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クラシック・オーブン


ほんの少し郊外へと足を伸ばせば、こうしたクラシカルな石造りのオーブンがまだ割合残っています。
これも、昨日の酒蔵の一角にあるもの。


上方に煙突へと続く排煙口、半円形の鉄板がオーブンのフタ。
真ん中にあるお花模様のデコレーション部分は、実は指でチョイとつつくとクルリと回って、フタを開けずに中が見られる覗き穴がしつらえてあります。

姿こそ古いけれど、今もちゃんと使えるオーブン。
フタは、何年か前に職人さんに作り替えてもらったとのこと。



錆びた鉄鍋はデコレーション用ですが、この中に薪をくべて熱し、ピザやパンは勿論のこと、お鍋ごと入れて豆を煮ることもできます。
ただ、お豆はじめ煮込みを作るなら暖炉にぶら下げた方が適していますが。



エスキモーの氷の家と同じような感じで石を積んであるため、中はドーム型。
冒頭に書いたようにこの辺りの郊外によくオーブンがよく見られると、あちこちのお宅を訪れまくらなくても言えるのは、このドーム型が角に張り出したお宅が多々見られるから。
ちょっと古そうな石造りの家の一角に3/4なり1/2なりドームがくっついていたら、大抵それは昔ながらのオーブン。



扉の手前の鉄の箱は、オーブンを使い終えて中を掃除した灰や炭を入れるためのもので、炭は後でお庭でのバーベキューに丁度良くリサイクルできます。

実は近頃すっかり田舎暮らしに没頭している我が親、ピザ&パン好きが高じて家に石造りのオーブンを作るつもりらしいので、中まで写して来たのは、元々は彼等の参考用のつもりでの撮影。
知っている人にはさして珍しくもないのだけれど、見た事がない人には興味深いのではないかと思いまして。


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by mmetomato | 2008-07-31 18:32 | 近郊
酒蔵訪問


「Cave キャーヴ(又はカーヴ)」と呼ばれる酒蔵、或いは地下室。
地下室が酒蔵を兼ねていることが多いのは、そこら中が酒処のフランスならでは、かしら。

街の家にもほぼ必ず用意されたスペースで、大抵は地中に穴を掘ってしつらえたというか、古いお家の基盤の上ないし合間に作られた空間なため、夏は涼しく冬は凍ることがなく、ワインの貯蔵に適すると言われています。
もちろん、お家や地域によりけりで、お酒よりもジャガイモや玉ねぎの保管場所、或いは物置として使う人も多々います。
適度に湿度があって適度に温度が保たれて、気温の上下にワインがくたびれることが少ない、というのが、酒蔵として利用する理由。

郊外の友人夫妻宅を初めて訪れた際に案内してもらった、彼等ご自慢の地下室の一部をちょっとだけご紹介します。


上は入り口の扉からの眺め。
我らが一行、初めてここを訪れた私含め2カップル、男性陣はボトルと樽を眺めて「うぉ〜!」、女性陣はデコレーションと雰囲気に「うわぁ〜!」。
「女人禁制で一晩ここで明かそうぜ」
とは、男性陣全員一致の、まったくもってありがちすぎる意見。
おおっぴらに叫んでいるうちはまだ良いのよね。 ある日いきなり夫達がふと消えた時こそアブナイ。 その辺はいたずらっ子と一緒・・・

下は入り口すぐにあるカウンタ裏側から入り口寄りを眺めた図。



パリやブリュッセルの北駅界隈に昔よく見かけた、古くて暗くてちょっとさびれた感じのビストロ風なテーブルの必須品を、あえて「たった今、つまみとグラスワインを平らげたお客が出て行ったばかり」の如く適当に散らかしてあるのが、なかなかの味のある演出。
チビたロウソクにクシャッと皺の寄ったペーパーナプキン、ブドウの木の枝(根っこだったかな?)が柄のスクリュー形栓抜きにわざわざ吸い殻を転がした灰皿と、セーヌ川沿いのパリ警視庁付近の広場に面した小さな広場の、メグレ警視(ジョルジュ・シムノンGeorges SIMNON著のシリーズ本)行き付けの店でも通りそうな、いかにも古き良きフランスのビストロないしレストラン情緒。



