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クリスマスケーキ


12月も半ば辺りから、既に製菓店やパン屋のパティスリーの棚には、「Buches:ビュッシュ(Buche de Noël:ビュッシュ・ドゥ・ノエル)」が色とりどりにズラッと並んでいます。
手の込んだものも一応はあれど、まぁこういうケーキって、物の割にとんでもなく高いんですね。

しかもトゥール市内にはとびきり美味しいパティスリーというのが極めて少ないので、結局ウィンドウを眺めつつ「アイデアだけ拝借しよう」に留まる私。




でも、ウィンドウを眺めるのは楽しいもので、ああでもないこうでもないと思い巡らせながら通りすがりにちょっと立ち止まってみるものの。

結局、帰宅して作るのは毎度殆ど同じ。




制作途中、外がけのショコラが固まるのを待っている、我が家恒例の「トリプル・ショコラのビュッシュ」。
溶かしたショコラとココア入りのスポンジ生地にベリー系のシロップを染み込ませ、ガナッシュをクリーム代わりにたっぷり塗ってクルクルと巻いて落ち着かせたら、ショコラ2対生クリーム1のチョコレートクリームを厚めに塗りたくった「丸太(ビュッシュ)」のクリスマスケーキ。

写真は、これまた毎年恒例で予行練習と言い訳しつつ、24日ないし25日を待たずに12月初めにチャッチャと作って一足先に食べてしまった分です。
作ってから一日涼しい所で寝かせてから味わうのが一番。

デコレーションまで手がける暇がないので、極力シンプルに、買って来た小物(デコレーション用の砂糖菓子)を少し添えて仕上げます。
8人分にはなるサイズなのだけど、2人で2〜3日でペロッと食べてしまうので、体重計に怒鳴りつけられるのを避けるため、やっぱりクリスマス時期にしか作るまい、と思う季節菓子です。


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by mmetomato | 2008-12-26 20:33 | デザート
Joyeux Noël !!


休暇を前にしてこの2週間突っ走りっぱなしだったので、ブログもサイトも1週間以上触れずじまいでした。
気がつけばもうクリスマスまで残す所数時間だそうで(と、書き始めたのは昨日24日夕方)。

クリスマス当日の今日25日、トゥール(に戻って来ています)はボチボチ快晴。 でも外は寒いです。




あんまり実感が無いんですけどね。
辛うじてプレゼントを買いに走る時間をひねり出しただけで、やっとこお鍋に任せておいた夕方子羊の煮込みを味見してニンマリした後、大急ぎでアントレとサラダを用意。

材料全て放り込んで火にかけておくだけでお鍋が料理してくれたようなものでしたが、我ながら上々の出来映えでした。



上2枚の写真は、今年のトゥールのサン・ガシアン大聖堂のクレーシュです。
キリスト誕生のシーンを再現したもので、25日にならないとイエス・キリストが生まれていないので、主人公はまだ居ません。

これを見ると思うのは、1〜2年前にサイトのゲストブックでお勧め頂いて読んでみた、スペイン人作家の「L'Ombre du vent(邦題は風の影だったかな?)」。
本に親しんで育った想像を巡らせるのが大好きな少年が、このクレーシュを眺めては、本当はキリストの誕生を祝いに来た3人の賢者なのに、賢者が「キリストを誘拐した」想像をしていた、という下りが気に入って。



恐らく日本ではクリスマスよりも「イヴ」ばかり祝うので、もうクリスマスは終わった気でいる人も多いかもしれませんが、
Joyeux Noël !!(ジョワイユー・ノエル/メリー・クリスマス)


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by mmetomato | 2008-12-25 21:00 | トゥール Tours
Paris:パリ人のエスプリ


交通標識って、世界共通なのかしら?
先進国しか知らない私は、交通ルールの怪しい国(フランスも大分怪しいですけどね、実情は)がどうなっているのか全く知りませんが、この国の駐車禁止マークは日本と一緒。



「JOUR:日」「ET:&」「NUIT:夜」と記してあるのは、文字通り「日夜(を問わず)駐車禁止」の意味です。
普通、そこまで書かなくても駐車禁止は駐車禁止なのだけれど、スペース限られる街の中だと「ちょっとだけ」と車を停める不届き者が絶えないもので。

