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ポティマロン Potimarron


8月末辺りには、既にちらほら見かけ初めていたものの、カボチャの中でも「栗カボチャ」に関しちゃより厳しい私は、よくよく熟したのが出て来るまで「もう1ヶ月の辛抱だわ」と言いながら・・・ やっぱり誘惑に負けて今月半ば辺りには、よくよく選んで既に2個ほど平らげていました。

「Potimarron ポティマロン」、文字通り栗marron カボチャPotiron。
妙に水っぽい欧米のカボチャ(Potiron ポティロン、Citrouille スィトゥロゥイユ)の中でほぼ唯一、日本のカボチャに大分近いポックリした食感が楽しめる種類です。



久しぶりに出かけた日曜のマルシェで、とても色良く熟した顔したのを見つけ、丸ごと1個買おうか半分にしようか迷い、片っ端から熟し具合を(こっそり、皮に爪を立てて)確かめた末、完熟でもなさそうだったので半個だけ。
でも、いざ火を通してみたら、見事に太陽を浴びて育った粒らしくて、この辺りで見つかる割と美味しい栗カボチャの中でもトップクラスでした。
「こんなことなら丸ごと1個買えば良かった・・・」
と呟いても後の祭り。 当たるも八卦当たらぬも八卦。 1個買ってがっかりするよりは、もう半分買い逃した方が悔いは少ないかな。



ひとまず蒸かしてから使い道を考えよう、とル・クルーゼの厚底鍋にお水を張って火にかけて。
今年は8月半ばに既にちょっと秋めいた気配が漂い始めていましたが、今時分になるともう辺りはすっかり秋の香りなので、やはりこの時期断然食べたくなるのが「Tarte potimarron」ポティマロンのタルト。
普通のカボチャでも作るんですけどね。 素材の味が凝縮されたポティマロンなら格別!



半分全て、1キロ弱を一気に蒸かしたので、タルトの残りは、丁度同じマルシェで買って来たフレッシュミントと共にサラダに。
カボチャとミントの組み合わせが好きで、これもぽっくり質感の栗カボチャを見つけると、また、日本でもよく作ったものです。

今回は、ふと思いついて茶巾絞りに。
一口でパクッと食べられるサイズにし、お肉もお魚もなく野菜ばっかり仕入れて来た週末の、チーズに目を覆えば完璧ヴェジタリアンの夕ご飯のおかずの一つ。

ただ、茶巾絞りを2つ作ったところで、「ああ、これだけポックリカボチャなら、ニョッキにすれば良かった」と、少々の悔いが生じましたが・・・
来週また同じマルシェの同じ農家直売を訪れて、丸ごと1個買って来ようと思っています。

上の、カボチャの茶巾サラダ、この後サイトにレシピ追加します。


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by mmetomato | 2008-09-29 01:07 | 食材
フレーヴァー・ティーバッグ


一時期色々買い集めていた、フレーヴァー・ティーのティーバッグ。
近頃また、国内での人気アップ中のようで、各社こぞって新商品を出しています。
しょせんティーバッグ、しょせん合成の香りだからと、ここ数年は缶入り茶葉かティー専門店のもの以外には見向きもしなかったのですが、私もついに、新商品シリーズの誘惑に負けました。

中でも気に入っているのがこちら。



「5 fruits rouges:サンク・フリュイ・ルージュ」、「5つのベリー」で、種類や数はさておき、「Thé aux fruits rouges:テ・オ・フリュイ・ルージュ(赤いベリーのティー)」なんていうのは、今やここのフレーヴァーティーのスタンダードです。

お茶というものの人気度、それこそイギリスやインド紅茶から緑茶緑茶、日本の緑茶、はたまた更なるマニアでパリに住んでいたりすると抹茶にまで手を出すくらい、ここ最近の「お茶」の注目度からして、フランス人の間で高まっているので、それに便乗しようという各メーカーの魂胆もあるのでしょう。

Liptionって、私の好みから言うと茶葉自体に風味がないのでずっと避けていたのですが、この5つのベリー・ティーは、香りにくじけました。 いえ、くじけたのはLiptonを拒否することにであって、香りに対しては見事に誘惑に負けた形です。
オフィスに、保温ポットにこれをいれて時々持って来る人が居て、午後の彼女のお茶タイムになると室内に香りをプンプンさせていて、その香りの良さに数人誘惑されて「買っちゃった」なんて聞いてはいたものの、私は「Lipton嫌い!」とレジスタンスを続けていたのに。