グルメで酒好きのムッシュ曰く、
「たまにだけどここで試飲会もするんだ。これでも結構人数入れるんだよ」

下の「酔っぱらったボトル」は、家主特製ワイン。



数畝の「ワインの木(ブドウの木)」を敷地の一角で育てていて、樽1つ分、自家用に仕込んでいる一部。
長く寝かせる類ではないけれど、普段の食事に気軽に楽しめる味とのことで、1本お土産に頂いて来ました。
まだ味わっていないけど。



テーブルにズラッと並んだこちらは、やはり自家製の、でも「シードル Cidre」。
リンゴの発泡酒。
お家に多少なりとも果樹園を持つ人の多くが仕込んでいるお酒で、国内ではノルマンディー地方&ブルターニュ地方が産地として知られていて、殊にブルターニュには近頃アジア向けにせっせと輸出している会社もあるそうなので、日本でも知る人は増えているのではないかな。

アルコール度はビールよりやや低いので、ブルターニュ名物のクレープと共に、15〜6歳の子供もテーブルでちょっと味わったりしているのを時々見かけます。

「これも一本持ってく? ただね、栓を固定していないから浮いて来ちゃうんだよ」
と言う家主のムッシュ。
車で揺られて栓が吹き飛んでも困るから、後々味見に来るわと今回は遠慮してきました。

照明控えめの地下室なので、内部各所にあしらわれたワイン作りを巡る古い道具達を写り良くカメラに収められなかったのが残念!
まるで博物館のごとき装飾は、
「外国人観光客に公開する気ない?」
なんて提案したくなるくらい。
家主夫妻は全然そんな気、ないんですけどね。 人に見せるために作ったわけじゃなし、でもお気に入りの巣のようなものなので、仲間内にだけ公開といったところで。


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by mmetomato | 2008-07-30 21:00 | 近郊
水辺の狩人達


「RG夫妻にランチに招かれたから。釣りできるぞ」
と一方的に言い残した電話。やや後には、
「5時ってのも早すぎるけど、のんびりしていないで早く来いよ、釣るから」
なんて不可解な言葉を残して二度目の電話を切った主。
そんな彼等と一緒に招かれたお家の門をくぐった途端、顎が落っこちそうに驚いた広い敷地に広がる湖を前に、驚きが一段落したら私、水辺に到着したラブラドールの如く大興奮。


「キッチンはいいから、早く行っていらっしゃい、LUとRGが待ちくたびれているんだから」
と女性陣に水辺を示され、「よく分からないけど念のため」と持って来たスニーカーをぶら下げて早速、水辺の狩人ならぬ釣り人達に合流。
上、向こう側の水のほとりにちっちゃく写っているのが私です。
早速釣れたのか、餌を付けているところなんだか・・・?



狙いはコレ。
肉食魚なので、その場で釣った小魚を生き餌として用いて釣るんですが、私は小魚釣り専門。
餌用だけじゃなく、小魚は小魚で沢山釣れればフライにして楽しめます。
ロワール川の郷土料理として有名な「Friture de la Loire フリッテュール・ドゥ・ラ・ロワール」。



ランチ前の2時間弱、もうパカパカ釣れる時間は過ぎてしまっていたものの、一応オジ樣方に混じって生き餌取りに貢献した私、夕ご飯用の一匹を頂いて帰りました。
上、全長何センチなのやら、1.2kgあります。

Brochet ブロシェと呼ばれる淡水釣りの人気魚で、日本にはピッタリ同じのが居ないものの、カワカマスと呼ぶらしいです。

一番簡単なのはパピヨット。 玉ねぎやニンジンなどお野菜スライスと一緒に塩してアルミホイルに入れて、バターをチョンチョンと乗せ白ワインを垂らしてオーブンへ。
マスタード&白ワインソースでグラタンにしてもOK。
さばくのが面倒でなければ、白味で骨が硬く多少小骨があるけれどよく火を通すとプリッとしていて淡白なので、小分けにして中華風に野菜と炒めたり、フライや酢豚風煮込みにしても結構いけます。

ちなみに、写真に写っている自家製キャンピングカーは電話をかけてきた主夫妻のもの。
ついこの間までのんびり2〜3週間かけてスペイン迄ヴァカンスに出かけていて、戻って来ても週末あちこち出かけていて、この週末にはこのお庭に乗り込んで前日から一泊していたのだそう。
家主曰く、
「寝る時くらい家に来たら良いのにって言ったのに、エスカルゴ(カタツムリ)は家を放ったらかさないの!って言い張るんだもの」
キャンピングカーの持ち主曰く、
「TVも冷蔵庫も全部揃ってるんだから、人の家に間借りしなくても過ごせるわい!」
夏のヴァカンスめがけてせっせとトラック改造に取り組んで、夏直前に作り上げた自作のキャンピングカーなので、可愛くて仕方ないというか、大事な大事なオモチャを手放せない子供の如しといったところ。


