<   2008年 11月 ( 13 )   > この月の画像一覧
Paris:壁に飲まれる男


モンマルトルの一角にて。
アパートのある側からRue Gabrielle リュ・ガブリエル(通り名)を最後まで辿った先の道、Rue Ravignanから画家の集う広場としてモンマルトルの観光名所であるテルトル広場Place du Tertreに行きそうになりながら途中で折れてRue Norvins(通り)を辿ってちびりちびりと下って行った右手に、ひょっこり現れるのがこの人。



なんとなく、「制作者は“壁から出て来る”ように表現したかったのだろう」という気がするものの、どうにも私には「壁に呑み込まれ行く人」と見えてならなくて、真意のほどは分からないけれど、もしやこれは私の心に何か暗いもの、潜在意識に持つ不安か何かを表す反応じゃあるまいか? なんて、見当違いな方向に大真面目に考え込んでしまった、過去に探して見当たらず今回やっと見つけ出したアートです。



考え込んだと言っても、決してモラルが無かったわけじゃなく(というのは仏語表現だけだったかな? 言わんとするところは、気分的に沈没していたわけじゃない、ということ)、正反対で、ゴキゲンに街に繰り出す途中でのことです。

前に向き合ってみると、案外迫力がないもので。



遠のいてみると増々存在感が無い。

横ちょの道から眺めるのが一番。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-30 01:19 | パリ Paris
Paris:ゆらっとした窓


Rue Rambuteau リュ・ランビュトーで見かけた窓。
一見何てこと無いよくある窓のようなのに、ゆらっとした感じが、目立たないながらも眼に入ったらすっかり気に入ってしまって。



日暮れが着々と近づいてくる、そうでなくても芳しく無いお天気だったこの日。
Les Halles レ・アル界隈を巡った後、この日の最後の用事だったMarais マレ地区へ向かうべく歩いていた道中で出会したものです。
この途中にも寄るべき所があって、逐一メトロの階段を昇り降りするのが億劫なので、「ええい、歩いちゃえ!」と調子づいた挙げ句、それはそれはよく歩き、携帯電話に付いている万歩計を信じるならば朝から日暮れ迄延々パリ中心地をテクテク辿ることおよそ20km。



仕事上すべき用件だけならせいぜい10kmで済んだでしょうに、合間に寄り道せずにはいられない好奇心が倍歩かせたわけで・・・ この晩アパートに戻って、相棒や友人達からかかって来た電話を各々2分で済ませて23時にはへたっと眠り込ました。
トゥールじゃ、20kmも歩いたらブドウ畑の畝続く丘も通り越してよその町に辿り着いてしまうくらいですから、まあこれだけ歩くのに慣れていないんですね。
この程度でへたり込むほど年取ってはおりません。



建物全体が同じ窓でなくて、1階(日本で言う2階)の人だけが得しているような、なんとなくアンバランスな感じがまた私好み。

Maps Googleで、「rue Dauphine Paris」をキーワードに検索した上で「Street View」をクリックすると出て来るブラッスリーの写真からSud Ouest(SO)側の矢印を辿って44番地迄画像を動かして行くと、ほぼ同じ絵が出て来ますよ(マニピュレートが上手くできれば)。

ええと、私の「パリ観光」って、だいたいいつもこんな調子です。
モニュメントなどケロリと忘れ、妙なものを探し歩かずにいられぬものでして・・・


[PR]
by mmetomato | 2008-11-29 22:14 | パリ Paris
Paris:一番古いレストランその2


昨日書いた「La Procope ラ・プロコープ」は、パリ一古いレストラン/ビストロとして有名なのですが、ネットで「パリ一古いレストラン:le plus vieux restaurant de paris」とキーワード検索してみると、近頃真っ先に出て来る別なレストランがあります。
それがこちら。



Restaurant la petite chaise レストラン・ラ・プティットゥ・シェーズ。
Petit / Petite プティ/プティットゥは小さい、Chaise シェーズは椅子(女性名詞だから形容詞も女性形でpetiteになる)、つまり「小さな椅子」という意味です。

昨日のプロコープの方は、なんとなく程度にどこかで昔話を聞いていたものの、知り合いのパリジェンヌに場所を教わったのは割と最近のことで、「行くならついでに私のブログようにも写真を撮って来てくれない?」なんてチャッカリした依頼と共にやはりプロコープが最も古いとされていることを彼女に確認した今回、出かける前夜に何か逸話でもあろうかとネットで検索したら別な説が出て来たので、「じゃ、ついでにそっちも見てこよう」となった次第。
彼女は知らなかったそうで、「ついでにじゃそっちも撮って来て」とのことで、ちょろっと小雨に遭いながらいくつか写してきました。



