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「赤い子供達のマルシェ」:パリ、マレ地区2

パリ3区、マレ地区の、Marché des Enfants Rouges「赤い子供達のマルシェ」は、「Marché couvert:マルシェクーヴェール(カバー付きマルシェ、つまり屋根付き市場)」と呼ばれる類で、週に、或いは月に1度など定期的に駐車場や広場、大通りの中央分離帯兼歩道にズラッと並ぶ青空市とは異なるものです。

屋根付きとはいえ、ここはスペースが小さく通路を風が吹き抜けて行くので、感覚的には殆ど野外のようではありますが。

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お花屋さんあり、

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八百屋さんあり、

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BIO(有機農業)ショップもあり。

日本でも最近じゃ、田舎のほうでは自家製野菜を集って販売するマルシェがあるらしいですが、東京その他都市からたまの旅行でパリに来る人には、きっと八百屋さんを覗くだけでも目に新しく、色とりどりで楽しい筈。 住んでいる身にしても、マルシェっていつも楽しいものですから。

でもここのEnfants Rougesの見所はそれのみにあらず。

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地元人つまりパリジェンヌ、パリジャンに人気の気軽なレストランがいくつか入っていて、日常の食料調達だけでなく、食事に来る人も沢山居るんです。
結構美味しいらしい。

Rue Charlot(シャルロ通り)側の入り口を道端から覗くと、まるで「んんん? マルシェじゃなくてレストラン街?」と思うくらい小さなテーブルが並んでいて、お昼時などまるで全て埋まったテーブルの間の細いスペースを「ちょっと失礼、お邪魔します」という気分で中へ入らなきゃならないくらい。
入る人、出て来る人、どうにか大人二人がすれ違えるだけのスペースを残してびっしり並んだテーブルの合間に、お肉を買いに、野菜を買いに、お惣菜のテイクアウトを狙って、と人々が行列し、その合間を練り歩き・・・

いかにもパリらしい狭っ苦しいスペースながらも、地元人もパリ人も、にっこりしながら場所を譲ったり歩み留まる人に道をあけてもらったり。

屋根付きとはいえ、初めて訪れるならお天気の良い日がお勧め。 集う人達の顔つきが、お天気の良い日はいつもよりずっと朗らかだから。

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日本人料理人なのかよく分からないけれど(最近、日本人と中国/韓国人の区別がつかなくて)、日本食レストランもあります。

Marché couvert des Enfants rouges
39 rue de Bretagne、又は 35(だったかな?)rue Charlot, Paris 3区。
火曜日から金曜日:朝8時半から13時と16時から19時半、
土曜日:朝8時半から13時と16時から20時、
日曜日::朝8時半から14時
最寄りメトロ駅:Filles du Calvaire、Temple
by mmetomato | 2009-10-04 18:18 | パリ Paris


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