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by mmetomato | 2008-07-29 15:12 | 近郊
お食事終盤


前回書いた通り、メインプレートの後はサラダ&チーズ。
サラダも、敷地の一角、牧場脇にしつらえた菜園のものです。
凄い勢いで野菜が育っていて、到着した時に前日から来ていた1カップルのマダムが家主のマダムと一緒にせっせとサラダ菜を洗っていたので、お手伝いを申し出たのですが、
「あはは、TOMATOはこっちじゃなくてあっち」
と湖へ追いやられ・・・ 後の我が家の夕ご飯となるお魚ゲットに熱中することに。


チーズも同時にサーヴ。



真っ白いチーズだけのチーズプレートというのも案外珍しい。
全て白カビチーズ(pâte fleurie)、左上から時計回りに、
・カマンベール Camembert:牛乳チーズ
・ブリー Brie:牛乳チーズ
・?:羊乳チーズ
・シェーヴル Chèvre:山羊チーズ


メインの子羊肉と共に味わったワインは、県南西部はシノン Chinonの赤でした。
チーズの手前のグラスにちょぽっと残っているのがそれ。 2004年だったけれど、シノンにしては比較的軽めで、家主RG夫妻のお友達のワイナリー製。
醸造主一族の曾祖母だかの肖像画がラベルに描かれていて、空になったボトルを裏側から透かして見ると「バアさんがジイさんになるぅ!」なんて、ケタケタ笑いつつ・・・
(ナイトキャップのような帽子をかぶったお婆ちゃんの絵を、ラベルの裏側から透かして見ると帽子が無く見えるので、中性的な肖像画が男性に見えたので)



やがてデザートに。
赤いフルーツ Fruits rouges(フリュイ・ルージュ)のタルトと、市販のアイスクリームの盛り合わせ。



デザートのお伴は、この日のメンバーの1人が持って来た、どこだか(直に買い付けたのでラベルなし)の、これまたロゼのスパークリング。



汗が出るほどには暑く無かったけれど、太陽照りつける下でこそ美味しい部類。


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by mmetomato | 2008-07-28 00:25 | 料理
毎年恒例「ニンニク祭り」


ここ数日書いているガーデンランチレポートは、一旦中休み。
今日は、毎年恒例7月26日Sainte Anne サンタンヌ(聖アンヌ)に市内で開催される「ニンニク&バジル祭り」でした。


今年は週末に当たったとあって、友人達に声をかけて。


前日のお天気予報の全国地図では雨の予報で前日凄まじい雨が降っていたにも関わらず、涼しい中週中よりもちょっと遅めに目覚めてみると期待できそうな空だった通り、湿度があって少々蒸すものの、お昼前から比較的良いお天気に恵まれました。

ユーロ高のせいか、観光ピークだというのに外国人観光客が今年は随分少ない気がするのですが、売り手さん達は便乗商売のドライソーセージ屋やらサンドイッチ屋やら含め、毎年お馴染みの顔ぶれがほぼピッタリ同じ場所に揃って、結構な人出でした。


これも去年と一緒。
ニンニク祭り! と言いたいくらいニンニクがズラッと並ぶけれど、バジルも同時にメインなので、主たる広場にいくつか売り手さんが鉢を並べます。
うち一軒が色々揃えていて、主要なバジルをテーブルに展示してあります。
札を解読すると、まずは上、時計回りに、札に殆ど隠れている紫の葉はから、
「Basilic Osmin pourpre バズィリック・オスマン・プゥプル(ペッパーの香り)」
「Basilic Cannelle バズィリック・カネル(シナモンの香り)」
「Basilic Citron バズィリック・スィトゥロン(レモンの香り)」
「Basilic Latino バズィリック・ラティノ(葉が小さいブッシュバジルの類)」
「Basilic Thaï バズィリック・タイ(リコリス/甘草/カンゾウの香り、タイバジル)」