場所はパリ7区、36 rue de Grenelle:グルネル通り36番地。
サン・ジェルマン地区、ブルヴァール・サン・ジェルマン Boulevard St.Germain(サン・ジェルマン大通り)から南寄りに少し引っ込んだ割と静かな通りにあります。

ウェブサイト:http://www.alapetitechaise.frの記述を信じるならば、「1680年、ルイ14世時代創設」なのだそう。
なるほど数字を見る限りじゃ、確かに1686年というプロコープより6年古いってわけね。

「テーブル Table(ターブル)」が「お食事処」の代名詞であるフランスにおいて、店名が「椅子(小さな)」っていうのはなんとなく皮肉なようなユーモアのような微妙なところですが、レストランのウェブサイトのプレスリリース紛いの記事で、「La Procope ラ・プロコープやLa Tour d'Argent ラ・トゥール・ダルジャンに比べたら知られていないけれど・・・」という前置きのもと、やっぱり「パリいち古いのはウチだ」と主張しています。

真実のほどは如何に?


[PR]
by mmetomato | 2008-11-27 08:46 | パリ Paris
Paris:一番古いレストラン


先日の「カエル屋さん」からさほど遠く無い辺りに、「パリで最も古い」とされるレストランがあります。
St André des Arts サンタンドレ・デザールのほぼ歩行者天国紛いの小道からアクセスできるギャルリー(ギャラリー、通路)、Cour de Rohan クール・ドゥ・ロアン。



細い通路に入り込むとすぐ分かる、綺麗な外装のこちらが、その「パリ一古い」とされるレストラン「La Procope ラ・プロコープ」です。

看板によると1686年創業。



こういう看板ってもう私にはirrésistible ! カメラを向けずにはいられない。
いつか(例によって例の如く、イツカと言っているうちは実現しないっていうのは事実かも)、手元にありったけの看板の写真をかき集めてズラッと並べてみようと思っています。
特にヨーロッパの看板って、文字が読めなくても何だか分かるようにとの配慮なのか、動きがあって分かり易くて、ある意味類似しているものの個性的な看板が多いんです。
昨日の「エスカルゴ屋」さんや「カエル屋」さんもそうでしょ?

つづきはこちら
[PR]
by mmetomato | 2008-11-26 16:16 | パリ Paris
Sous le ciel "gris" de Paris


カエルに続きエスカルゴ、「フランス人ってゲテモノ食いなのよ」なんて思わせようという魂胆ではございませんが・・・ 馴染み無い人にとっては、そう思うのもやむないかも?

夏に写した分です。 まだ8月だったというのに秋めいた涼しさだったこの朝、パリの空はやや曇り気味だったものの、昼が近づくにつれて晴れ行き、午後は涼しいのにとびきりの快晴の心地良い週末でした。
まだちょっと残っている朝の雲が頭上に居た時、「雨が降ったら動き出しそうだわ」と見上げていたのがこちら。



「ダリ美術館の入り口です!」
なんて断言したら、知らない人の半数は納得して頷いてくれるんじゃないかしら。

大きなのはさておき、表看板にへばりついたエスカルゴ達、なんだかこちらへズンズン近づいて来そうじゃありません?
美術館じゃなくて、エスカルゴ(かたつむり/でんでんむし)料理で知られるレストランです。



L'Escargot Montorgueil:レスカルゴ・モントルギュイユ。
かなりの有名店で、創立1832年。
プルースト(Marcel PROUST)やコクトー(Jean COCTEAU)が通ったとかをちょいと鼻にかけたシックめの内装で、メニュー(フランスでMenuと言えばセットメニューよ。お品書きはCarteキャルト)がランチで25ユーロ、ディナーで30ユーロ。
この立地と内外装も含めて考慮すれば、ほどほど安いと言えましょう。 国内に住んでいる身には高いけれども。

エスカルゴもベーシックのブール・デスカルゴBerre d'escargot(ガーリック&パセリたっぷりのバター)からちょっと変わったソースでグリルしたり、一応看板に掲げているだけあってチョイスはあるものの、それだけでもなくて、ビストロやレストランにありがちなメニューも少々気取った名前で並んでいます。
観光客泣かせ以上に通訳泣かせのお品書きがね・・・
私は、公私ともに一度も入ったことはありません。