相変わらず「紅茶」としては全然美味しくないけれど、いやはや、大半は合成だろうとは知りつつも、結構幸せな気分に浸れるミックスベリーの香りなんですよ。

同じシリーズにもう2つ、気に入っている、でもかなり妙なお茶があるので、そちらもまた後日登場させます。


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by mmetomato | 2008-09-25 07:05
モツ煮の後のデザート


デザートは3種類、日替わりなのかは、初めて行ったレストランなので分かりません。
旅行者にもオススメしたいのだけれど、記載がなくて3品口頭で伝えてくれるだけなので、英語でコミュニケーションしたい人に応対してくれるのかが分からないと、オススメのしようがないのが残念なところ。
後日また行ったら、尋ねてみようかと思います。

・Sorbet ソルベ(シャーベット)
・Blanc manger aux pruneaux ブラン・マンジェ・オ・プリュノー
 (フランス版パンナコッタのようなもののドライプルーン風味)
・Fondant chocolat & crème caramel フォンドン・ショコラ&クレーム・キャラメル
名前は、聞かされたその通りじゃありせん。 おおよそにしか覚えていなくて。

大分前から私のサイト(殊にゲストブック)を注意深くご覧の方なら、きっと、
「あははん、TOMATOがショコラのデザートを外すわけがない」
と言われるかと思いますが、今回は私には珍しくブラン・マンジェをチョイス。

こういう、家でも作れるようなものをよそで頼む気になれなくて、しかもFondant chocolatってピンからキリまであって、使うショコラによってもかなり風味に幅があるのためハズレがとにかく多くて、今じゃかなり用心して頼まないか、或いは、「料理はあの程度と分かった、ではデザートまでちゃんと手をかけているのか?」と気になる余り頼んでしまうかのいずれかで、悔しいことに、私にとってはある意味賭けのようなチョイスでわざわざ選んだ時に限って外れるものなので、そろそろ懲りて頼むのを止めているところ。
加えて、ショコラにキャラメルを合わせるなんて、チョコレートバーじゃあるまいし、ショコラが美味しかったらなおのことキャラメルに邪魔をされてしまうから、と、普段レストランではまず滅多に頼む習慣のないソルベと共に外したら・・・



実は、そのショコラ(上)が、大当たりでした(案の定の賭け失敗)。
キャラメルソースは、濃厚な香りの割に味わいとしてはクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)で伸ばした風で、香りに比べるとやや薄味なのが少々の難(ほんの微々たる点にこんなこうるさいこと、とは自覚しております)なものの、あまり他では出会えない味で、一見の価値ならぬ一味見の価値アリ。
Fondant chocolatは、半生焼け風焼き菓子かと思ったら、実はMousse au chocolat ショコラのムースのようでしたが、どうでもいいショコラを使ったわけではない風味で、超上質!とまでは言わないけれど、お腹に余裕があれば喜んで注文したい味。
しかも、私が恐れていた「ショコラ・プラス・キャラメル」じゃなくて、同じお皿ではあれど各々分けて盛りつけられているので、それぞれを単品的に味わうこともできたのでした。



私が頼んだのは、プラム入りのブラン・マンジェ。
「んんん、プラムが邪魔」
と思った以外は、シャンゼリゼのカフェで出すようなデザートよりは遥かに上、でも、飛びついて食べるほどとびきりのブラン・マンジェでもなし、二流クラスのレストランが頑張ったレベルかな。
こういうのが好物な人には、お勧めです。
家で作りたくはなりましたね。 そのうちやってみます。


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by mmetomato | 2008-09-24 01:43 | デザート
フランス版モツ煮


これです、私の数ある大好物のひとつ、Tripoux トゥリプゥ。 Tripesの煮込み、モツ煮のようなものです。
臓物料理と言うと、日本でもフランスでも「ゲ〜ッ」と言う人が多いものの、鮮度が良くて適切な調理を施した質の良い素材のセンス良い仕上がりなら(いささか条件が多いんですけどね)、臓物類特有のウッと来る臭みなどなくて、美味しさが残るもので、好きな人ならきっと頷いてくれる筈。