下、左側の2つの札手前&奥、
「Basilic Mammouth バズィリック・マムゥートゥ(直訳するとマンモス・バジル。アニスの香り)」
「Basilic Génovése バズィリック・ジェノヴェーズ(と書いてありますが、いわゆるジェノヴェーゼと呼ばれる、同名のバジルソースに使うのと同じスウィートバジル。仏語では大抵Pistou ピストゥの名で通っています)」


マンモスバジルは私、食べたことがありません。 札に記されている通り、フェンネルにも通じるアニスに似たちょっと変わった香り。 セリ科のフェンネルやアニスに含まれるアネトールだったかな、独特の香りの成分があって、それを含むのか単に似通った香りだけなのか?
マンモスなんて名が付くだけあって、葉っぱがかなり大きくて、仏人の間では必ず驚きの声が上がります。
バジルに近い同じシソ科の紫蘇(シソ)の葉に馴染んだ私には、別に驚くほどのサイズじゃないんですけどね。
これならお味噌のしそ巻きならぬ、バジルの紫蘇巻きができそうだ とは、毎度みかける度に思うこと。



よりによって土曜日は、この「ニンニク&バジル祭り Foire à l'ail et au basilic フォワール・ア・ライユ・エ・オ・バズィリック」が開催されるゾーンの真隣の常設市場レ・アル Les Halles脇広場にて毎週のマルシェが出る日、加えてもうちょっと南側にちょっと足を伸ばせばお花市が出る日とあって、3つのマルシェに買い物に来た人も含めてお昼頃には大混雑でした。



私達は、各々1キロの束を買い求めて友人宅に一旦荷物を置いて身軽に戻って(私はマルシェでトマトを3〜4キロ買い込んだので)、人混みを逃れてランチを買い求めた後、ちょっと離れた公園で腹ごなししてからぶらぶら散歩し、しばしロワールのほとりで太陽を満喫してきました。

3週間前からこの日を待ってニンニクを買い控えていたので、残り2かけらとなった普通のマルシェでのニンニクを使い終えたら、さっそく今年収穫の近場産のニンニクでのお料理に着手する予定。
まずはニンニク味噌かな。
近頃塩分が足りないのか(普通にお料理しているものの、暑さのせいかしら)、ここ1週間くらいお味噌が食べたくて食べたくて・・・
薄皮ごとフライにしても美味。

ちなみにニンニクは、当然ながら普通のマルシェでも量り売りしています。
仏語をちょっとかじった方のために追記しますと、ニンニク1株の塊は「(une) tête d'ail テットゥ・ダイユ(直訳するとニンニクの頭)」、1片は「(une) gousse d'ail グゥッス・ダイユ」と呼び分けます。


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by mmetomato | 2008-07-27 07:22 | トゥール Tours
メインプレートは


みんなの大好物の「ジゴ・ダニヨー Gigot d'agneau」。
子羊もも肉のロースト。 クリスマスや復活祭などで人が集まる時にも人気の食材。


付け合わせは、このお宅の菜園で採れたての空豆とインゲン。
焼き時間はかかってもシンプルなお料理で、でもシンプルなだけに実は仕上がりの美味しさ様々違ってくるもので、焼き加減の好みを確認しつつ、各々好みの一切れないし二切れにありついて、全員ゴッキゲン。

この近くに住む1名曰く、
「これ、うちの羊。こないだ1頭倒したからさ」
春にほぼ同じメンバーが集ったのが果樹園を営む彼の家で、リンゴや桃にネクタリンやらはどっさりあったけれど、羊を飼っていたなんて初耳。
続いて曰くは、
「あそうだ、RG、後でちょっと家まで猪(イノシシ)取りに来いよ、冷凍してあるから」
狩りの獲物だそうで。 更には、
「RGにもらったニンジン、ウサギに全部食べられちゃったんだよね」
「へ、ウサギも飼ってるの?」
「野ウサギだよ、その辺走り回ってて、家の畑で食事して行くんだ、参っちゃうよ」


かくかくしかじか、庭にいた家畜やらその辺の森の野獣やらを語りつつ、普段からそんなお肉と共にその辺の畑のワインと共に平らげる面々・・・
思い起こせば街住まいなのは我が家と、釣りに誘いたがっていたLU夫妻だけ。
確かに、スーパーマーケットじゃありつけないとびきりのお肉でした。

合間に語られるは、恐らく誰もが知っている小話。
「ニンジンって眼に良いんだよ。 ウサギが眼鏡かけてるの、見た事ないでしょ?」
少々くたびれた愛想笑いを誘う、お決まりのフレーズ・・・