高いばっかりであんなとこ、行くもんじゃないわよ というパリジェンヌ(男性からはまだこの店情報を聞いたことナシ)数人の意見を聞いたものの、ワインの品揃えは良いらしいです。
対応できるお財布があればね。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-25 06:02 | パリ Paris
Paris:Froggy(フロッギー)


パリ、サン・ジェルマンからサン・ミシェルに続く、車がやっと一台通れる程度の道、Rue Saint André des Arts リュ・サンタンドレ・デザールの途中を北側、セーヌ川沿いのQuai des Grands Augustins ケ・デ・グラントーギュスタンへ結ぶRue des Grands Augstins リュ・グラントーギュスタン・・・ 段々ややこしくなってきましたが、要するにサンタンドレ・デ・ザールから折れて入るグタントーギュスタン通りで見つけた「カエル屋さん」。

イギリス人によるフランス人の別名は「Froggy フロッギー」、それはフランス人がカエルを食べるから、なんて話が有名な通り、そうそう日常的にチキンやビーフ程に食べられるものでもないながら、それは正しく事実で、今でも田舎の方では釣って来てまで食べる人が居ます。
そしてこの「カエル屋さん」は、カエル料理をスペシャリテとするレストラン。



この近くのギャルリーに写真を撮りに行くついでに、小道を覗いて歩いていた時に看板を見つけ、アオガエルやらアカガエルやらのスマートなフォームが好みの私としては、この看板に引き寄せられぬ筈はなし。



店名はそのまま、「restaurant La Grenouille レストラン・ラ・グルヌゥイユ(ザ・カエル!といったところ)」。
表に張り出されているメニューカードによると、1ページ分がカエル料理、でもカエル食いに連れられて来たは良いけどカエルは食べられない、なんて人が居ても大丈夫なように(?)、もう1ページは普通のお肉料理等がズラッと並んでいるので、カエルだけしか食べられないわけではありません。

ちなみに私も、好物ではありませんが、年に一度位、ふと気が向いて、冷凍のカエルの下半身を買って来て調理することがあります。
ブルターニュ生まれの知人曰く、「子供の頃よく釣って来たよ。ストッキングの端切れに糸を付けて垂らすと、食いもんだと思ってかぶりついて離さないものだから、ホイホイ釣れるんだよね。ただ、皮剥いたりは全部お婆ちゃんにやってもらって、僕は取って来るのと食べるの専門だった。美味いよね」だとか。

何故イギリス人がフランス人を「カエル食い」と決めてかかるのか知りませんが、スペイン人も結構食べる食材です。 日本でも、マイナーながら、ウシガエルを食べますもんね。 ちょっと山に入らないと見当たらないながら、アカガエルもでしたっけ?
魚程度に生臭味が少しあるながらも、淡白な風味で、決して不味くありません。
とびきり美味しいので断然食べるべし! と言うほどでもないけれど。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-24 02:01 | パリ Paris
Paris : 雲に霞むエッフェル塔


正に晩秋らしく、お天気芳しくない中、エッフェル塔迄雲に頭を突っ込んでいます。




A la place de la Concorde コンコルド広場にて。

ちょっと疑いつつ確かめてみたら、やっぱりどこかで昔聞いたように、エッフェル塔よりも東京タワーの方が背が高いんですってね。
高台からパリを一望してみると、がらんとした低い建物の間につんと立っているので、よほど背が高いように見えるエッフェル塔。
反して東京タワーは辺りの建物に埋もれて、近くを歩いてもさほど存在感が無くて、実際より小さく見える気がするのだけれど。

いずれも、一度もまだ登ったことがありません。

折しも先日友人と、
「その気になればすぐ行けるって思っちゃうから、絶対登らないのよね。いつかパリを外国人観光客みたいに観光しよう!」
なんて言いながら、
「あのさ、“いつか”って言ってるうちは、まず実現しないものなんじゃないの?」
一人の冷めた声に、にわかに沸いた「パリ観光旅行計画」は、しゅわんと萎んでしまったのでした。

それにしても、たかだか300mだかの上空に雲があるなんて、なんとも空の低いこと!
てっぺんは324mだそうですから。
曇って、もっと上の方にあるのかと思っていました。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-23 03:14 | パリ Paris
Paris:アパートメント


色々と嬉しい出会いに恵まれているこの頃で、秋は毎年どことなくメランコリックな気配を感じて正に「芸術の秋」を楽しむにはピッタリなシーズン! と善かれ悪しかれ色々な意味で敏感になるのだけれど、どうも今年はいつもと違ってワクワクしっぱなしでいます。