デジタルカメラを出さずに、普段あまり使わない電話のカメラで撮ったので、どの辺にピントが合うのかピンと来ず(駄洒落目的じゃございません)、この日やっと、願うよりもう少し遠くにピントが合うことが分かったばかりなので、少々ボケておりますが、上がそのトリプゥ。
子牛と羊の胃で、ニンニク、玉ねぎ、ハーブ類と共に、やはり内臓に近い部分のお肉のかけらも含めて包み、じっくり1/3日程はかけて調理する、煮込み料理です。
ソースはワインにお野菜の旨味たっぷり。

私の好み以上に、恐らく一般的な舌にも塩味強めだったので、後でひどく喉が乾いたものの、味わいは抜群。
レストランで満足できる味に出会ったのは久しぶり! と大喜びしていました。
元々レストランへ行く機会って、近頃はめっきり少なくなったのですが、過去に食べたものの味をかなりよく覚えている私は、美味しい物の記憶が増えれば増えるほど、それを上回る美味しさのものが減って行くような気がしてならず、「よそで “これをまた食べに来る!” と思うほど美味しいものに出会っていないわ」と、年々、微々たるものながら不満が募る一方で、近頃じゃ「その辺のレストランより、友人達の手料理の方がずっと美味しい」と思うほどなので、より喜び大だったのもありますが、味にはうるさい私が言うんだから美味しいのよ、と断言したいくらいに。

しかし、上記の通り塩味きつめなのがもの凄く難でした。
ちょっと間を置いてから、また食べに行かなきゃと思っているところです。
プロとはいえシェフ等も人間ですから、ちょっとミスすることって、どうしてもありますものね。 味にはうるさいけれど、プロにはとても及ばないにせよ私も毎日料理をする身、いつでも100%完璧にあれる筈がないのは、分かるから、また食べに行って同じだったら「濃い味傾向」と断言するかもしれないけれど・・・

このお料理に関しては、トゥールーズ辺りというよりももうちょっとだけマシフ・ソントラルと呼ばれるフランスの真ん真ん中へ近づいた、オーヴェルニュ地方の郷土料理として知られるものです。
お品書きにはその辺り風料理も少しながらあって、前回書いたCassoulet カスレ(カスゥレ)によく似た名の「Cassoulade カスゥラードゥ」とは一体何ぞや?と尋ねてみたら、「白インゲン豆をレンズ豆に代えたカスレです」とのことでした。
美味しいことはもちろんながら、知らないことを教えてくれるレストランって、星半個加えたくなるくらい嬉しいものです。 それだけ、サービスの人もお料理に通じているということとも理解できる場合も多々ありますしね。

同行者の一人が頼んだのは、ステーキ。
網焼きのステーキ自体は、普通の肉だったそうですが、「美味しいから食べてみろ」と言うので味見させてもらった「Sauce à la moutarde violette ソース・ア・ラ・ムゥタルドゥ・ヴィオレットゥ(紫マスタードのソース)」が、確かに美味しかったです。

フランス語で、紫のことは(色々表現がある中で1つ)ヴィオレットゥVioletteと呼ぶのですが、スミレも同じ名が使われます。
ヴィオレットのマスタードと書かれているメニュー、果たしてそれが「スミレ風味」のマスタードなのか「紫色」のマスタードなのか? と疑問で、尋ねてみたところ「紫のマスタード」とのこと。
マスタードにも今じゃもの凄く色々なフレーヴァーがありまして、スミレ風味があってももはやさほど驚くに値しないのですが、紫色のマスタードと言えば私には、真っ先に想い浮かぶのが、全国的にそう知られているわけではないけれど、Moux de raisinsムゥ・ドゥ・レザンと呼ばれる、ワイン用に絞った葡萄の搾りかすの汁を用いたマスタード。 葡萄の搾りかすは、粕漬けのような感覚でチーズの醸造に用いられることもある、いわばリサイクル素材。
赤葡萄ベースを使えば、おのずとややボルドーカラーのマスタード、つまりちょっと紫がかったような色になるんです。
ですから、このステーキのソースも、クリームが加わるのでスミレ色に近い紫色でした(写真を撮れば良かった。上の写真でグラスに実以後とに隠されてしまっています)。

ランチだったので、アントレ抜きに直にメインにアタックし、デザート&カフェがこの後続きます。
デザートは次回。


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by mmetomato | 2008-09-22 00:59 | 料理
トゥールのレストラン