モンマルトルのテルトル広場 Place du Tertre 近くのガブリエル通り Rue Gabrielle にて見つけた、ガレージの扉。

真っ先に、右上端っこの「に万」が目に入り、「え、罰金がYENなの!?」
と思ったら。



真ん中辺りに中国語と思しき、でも日本語でも通じる「白昼」の文字があるので、
「あ、“ にち ” ?」。


よくよく見てみれば、右の赤い扉には、「dag(ドイツ語)」「jour(フランス語)」その他アラビア語だかタイ語だかその他諸々が散らばり、もう一方の濃い青の扉には、



「nuit(仏語)」「noche(西語)」「notte(伊語でしたっけ?)」やらが並び・・・
「夜」は作者さんには複雑すぎたのか見当たりませんが。



ちょっとばかりモダンアートの絵画的な両開き扉。

構想中もしかりながら、塗った人はさぞかし楽しかっただろうな と思いつつ、せっせと写真を撮って来た私はひどく気に入っている扉です。
BRAVO !(← à celui ou celle qui a eu l'idée.:発案者さんへ)


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by mmetomato | 2008-12-12 05:46 | パリ Paris
Paris : 先にやった者勝ち


モンマルトル界隈、雑多な側と閑静な住宅街とで賑わい加減が両極端なのですが、観光地からちょっと外れると小道が多くて歩き回るのが結構楽しいもの。
パリ全体的に割とそういう傾向にはあるのですが、超高級ショップでござい! といったくぐりにくい門構えがなくて、その辺のカフェやレストランにちょっと飛び込んですぐのんびりできそうな、「村」的雰囲気が漂う所がそこかしこに見つかるのがまた味わい深いもの。

元々、パリに吸い込まれるまでは小さな村だったところだと言えば、なんとなく想像がつくかしら?

昨日はあっちの駅から、今日はこちらの駅からなどと出かける駅ないし帰る駅を変えながらだったり、夕方一旦帰宅してからちょっと買い物に出た時などに少しずつ辿る道を変えて歩いていると、綺麗に塗られたカラフルなお店が眼につきます。

モンマルトルの階段ありったけをカメラにおさめたい! なんて前回も言っていましたが、今度は「お店を片っ端からカメラにおさめてカードを作ろう!」と思い、階段とまとめて一石二鳥! と早速週末に出かけたのに。



どうもね、お天気がついて来てくれないんですね。
夏ならまだしも。 しかし夏だと今より人が多いので、思うように閑散とした道でカメラを構えるとは行かない道もあるし。
ザバザバと雨に降られないだけ幸いながらも、



今時分からじゃすぐ日が暮れちゃうし・・・



なぁんてボヤいた矢先、この界隈に住む知人と途中迄一緒に帰ろうと少し手前の駅で降りて歩いていたら、意外なものを見つけました。
「なんだ、私と同じことを考えただけじゃなくて、しっかりやっちゃった人が居たのね」



確かメトロのBarbès バルベス近くだったと思います。
なだらかな坂道の途中にあった写真や絵を売るお店の入り口の両壁に、正にこの界隈のお店を写したカードを12種類位かしら、色とりどりに並べて売っていました。

先を越された! とちょっと悔しいやら、作るまでもなかったか、となんだか嬉しいやら、店内にも種類があるのかとガラス扉に貼り付いたら、やや年配気味のムッシュがゆったりとやって来て招いてくれるも中には他に見当たらず、道から足一つ分だけ引っ込んだ扉の両脇に並んだ中から2つ。
買おうとしたら太っ腹な知人がスパッと払ってくれたので、結果的にはプレゼント。
全部集めたくなるので、やっぱり地道にいずれ色々写す楽しみをとっておくつもりです。

ちなみにこのカードの元はウェブサイトらしく、私達が足を止めた小さな小さなお店ではこの界隈のものしか売っていませんでしたが、シリーズで色々ある模様。
安い印刷屋さんがあれば、いくつかカードやカレンダーを作ってグルメ・ガーデンのプレゼント企画でもしたいものだわ。


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by mmetomato | 2008-12-08 03:07 | パリ Paris
Nocturnal Tours2


その場に行くと結構沢山ツリーが植えてある気がするのに、写真にしてみると全くまばらなのね。



裁判所側には小さなツリー。
真っ白いツリーって、清楚な感じで好きなのだけど。



やっぱり、花火で言うならブーケ・フィナル、メインは市庁舎(市役所)なので、こちら側に大きなツリー。



でも、去年・一昨年に比べると増々美しくない・・・

街外れというか、実際の街外れよりはずっと手前、中心街の外れ辺りまで行くと、毎年同じで「これなら照らさない方が良いんじゃない?」と思うような、50年前の使い回しのようなイリュミネーションが掲げられているので、一番綺麗なのはこの辺りと駅周辺だけ。
少々寂しいものだけれど。
節電云々言われる今、イリュミネーションにありつけるだけラッキーなのかしら。

