾かないうちに、ココナッツファインを散らしてあります。
チョコレートのツヤが消えてしまうような場合には・・・ ええと、そろそろヴァレンタインデーへ思いを馳せる人も居るかと思うので書き添えますと、艶(つや)の有無は、チョコレートの質にもよるけれど何よりも温度で、プロは「テンパリング」と呼ばれる温度調整をして、ショコラ独特の艶を出します。
そこまでするのは普通のキッチンではそう楽なことではないので、表面に筋を付けて粗い木肌の丸太にしたり(一種の誤摩化し)、ピーラーなどで薄く削いだショコラを散らしたり、ココナッツやプラリネなどを散らして誤摩化してしまうのも1手段。

クリスマスや、子供のお誕生日のお祝いだったら、色々デコレーションするのも良いかと思います。
ビュッシュのデコレーションといえば、作っても良いし既製品も入手可能なメレンゲのキノコが定番。
だけど、シンプルな方が切り分けるのが楽なのよね。

かつてサイトにトリプルショコラのビュッシュのレシピを掲載していたのですが、ケーキを上手く巻けないとの声が届いたので、配合再チェックと共により柔らかく仕上がるよう変更して、手が空き次第レシピページを復活させます。
クリスマスには間に合わなかったけれど。
by mmetomato | 2008-01-09 18:51 | デザート


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