パリからちょっと戻って来て、私には珍しく、トゥール市内での外食。
日本から人を迎えたので、出かけたレストランにて。

いかんせん我が家、相棒がケチな上に「よそじゃ食べられないものを家で色々楽しめるのに、なんでわざわざ高いお金払ってよそで食べるわけ?」なんて言って退ける人なので(料理もしない)、市内で外食と言えば誰かに誘われてのことくらいで、それもやはり家でのお食事会が多いので、結局殆ど機会がないんですね。

おのずと普通は、人を迎えたら家でおもてなしするものなのですが、買い物も料理も、する暇がなかったので、半ばは「シメシメ、久々に市内で外食できる!」と思いながら、行き先を選んだのはモチロン私です。



トゥールには、伝統的な手工業組合があって、そのアトリエすぐ脇にある同系列のレストランがここ。
フリーメイソンはびこる土地としても国内じゃ知られるこの街において、この手工業組合の類もその一系列。 閉鎖的な組織ではあるけれど、レストランは一般客も迎えているので、誰でも利用することができます。
そういうレストランがあるということは、市内でも割と知っている人は多いものの、案外足を踏み入れる若い人って少ないようで、実はそんなに高くて気取ったお店でもないので、特別正装しなくても、オフィスへ出かける仕事着程度で気軽に入れる所。


コンパニヨンと呼ばれる職人達は、様々居る職人の中でもエリート扱いなので、かな〜りお高くとまった輩も多いものの、レストランでは裏方なので、そんな様子を目の当たりにすることもなし、まあ、普通のレストランです。

ちょっと変わっているのは、トゥールにありながらスペシャリテがSud Ouest スュッドゥ・ウェスト、フランス南西部料理であること。
日本の人にかなりの確率で「トゥール Tours」とごっちゃにされる「Toulouse トゥールーズ」を含むフランス南西部の料理と言えば、カスレ Cassouletやフォアグラ Foie Gras、鴨やガチョウのコンフィ Confit de canard ou d'oie。
カスレというのは、脂で煮込んでそのまま脂漬けにした鴨又はガチョウを、その脂も少し加えて白インゲン豆をベースにお野菜いくらかと共にじっくり煮込んだ、それはそれは腹持ちの良いお料理。 フォア・グラは、恐らく大分知られていることと思いますが、ガチョウないし鴨に飼料を詰め込み食させて肥大させた肝臓及びそのお料理のこと。

これらの他に見つけて、私が飛びついたのが、「フランス版モツ煮」の一種と言いたくなる1品でした。
こういうのは好きずき別れるかと思いますが、元々好き嫌いが無いどころかかなりの食材幅広く好物が散らばっている私の、数多い好物の一つでして、見つけたら他へ目が行かなくなってしまい、当然の選択でした。

そちらについては次回に。


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by mmetomato | 2008-09-21 08:16 | 食材
モンマルトルに見つけた「和」


サクレ・クール Sacré Coeur のすぐ近くにあるモンマルトル美術館 le Musé de Montmartre。
そういう名のミュゼ(美術館ないし博物館)がある、ということは知っていたものの、では一体何が展示されているのかと言うと、サッパリ知らなかった私。
探してみたら、オフィシャルサイトがありました:http://www.museedemontmartre.fr/



さささっと冒頭を斜め読みすると、「生活博物館?」と思いたくなるものの、どうもこの地にゆかり深いユトリロ、ルノワール、プルポ、ロートレックなどの作品展示があるらしいです。

そんなことはつゆ知らず、危うく素通りしようとしたものの、やっぱり気になるので側で立ち止まるも、ご覧の通り入り口脇に掲げられた説明書きにへばりつく人が常に居て、後で戻って来て読めばいいわ と再び通り過ぎようとしたところで、ちらっと見えた中庭の雰囲気が良さそうなので、ふらふらと引き寄せられてみれば。

「あら〜、なんだか和風な雰囲気!」


この(上の写真)、一体何処が和風?
と言われるでしょうね。

多分、私がトゥール界隈からのこのこやって来たがための印象だったのではないかと思います。
予報では雨と言われていたこの日、確かにもうしばらくしたら降り出すだろうなと思しき空の下、既に雨に降られた後のようなグリーンが小さなスペースにギュッとまとめて植えられているのが、なんだか日本の古い民家のお庭のように見えたから。