明日からまたパリへ飛びます。


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by mmetomato | 2008-12-07 17:37 | トゥール Tours
Nocturnal Tours1


ノクターナル・ツアーズ。 一応、Tours トゥールに引っ掛けているんですが、あまり気付いてもらえなそう。 パリから舞い戻って、トゥールです。
Tours と書いてトゥールと読みます。
ところが、この綴りのお陰で、この街についてアルファベットで検索しようとすると、英語の検索サイトなら恐らく真っ先にパッケージツアー等の「ツアー」が引っかかるもので、周囲のトゥール以外に住むフランス人達(たまに市内ないし近郊在住者にも)に「Toursって検索しにくいよね」と言われると、必ず「郵便番号を添えなさい、検索結果が大分違って来るから」とアドバイスしています。

観光に関しても今ひとつ存在感なく、「ロワールのお城巡りの通過地点」程度にしか思われていないきらいのこの街にて、先日友人達と集って、久しぶりに夜の街を歩いてきました。
まずは、トゥールのシャンゼリゼ・・・ならぬrue Nationale:リュ・ナスィオナル。



とてつもなく閑散としているのは、平日の真夜中、しかも雨降りだから。
もっとも、真夏でも夜中を過ぎれば殆ど人の往来はないんですけどね。 しょせん小さな街ですから。

毎年12月になると公開される子供向けの「動くショーウィンドウ」が意外に子供のみならず人気の、Paris やTokyoの「百貨店」に比べたら「八貨店?」と野次を飛ばしたくなるデパート:Galeries Lafayetteギャルリー・ラファイエット。
店名の看板が大きく掲げられた部分のスノウマンは、残念ながら動きません。
カニ道楽の看板みたいに、動いたら(動くんですよね?)良いのに。



毎年大小クリスマスツリー(Sapin de Noël:サパン・ドゥ・ノエル)が植えられる、街のおヘソ、プラス・ジョンジョことPlace Jean-Jauresに近づき、



仕事求めて地方に仮住まい中(あそうそう、トゥール界隈って、フランス一お給料が低い土地の一つなんですよ)の友人が一泊だけ戻って来た機会に時間をひねり出して食事に出かけた後のこと。
「久しぶりだから写真撮ろ〜!」
とはしゃぎ出すも、



明かり足らずブレるブレる・・・

真夜中(過ぎ)のトゥール・ツアー、続きは明日に。


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by mmetomato | 2008-12-05 03:57 | トゥール Tours
Paris:Apartment


Apartment アパートメントは英語。 仏語だと綴りが微妙に違って「Appartement」となり、発音もアパルトモンといった風になります。
もちろん、カタカナで記すには無理があって、近頃はフランスのアパートに関しては「アパルトマン」という表記が広まっているようです。

しかしこの略がまたややっこしいというか、英語を母国語とする仕事仲間とのメールで希にアパートという語が出て来ると(たまたま家の改装を手がけている仲間が何人か居て、そんな話の中で拾った記述)、共に仏語でやりとりしていても2通り:英語風「Apart」と仏語風「Appart」がごっちゃに共存し、中には住所表記に用いられる「Apt」なんて更なる略記も混じり、様々横行しています。

そんな「アパルトモン」ならぬ「アパルトマン」ことアパート、改めて、先月書いた内装の私撮影版をば。
先日の:http://www.paris-apartments-for-rent.com/jp/d/164.html



上のソファが確かソファベッドなのだったと思います。
ベッドで足りるので私は座る他には使いませんでしたが。
(もう私はここにはおりませんよ)

下は、ソファのある部分と一続きのサロンの窓寄りの食卓。
仕事に出かける前にメールチェックしていた朝なので、ゴチャゴチャとパソコンの線やら携帯電話の充電コードやらが散らばっております。
このアパートのネットに接続してもヨシ・・・なのですが、急いでいる朝ははもっぱら、ご近所さんのWifi 回線を利用して仕事用のコードでアクセスしていました。



扉(上の写真では開け放ってある)の向こうが寝室。



居間の窓寄りの一角がキッチンになっているのですが、キッチンの写真を撮り忘れたので無し。



このアパートへのアクセスの説明メールは、
「ドアコードXXXX、反応が遅いから2秒待ってから扉を押してね。 中へ入って右手階段を2階まで降りて・・・」
「Descendre(降りる)??? 地下室??」と驚いて、間違いだろうと即座に電話したら、
「いえ、降りるんです」
「は。サッパリ分かりません」

普通、建物のドアって地階にあるもので、不可思議でしょ?

