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秋の風物詩



9月も半ばになると、道端で拾わずにいられないツヤツヤの「マロン」は、食用にならないマロニエ(西洋トチノキ)の実。
すっかり落ちきってしまってマロニエの実はもう見つかりませんが、近郊の森では、シャテーニュChâtaignesと呼ばれる山栗の類が収穫時を迎えています。
そして店頭には、それよりも粒が大きめの栗:Marrons。



今年は森へ採りに行けそうにないので、珍しく少しだけ買って来たマロンが上です。
一回分の栗ごはん用に買って来たは良いけれど。
このマロン、まるで自分はクルミだとでも勘違いしているかの如く、薄皮が複雑に入り組んでいて、剥きにくいことこの上なくて、下茹でした後皮を剥いたらグズグズに・・・
栗ごはんの写真どころじゃありませんでした。

栗の味も今ひとつ。 しっかり太った重たい粒のを選んで来たのに。
やっぱり森で拾って来る栗の味には叶わず。

実りの秋、収穫の秋とあって、「ほっくり味」が恋しいこの頃。
栗にハズレ粒がいくつかあったのにめげず、アフリカ食材フェアなのか、スーパーマーケットにサツマイモ似のアフリカ芋が並んでいたので、願い叶わぬ焼き芋を思いつつ・・・



毎年我が家の秋冬恒例のタルトに。

タルトの手前、写真左下に写っているのがそのお芋です。
見た目はサツマイモそっくり。
でも、火を通した時のテクスチャーが大分違うので、残念ながら焼き芋にはできません。
ちょっと無理して大学芋にしたことはありますが、かな〜り水っぽいので失敗確率高し。

日本のサツマイモにも、栗カボチャのようにほっくりしたものと水っぽいものとありますが、そんなベチャ芋よりももっと水分が多いので、サツマイモ感覚でお煮付けなどにするのも難しい柔らかさです。
茹でるとお湯に溶けてしまうくらいなため、丸ごと蒸かして潰して。

タルトのレシピは、サイトにあります。


by mmetomato | 2007-11-09 00:24 | デザート


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