「フランスの庭」なる別名を持つトゥール及び同街を中心とするトゥーレーヌ地方には、確かに緑は沢山あって、街はその別名に見合うようにと誇らし気に、でもきちんと力を注いで市内のお庭や主要な植え込みの手入れをしているのですが、いかんせんのどかな地方都市だもので、スペースは結構あるんですね。
だから、植え込みもあまり「凝縮しました」という雰囲気でない。

そういう景観に慣れた眼には、こういう、狭いスペースに沢山の、しかも水に恵まれた風な緑がわっと植えられているのが、やはりスペースが限られた日本のお庭の雰囲気に見えたのでしょう。

今回は入らなかったけれどこのお庭、ネットで見つけた写真を見る限りなかなか綺麗な所のようなので、いずれきちんと訪れてみようかと思います。
日本から来ると「今見ておかないと」という気になるんだけど、下手に近すぎるトゥールからだと、「またね、そのうちね」と後回しにすることが多くて・・・
パリに住む人よりは、「たまの首都だからはしゃげる」田舎者特典もあるのだけど。


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by mmetomato | 2008-09-20 05:54 | パリ Paris
パリで作られるワイン


昨日のお昼ちょっと前の、トゥールのローカルラジオニュースによれば、いつの間にかとっくに葡萄を収穫して、今年も早々と「ベルナッシュ」が市場にお目見えし始めたそうです。
ベルナッシュというのは、ワインになりかけの、発酵し始めた葡萄ジュース。 発酵が進むそのままを瓶詰めしてある飲み物なので、破裂しないよう、フタにはわざわざガス抜きようの穴があけられた状態で売られる、この時期のワインの産地ならではの季節の風物詩です。

このページでは相変わらずまだパリに居るので、トゥール界隈はさておいて、本日は、首都の「ワイン畑」。
パリ市内でも、ワイン用のブドウが育てられてワインが醸造されていまして、久しぶりにこの街のブドウ畑を覗いて来ました。
カメラに納めたのは初めて。



これも、モンマルトル界隈です。
8月半ば過ぎの国営ラジオで、そろそろワイン用のブドウ摘みが話題になっていて、まだ真夏の盛りな気分でいた私は「え、もう9月!?」と驚いたものでした。 8月って、半ばを超えると過ぎるのがもの凄く早い気がして。

トゥーレーヌ辺りでは9月半ば頃からぶどう摘みが始まり、そこら中が産地なので、ブドウ畑の合間の県道を車で走っていると、摘み取り用のトラクターを先頭に渋滞していたりします。



ごみごみしたパリですから、モンマルトルのブドウ畑は小さな小さな畑。
坂道2つRue Saint Vincent リュ・サン・ヴァンソンとRue des Saules リュ・デ・ソール、2つの石畳の小道に挟まれて、向こう側にサクレ・クールとちょっとしたお屋敷を背負った斜面にチョコンと植えられています。

毎年10月初めにはブドウ摘みが行われ、摘み取られたブドウはこの地区の管轄であるパリ18区の市役所で圧搾され、ワインとして醸造されるのだそう。
毎年700本程度が作られるとかで、それらは競売され、売上金はこの地区貢献に用いられるのだとか。

この辺で過ごした画家達が親しんだワイン というのが売りだそうで、味の方はどうなんだかと思うものの、限定販売だけに人気はかなりなのではないかな。




もう大分色づいていて、この調子じゃ10月迄、ぶどうは待ってくれないんじゃ・・・?
と思ってカメラを向けていたら、通りかかった旅行者風でもないフランス人マダム二人が、
「あらぁ、腐っちゃってるじゃないの」
「病気なんじゃないの?」
「私に聞かれても知らないわよ、飲むの専門でブドウの木のスペシャリストじゃないもの〜 ウフフ」
確かに、腐った房もありましたが、結構陽当たり良く元気そうな房も多々あります。

そうそう、モンマルトルとワインと言えば、すぐ近くに、この畑のではありませんがワインのオマケ付お料理レッスンを楽しめる人気のシャンブル・ドートがあります。 B&B(ベッド&ブレックファスト)。
後日その、とっておきのシャンブル・ドートを紹介します。


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by mmetomato | 2008-09-16 22:14 | パリ Paris
モンマルトル:テルトル広場その2