先日、ゲストブックに、私のサイトをしばらく前から楽しんで下さっていたという方が偶然にもトゥールに越して来られた、なんてお話がありましたが、パリもまた面積だけならず世間が小さいもので、知り合いの知り合いが共通の知り合いだった、とか、出会った人が知り合いの知り合いで一緒くたに出会した、なんて偶然がいくつか重なり、増々ああやっぱり世界は小さい! としみじみした近頃。

自らアパートを借りた矢先、知人から「“リュックスでデザイン”なアパートの賃貸物件があるんだけど?」と打診を受け、興味津々で見せてもらうも・・・ むしろ「キッチュでファミリアル?」とうっかりこぼして膨れっ面されつつも、残念ながら私は不動産を売買したり賃貸する資格はないので知人に取り次ぎ、チャッカリ見物だけ楽しんできました。
そんなことから話が高じて得た情報。

賃貸アパート、それも短期貸しだと、ポッコリ穴があると値下げすることがあるのだそうで。
日本から来る人は綿密に計画を立てて何ヶ月も前にしっかり予約を入れるんじゃないの? と言いつつも、綺麗な写真なら、ブログ用の写真が用意できない時にでも載せてあげてもいいわよ、なんて話が発端です。



オペラ界隈にある短期ステイ向アパートが11月27日〜12月8日迄特別価格とのこと。











このスタイルの洗面台、デザイン製が高くて人気だけれど、
自宅にあると結構掃除が面倒なのよね・・・











専門家でもあるまいし、こんな所に載せたところで反響なんて期待できないと思うわよ、とは言ってありますが、写真が綺麗というか、私好みの赤や微妙なブルーが気に入ったのでついオッケーしてしまいまして。
というわけで写真だけずらっと並べましたが、「お値段がウン%引き」と所有者に聞かされているものの、売り価格がどうなるのか私にはよく分からないので、もしも興味ある人がいらしたら、私じゃなくて写真に添えられているサイトのURLで尋ねて下さい。
お部屋や備品の詳細等は、同じサイト(お借りして来た写真のある日本語ページが次)にありますので。
http://www.paris-apartments-for-rent.com/jp/d/132.html

今後またこういう機会があればお呼びがかかる可能性大。
夏に利用した機会に、便が良いので「皆さんに勧めておきます!」と言い残して右のバナーを記載して以来、これまた偶然の不思議なところで、不動産関係にご縁が増えましてね。
いつ声がかかるか分からないところが、ラストミニュットディスカウントなので、飛び込んで来てのお楽しみ・・・
というか、私がパリに来る時チョッキリに当たって欲しかったわ。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-22 05:49 | パリ Paris
Paris:メトロのバレリーナ

No comment ... m'nfin, presque. 
(ほぼ、ノーコメント・・・)



女性です。
ballerine ?(バレリーナ?)


男性です。



上の男性、見た目はま〜ったく普通の人で、ふと視線を落として眼に入ったのがこの図。
コートのポケットから携帯電話を取り出し、チャッカリ写しちゃおうと思ったら男性、もぞっと動いて足を開き、「ああ、シャッターチャンスを逃しちゃったか」と電話(カメラ有の)を戻そうとした途端、まるでミリ単位で決まっているみたいに、チビチビと爪先を丁寧に内側に折り畳んで、足を元通りにしてこのままずっと座っていたので、もう可笑しくて可笑しくて・・・

ヘラヘラしつつ、私は下車駅を待ったのでした。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-19 07:01 | パリ Paris
Paris:メトロのバレリーナ

No comment ... m'nfin, presque. 
(ほぼ、ノーコメント・・・)



女性です。
ballerine ?(バレリーナ?)


男性です。



上の男性、見た目はま〜ったく普通の人で、ふと視線を落として眼に入ったのがこの図。
コートのポケットから携帯電話を取り出し、チャッカリ写しちゃおうと思ったら男性、もぞっと動いて足を開き、「ああ、シャッターチャンスを逃しちゃったか」と電話(カメラ有の)を戻そうとした途端、まるでミリ単位で決まっているみたいに、チビチビと爪先を丁寧に内側に折り畳んで、足を元通りにしてこのままずっと座っていたので、もう可笑しくて可笑しくて・・・

ヘラヘラしつつ、私は下車駅を待ったのでした。


[PR]
by mmetomato | 2008-11-19 07:01 | パリ Paris