謎解きは・・・
坂道が多いモンマルトルだけに、高台にあるこのお家、通りからの建物へのアクセスは建物全体を見ると高さの途中に飛び込む形になっていて、道沿いからアクセスすると地下に下って行くけれど、裏側建物を見たとしたらお部屋は2階だか3階だかにある、という形。 裏側(アパートの窓の向こう)は道じゃないので、裏からアパート全体を眺めておらず、結局一体何階に位置しているのか知らないままだったけれど。

先日も書いた通り、モンマルトルって悪いイメージがクチコミの類のガイドブックなのかウェブサイトなのかで語られているらしきことを耳にしますが、どうもね、私にはピンと来ない。

このアパート界隈はプティブルジョワ的のどかな住宅地。

パリに吸い込まれる前は1つの「村」だったことをしみじみ感じる「モンマルトロワ」の気配が大きなサークルで地域を包んで塗りつぶしているようなのどかさ漂い、サクレ・クールの向こう側へ回れば、先日の「壁から出て来る/壁に飲まれる男」の像やらアメリの八百屋さんやらこぢんまりした小道が多く、これまた夏と言わず秋冬でも風情あるお散歩が楽しめます。
馴染みの面々が集うのどかなカフェやビストロアリ、更に足を伸ばして賑わう繁華街に出てみても、そんなに危ない気配もなくて、居心地良いことこの上なくて、勢力的に「初パリ観光!」が目的でない限りは、ゆったりと心地良く滞在できてかえってパリ住まい的味わいを満喫できる筈。

パリにあってパリ専門に手がけている会社
http://www.paris-apartments-for-rent.com/jp/index.html
に、写してきた写真をアパートを出た後すぐにも送ったので、ひょっとしたらそのうち同じのが掲載されるかもしれません(「送ります!」とは約束したけれど掲載云々約束したわけじゃないので、されないかもしれませんけど)。

ちなみにオーナーさん曰く、「向こうの商店街(確かメトロのBarbes界隈からちょっと上がって来た所)でね、可愛いキルトがびっくりするくらい安く売っているのよ」だそうで、その後なんとなくその辺りと思しき地区に迷い込んだ夕刻、なるほど可愛いばかりでもなくて結構シックな落ち着いたデザインもあって、そのうちトゥールから遊びないし仕事ついでにいくつか買い出しに来ようかしら、なんて・・・
またいつ実現するやら分からない話。

ともかく、地元の人のちょっとしたお勧め情報を教われたのは有り難かったです。
モンマルトル住まいの人と近辺を歩き回る機会があった、というのもしかりながら。


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by mmetomato | 2008-12-02 05:12 | パリ Paris
秋のオアシス


顔を知らない、用件だけの極めてドライなメールでしか連絡し合うことのない仕事上のパートナーが幾人も居ます。
携帯電話がそこら中に散りばめられた時代、インターネットはびこる時代だからなのか、それで連絡が成り立ってしまうというのも、なんだかちょっと寂しいもの。
しかしお互い忙しい中、ブラブラと馬鹿っ丁寧な前置きで遠回りせずチャッチャと用だけ伝えまた受け取れるというのは、確かに便利なんですね。

中に一人、出会う早々共通の連絡先である第三者を介したトラブルがあり、どうも誤解が生じたらしくて何やら怒ってる、メール合戦を続けても余計に話がこじれるばかりだろうと電話した途端、顔は知らぬ&見えぬながらも仏頂面がありありと想い描ける声でザックリ文句を言われ、暫く話し合った挙げ句やっと誤解が解けて一段落した、なんて一件があって以来、双方ちょっと気を遣いつついたような相手がいます。

折しもパリへ出かける直前の祝日、「まさかあちらは今日は休んでいるだろう」と思いながら祝日明けた翌日返信をもらうつもりで朝一番に仕事メールを送ったところ、驚いたことにその日のうちに返信が届いて「また文句を言われる !?」とギョッとしたら。
「僕は好きな時に仕事してるけど、まさか君も今日も動いていたとは!」
「こちらこそ、知らずとはいえ休みの日に返信させちゃって悪かったわね」
などと妙な仲間意識が生じる余り、無駄話高じて勧めてもらったエクスポジション。