先日書いた通り、観光客のみならず画家が集うことで知られるテルトル広場 la Place du Tertre。
自作の絵を立てかけた板にいくつも掲げて売りに出す傍ら絵を描く画家も居れば、似顔絵を書いてお金を稼ぐ人達も多々います。



おお、結構似てる!
一度こういうの、描いてもらってみたいものだわと思うんですけどね。似顔絵を描いてもらっている人までなんだか見世物になっている気がしなくもない。
けれど、眺めるのもまた楽しいもの。

昔、ブリュッセルの、あれは証券取引所脇のカフェでだったかな、テラスで友達と延々語らっていたら、通りかかった人に何やら紙を突きつけられて、
「これは君だ」
鉛筆画で、全然似ていなかったけれど、同じカフェのちょっと先の席に居た人で、手持ち無沙汰だったのか似顔絵を描いてくれたそうで。

喜んで良いやら、かなり戸惑った一件だったけれど、変な人ではなかったようです。
捨てるわけにも行かず、多分今も、私が手がけた当時のデッサン類と一緒に箱に収まって実家の押し入れにある筈。



実写的な似顔絵も良いけれど、上のような風刺画的なのが面白い。
このお兄さん、若奥さんなのかガールフレンドなのかが脇で笑い転げているにも関わらず、私がカメラを向けて「撮って良い?」と尋ねるにも関わらず(これにまた、とっても明るい彼の伴侶は大笑い)、ウンともスンともいわずクソ真面目にモデルに徹していました。
よく見るとお兄さんもなかなか味のある顔をしていて、しかしそれ以上に絵がまた良い。
こういう絵を描けるようになりたいものだわ。

同じ広場を巡り、画家がグルリ囲む中の広場の中心地には、カフェやレストランのテラス席がひしめいていて、どうも画家は馴染みの顔ぶれのようで、カフェのギャルソンと親し気に握手を交わして、「調子はどうだい?」なんて声をかけあう気さくな感じの画家さんも居て、そんな様子へ向けたカメラの手前に写っていたある人物にギョッ。



間近に写っていたので、お顔を出しては失礼かと思い、塗りつぶしてあります。
お弁当を、お箸でがっついていらして・・・ びっくり。

ちなみにこの人の並べた絵の板には、「No Photo」だった「No Picture」という小さな札が貼ってありました。
だから睨んでいたのかなぁ。 おっかない顔で。
そんなこととはつゆ知らず、失礼致しました、野球帽の画家サン。


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by mmetomato | 2008-09-13 17:40 | パリ Paris
パリ4区:バラの木通りの名物


去年迄、パリへ出かける度に必ず通り抜けていた道「Rue des Rosiers リュ・デ・ロズィエ」、直訳するとバラの木通り。
俗に言うユダヤ人街でもあって、色々な所出身のユダヤ系のお惣菜や書店が、雑貨やデザイナーズブランド、その他衣料品店等と共にの機を連ねています。

シナゴグと呼ばれるユダヤ教会と共に小学校もあるので、テロ警戒中だと機動隊が偵察していたりする地区でもあり。
そんな中でも観光客を集めるのが名物サンドイッチ「ファラフェル Fallafel」。

お昼時をちょっと超えた辺りで通ったので、今回は私は食べませんでしたが、まるっきりヴェジタリアンにもOKな筈のサンドイッチで、ポケット状のピタパンに白&紫キャベツの千切り、玉ねぎの千切り、揚げたナス、そしてファラフェルの名の元であるヒヨコ豆のミニコロッケをビッチリ詰めて、好みによって白いソースかピリ辛ソースか(両方もOK)をかけてもらいます。



この日私は、久しぶりのパリだしと一人でだけどお寿司でランチにしたので、この道は通り過ぎるだけ。
そもそも一人で大きなサンドイッチを道端でガバッと口を開けて食べる気になれないし、テイクアウトするには今回の滞在先モンマルトル迄じゃ距離があってステュディオへ戻る迄にパンがふにゃけて冷めてしまうし、まだのこと。 店内で食べるにも混んでいて食いっぱぐれてもねぇと思いまして。
ちょっと後ろ髪惹かれましたけどね。 1日どう頑張っても3度迄しか食事できないのが恨めしかったりして。

