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お次は「シュゥシュゥ」


どうしてこう、アフリカの言葉って、同じ響きを二つ重ねた名称が多いんでしょうね。
前回の「サカサカ」も、今日の「シュゥシュゥ」も、擬態語のごとき響き。

「シュウシュウ」というのはこちら、「ハヤトウリ」のことです。



どこから輸入されているのやら、どうも今が旬らしくて、フランス本土では定番野菜から外れるものながらも、今あちこちで細々見かけるお野菜です。
クレオール料理にも、西や中央アフリカ等でも使う食材。

「シュゥシュゥ:Chouchou」というのは主にレユニオン島での呼び名で、同島では「Brède Chouchou:ブレードゥ・シュゥシュゥ」という名で、30〜40cm程の新芽もお野菜として使います。
「Brède:ブレードゥ」というのは、どうやらあちらでは「〜菜」というニュアンスで、「ブレードゥ・なにがし」と呼ばれるお野菜が色々あります。



こちらが新芽。
売っているハヤトウリには、上の写真のようにチョロッと芽を出したものも結構あります。
あまり伸びすぎているものは、ウリが古い可能性があるので避けた方が良いけれど、少しくらいなら大丈夫。

ハヤトウリは昔、日本で父が頂いて来たのを持て余したことがあって、「味噌漬けか漬け物にするらしい」と聞いていながらどうやって味わったのだったか、さほど美味しいものでもないわね、と残った一つを庭に埋めて育てた記憶があるのですが・・・

レユニオン島でもアンティーユ諸島でも、炒め物やグラタンにして味わうのだそうです。
グラタンはまだトライしていないのですが、教わった炒め物の味付けがあまりに意外で、ご飯に合うので気に入って作っています。

そちらについてはまた次回。


<本日の仏単語>
・ハヤトウリ(呼び名は複数あります)
 chouchou シュゥシュゥ(レユニオン島)
 christophine クリストフィーヌ(マルティニーク&グゥアドゥループ、仏本土 etc.)
 chayote シャイオット(仏本土での呼び名その2)
・グラタン gratin
・詰め物料理 farci(e) ファルスィ


by mmetomato | 2007-10-20 00:31 | 食材


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