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生涯初のクッキングコース:6
チーズプレートを前にエキサイトする「外国人」達。
フランスチーズが米&北米人に大受けするのを目の当たりにし、なんだかもの凄く嬉しく思いながら、私も、私好みによく熟成された例えば24ヶ月熟成のコンテとボーフォール、3年物のミモレットなどに舌鼓を打つのがひとしきり終わる頃、
「さてと、そろそろデザートの用意にかかろうかと思うんだけど、どうする、中休みしてからにする?」
とピノ。

参加者皆で顔を見合わせ、
「時間大丈夫?」
なんて気遣ってくれたアメリカ人姉妹にブンブン頷く私。
既にもうお腹はすっかり満たされているので、腹ごなしの中休みを挟むことに全員意見一致して、しばしのおしゃべりタイムを挟んでからのデザートの仕上げに着手することとなりました。

既に書いたように定員4〜5名のところへ私が飛び込み参加したので、
「君の分を使っていいかな、1個足りないんだよね」
というピノにお任せしたので、私の分のクレーム・ブリュレの「ブリュレ:Brûler(燃やす/焦がす)」の作業のお手本をまず、インストラクターが全員に見せてくれることに。

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ハンディタイプのバーナーに着火し、
「根元の青い所しかホントは熱くないんだよ」
なんて説明にも皆狂喜。 このバーナーがいやに人気で、皆さん売っているお店の名を知りたがって質問殺到していました。

クレーム・ブリュレって、フランス人の間でも定番デザートではあるけれど、外国人に大人気のデザートというイメージだったので、やっぱりそうなのねという裏付けを得た気がする私。

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大きなプレートの上に乗せて、高いところからグラニュー糖をパラパラとまんべんなく振りかけて。

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バーナーの火を当てて、クレーム(直訳するとクリーム、でも実際には生クリームたっぷりのプリンのようなもの)部分を温めないように表面だけをさっと焦がします。
「バーナーを回すんじゃなくて、プレートを回すんだ」
きちんと指導を忘れないピノ。

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皆さん各々1個ずつ手がけ、そんなに難しい作業でもないのできちんと成功。

米人の一人、グラニュー糖のポットを覗き込みながらポソッと呟いた、
「家のグラニュー糖よりもキラキラしててキレイ! 特別なお砂糖なの、それともフランスのお砂糖ってみんなこんな風なの?」
特殊なお砂糖じゃなくて、あくまでも普通のグラニュー糖だったので、光の加減なのか、それとも本当に彼女がアメリカで使っているのに比べてクリスタライズがよく出来ているのか、よく分かりませんが・・・

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スプーンの背でカツカツと表面のカラメルをかち割ってから味わうのは、妙に人気だった「アメリー・プーラン」の映画で大分知られるところとなったので、ご存知な方は多いことでしょう。

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by mmetomato | 2009-03-22 00:37 | 料理


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