代わりに、これまで撮る機会の無かったファラフェル屋さんを写して来ました。
私が気に入っている、かなり人気の緑の入り口が目印の Las du fallafel が閉まっていたのでなおのこと、他2店の行列が凄かったです。

上は、私はもう2度と行くまい!と思っている、でも世界のガイドブックで緑のお店に追いつけ追い越せの勢いで紹介されている Chez Marianne シェ・マリアンヌ。
既にこのページに書いたことがありましたが、一度この店内で食事した時に隣の席に居た可愛らしいラブラブな外国人カップルが、それぞれ別な品を注文してお互いのお皿の中身を味見しあっているのを見たウェイトレスのオバちゃんが、「あなた達、両方注文すりゃいいじゃないの、倍請求するわよ!」などと(厳密な表現は忘れましたが)とつっかかっているのに出会したから。
効果不幸かカップルは仏語は分からなかったようですが、オバちゃんの剣幕(険悪とも言える)に恐縮して、可哀想に、以後ちっちゃくなって食べていて、さぞかし不味い食事となってしまったことでしょう・・・
隣に居た私達も気分悪かったくらいですもの。



Chez Marianne はロズィエ通りから北側に折れる角にあり、その西側にほんのちょっと行った所のまた別なファラフェル屋さんが上。
近頃ここの人気も大分上がっているようで、年々行列が長くなっている気がします。
私はここのは食べた事がなくて、お向かいのユダヤ風パン屋さんでベーグルを買い求めるのが毎度のコース。 ベーグルは、この近くにあったアパート滞在中のランチか夕ご飯用に。

ロズィエ通りにあるお惣菜屋さんで気に入っているのが下の向こう側に写っているイエローが目印のお店。
結構高いんですけどね。 1人よりも4人位で少しずつ色々買って味わうのがオススメ。
チーズケーキはじめ、やはりユダや料理として知られるパティスリーの中でもケーキ類は、甘味控えめでパーツが大きくて結構嬉しいショップでもあります。
ここから東寄りにワンブロック歩いた角にあるお惣菜屋も悪く無いので、こちらのイエローのお店が毎年7月に休暇でしばらく閉店するので、こちらが閉まっていると向こうへ行くのが私の常。



韓国人かしらね、若くて可愛い双子みたいな女の子達が、具の詰まったファラフェルにどこからかぶりつこうかと右から左から、覗き込みつつおちょぼ口でお上品にかじっていたりして。

しかしまあ、ファラフェルもまた価格上昇しましたわ。 今確か1つ3.50ユーロ辺りだったかと思います。 もう1年この辺りで食べていないので、また上がっているかもしれないけど・・・

最寄り駅はメトロ1番線の Saint Paul サン・ポール。


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by mmetomato | 2008-09-12 01:51 | パリ Paris
モンマルトル:テルトルの画家達


テルトル広場 La Place du Tertre と言えば、言わずもがなの画家の広場。
パリ18区のモンマルトル地区、サクレクールSacré Coeur の間近にあります。 同寺院西側をちょっと入った小道の左手にある小さな広場で、かつてはモンマルトル村の中心地だったところ。
ユトリロ、ピカソ、ゴッホ、ルノワールといった世界に名だたる画家達も滞在した所としても有名ですよね。



風景画、それもこの界隈の小道の一角にスポットを当てたような可愛らしい絵が個性豊かな現代画家の手によって大小様々なキャンバスに描かれ、それらを目前に立てかけた裏では、せっせと筆を走らす画家が並ぶと共に、この広場及び広場からこぼれ出た道端にも、似顔絵描き専門の人も居ます。



そんな中で私の眼を引いたのがこの人。
「あ、レンブラント!」
光の画家と呼ばれたフランドルの有名画家を真似ます! とばかりの絵がいくつも並んでいて、お昼間近でかなりの数の観光客が牛歩とばかりに広場を巡るのもなんのそのと、細かい筆で微妙な光を付けているのか影を付けていたのか、平気のヘイと集中している風なのがまた印象的。

ただ、描かれた人の顔つきを見ると、フランス、イタリア、ベルギー界隈の中世にこんな絵が流行したっけ? と思う、ちょっと時代錯誤な気分にもなります。
しかしこういうのって、売れるのかしらねぇ・・・

画家と言うよりもむしろ、大道芸人のような気がするのもまたこの広場ならではかしら。


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by mmetomato | 2008-09-11 00:35 | パリ Paris