L'art de Lee Miller:ラール・ドゥ・リー・ミラー(リー・ミラーのアート)
テュイルリー公園のコンコルド広場寄りにあるギャルリー「Jeu de Paume:ジュー・ドゥ・ポーム」で、年明け1月4日まで開催されている写真展です。

幸いなことに暫く前にこの女性写真家についての小さな記事を読んだことがあって、写真家のマン・レイの弟子で元はモデル、当時の美女、そして雑誌記者 という大雑把な話は掴んでいたリー・ミラー。
その時点では、わざわざ作品を探して見るまでの興味はそそらなかったものの、不思議としっかり記憶にあったので、展示の名を受け取って即座に「見逃すまい!」と決めて、それはもうゴキゲンで出かけてきました。



建物に入る早々ギシェ(受付)でチケットを買い、側にあった写真集をぱらぱらっとめくり、「やっぱりあの写真家で間違いなし」と、ほんの僅か知っていた絵を本に見つけて会場に入ったのですが、2枚の写真がどうにも気になって気になって仕方なくて、説明の記載がないのをじれったく思いながらも丹念に眺めていったところ。
恐らく、常連客が多いためなのでしょうね、地方の田舎町の美術館などと違って受付では何も説明してくれなくて、私は私で想像もしてみなかった「ガイドツアー」がありまして、丁度頭の中に「???」をいくつも並べ始めたところで、入り口の辺りでガイドさんの声が。

そちらへすっ飛んで行って、ちゃっかりと10名足らずのグループの端っこに挟まって、改めて丹念に辿りなおしました。
お陰で、不可解極まりなかった上の2枚(の他にもあった謎の写真いくつかと共に)の説明にありつきながらもう一巡り。

上右は「La main qui explose:ラ・マン・キ・エクスプローズ」。
直訳すれば、爆発する手。 フラッシュでもあてたような手の辺りの光が命名の元とは想像がつくけれど、何故に光っているの? という私の疑問を晴らしてくれたのは、「光を放っている」んじゃなくて、毎日なのか幾度もドアノブに手をかけるこの女性の手の指輪がガラス扉に傷をつけたがたなのだそう。
この謎解きを得た時には、「ははぁん」と呟かずにいらせませんでした。 そこまで読めなかった・・・

上左下は「Le cou:ル・クゥ」、首。
モデルがリー・ミラー、マン・レイとの連名の作品。
こちらに対する私の疑問点は、モデルであり写真家であるリー・ミラーがオートポートレイトを写したのならリー・ミラーの作品、或いは彼女をマン・レイが写して彼の作品、という「どちらか」なら分かる。 なのにどうして連名なの? とこれまた気になっていたところ、ガイドさん曰く、「写したのは確かにマン・レイでも、肩の部分でカットするよう指示したのがリー・ミラーだったため、連名にするよう彼女が促したの」だそう。

全てを明かしてしまっては、展示を覗きに行く楽しみを壊してしまいそうなのでこれだけに留めておきますが、一巡りした後でガイドツアーに参加するのが一番かもしれません。
見たままを楽しんで、疑問を集めておいて、最後にささっと謎解きや撮影時のエピソードを教わる、という風に。

最後にフィルム上映が用意されていたものの(これはチケットなしでも見られます)、日暮れ前に済ませねばならないのっぴきならない用事のため断念して出て来てしまったのが悔やまれます。

帰宅した晩勧めてくれた主へお礼を伝えたところ、「ガイドは居なかったけど、45分のフィルムで彼女の生涯を詳しく説明していたよ」とのことで、やっぱり居残って観たかったと後悔煽られたのでした。
後でもう一回観に行くかもしれません。 暇があれば。

なぁんて書いていた週末、「噂をすれば」の表現通り、このエキスポジション推薦主から例によって例の如くまたメールが。 しかし今度は大陸を超えて「今ホーチミン・シティ。やっとメールにアクセスできたよ!」だそうで。
水曜から突然消息を絶ち(返事が来ないだけだけで、どこに居ようが知ったことじゃないのが現状ながらも)やむなく電話した時には、「今、パリを留守にしていてシンガポールなんだ。全然メール見る暇なくてさ」なんて言っていたと思ったら・・・


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by mmetomato | 2008-12-01 07:52 | パリ Paris