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ハヤトウリのグラタン


仏語で「Christophine クリストフィーヌ」「Chayote シャイオットゥ」「Chouchou シュゥシュゥ」と呼ばれるハヤトウリ。
普通のスーパーマーケットでも希に見かけて、良さそうなのを物色していると通りかかった人に「あのぉ・・・それ、どうやって食べるんですか?」と尋ねられたり、量り売り」の秤について該当する野菜のボタンを押してシールをプリントしてくれる担当の人に「えっと、コレなに?」と言われることも多々あります。
既に書いたように、フランス本土でなく海外県やアフリカの人の方が親しんでいて、仏本土ではさほどポピュラーなお野菜ではありません。

でも、移民や海外県出身者のお陰で、本土とはちょっと違った素材を集めた食材店でなら見つかるもの。
そんなハヤトウリの使い道としてポピュラーなものの一つに、グラタンがあります。
ついこの間も、今日の写真の時だったかその前の回だったか、グラタン用にアフリカ食材店へ買いに行ったら、レジで「何作るの、グラタン?」と尋ねられたくらい。



上は、グラタンの下準備中です。
この上にホワイトソースを流し込んで、チーズとパン粉を散らしてグラティネ(Gratiner=オーブンで暖め焼き色を付ける)する前の段階。

小口大に切り分けて柔らかく蒸し煮にしたハヤトウリ、厚めのスライスタマネギと小さく切ったトゥールーズソーセージ(粗挽きの大きめソーセージ:Saucisse de Toulouse)と合わせています。 もちろんお野菜のみでもOKですが、この時はグラタンをメインにスープとサラダに自家製パンの食事だったので、少しお肉も加えて。
黄色っぽいのは、自家製カレー粉ミックスのようなものを加えてあるため、それに含むターメリックのイエローです。

お肉は、クレオール料理の本場レユニオン島では「Boucané:ブゥカネ」と呼ばれる薫製肉を使うと教わったのですが、わざわざ探さなくてもソーセージで充分美味しく味わえます。
或いは、ハムやガーリック風味のソーセージ「Saucisson à l'ail ソシッソン・ア・ライユ」の薄めの半月切りを使っても(どちらもTOMATO流アレンジ)。

このグラタンは、一足先に、先日から掲載を始めた「フレンチ・エスニック:クレオール料理特集」にレシピを追加しています。


by mmetomato | 2007-12-08 21:33 | 料理


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