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by mmetomato | 2008-07-26 04:22 | 料理
続くは&スタートはアントレ


アントレ Entrée(アントレよりも、オントゥレといった感じの発音。厳密な音のカタカナ表記は無理)は前菜。

お皿より先にワインが出て来るところが、やっぱり酒処トゥーレーヌ・・・というか、フランス中の食いしん坊宅で繰り広げられるパターンしょうね。
「パンとワインはテーブルに欠かせない」の図といったところかしら。


よっぽどクラシカルなレストランで肉と魚の両方が出て来るような所でない限り、今時のフランスの人が集ってのお食事は、お昼でも夜でも基本的に次のような順序です。

アペリティフ Apéritif(飲み物とおつまみ)
アントレ Entrée:前菜(軽めのもの。お野菜だったり魚や肉ちょっとだったり色々。ちなみに仏人にとってメロンは、デザートじゃなくてアントレに食べるものです)
プラ・プランスィパル Plat principale(メインの料理。お肉でもお魚でも)
チーズ&サラダ Plateau de fromages & Salade(一緒だったり、サラダに次いでチーズだったり。チーズは大皿にいくつか違った種類が並びます)
デザート Dessert デセール
カフェ Café(コーヒー)
食後酒(は抜きの人も今は多い)

それぞれにワインが付きます。
気軽な身内での食事であまり飲まない人達なら、お肉のメインからチーズまで同じ赤ワインで通すことはしばしば見られます。


上が、この日のアントレ。
普段の姿からじゃ想像がつかないけれど、なかなか腕の良い料理人のRGお手製料理第一弾は、私もアイデア拝借しよう!と思った、「帆立貝の殻」に盛りつけたサラダ。
器は小さいけれど結構なてんこ盛りなので、意外に食べ応えがあります。
敷いたレタスの上に蒸して身をほぐしたシャケ、トマト、茹で玉子を載せて自家製マヨネーズをちょろりとのせて、菜園で凄い勢いで茂っていたパセリを刻んであしらった、とてもシンプルなものながら、好き嫌いにあまり関わりない食材なので(ピーマンや生玉ねぎ、ニンジン等がなくて)、すぐに使えるアイデアでしょう。

メインプレートは次回に。


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by mmetomato | 2008-07-25 01:40 | 料理
まずは、アペリティフから



アペリティフ:Apéritif とは、食前酒のことです。
人のお家に「アペリティフでも如何?」なんて呼ばれた場合には、一杯(じゃ済まないけど)プラスおつまみから軽食付きだったりもしますが、お食事前ならやはり食前酒と訳せましょう。


ランチに集まったこの日、少々風は強くて入道雲紛いの大きな雲が行き交うものの青空に恵まれ、いわばガーデンパーティーだったので、外のテラスでまず一杯。

このワインは確か去年の今頃にもここで触れたかと思います。
お隣の県、Maine-et-Loireメーヌ・エ・ロワール県はSaumur ソミュールの発泡ワインのロゼ。 ソミュールと言えば白の発泡ワインが知られていますが、実はロゼと赤もあります。 赤は殆ど甘口で、ちょっと妙な味。 話の種には一度味わっても良いけれど、飲む機会にちょっと困るかもしれません。
ロゼはややドライめもあれどやっぱりちょっと甘口気味。 お天気の良い日のお庭でのアペリティフによく冷やしてなら結構楽しめる味で、この日のスタートワインにはピッタリ。


到着し、家主夫妻にご挨拶した途端私は、既に到着していた1人で私に釣りを楽しませてやると意気込んでいた「LUが待ってるからあなたはあっち」と湖のほとりに追いやられ、小魚をポコポコ釣り上げる間に女性陣が用意していたプティ・フゥール Petits four は味わう時にチャッカリ合流して。
ハーブが散ったミニミートパイのプレートと、ナッツ類の盛り合わせがおつまみ。

ちなみに上の写真に写っている石のテーブルは、このお宅ならではのもの。
後日、お庭散策&お家の中拝見の話の時にでも触れます。


総勢10名強、集えば話止まない面々なので、小一時間立ち話しつつのアペリティフでした。



やがて一同、同じテラスに広げたテーブルに移って、元レストラン経営者の夫妻だけに舌鼓喝采(?)の食事がスタートします。
続きは後日。


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by mmetomato | 2008-07-24 02:20 | 近郊
季節のお花


間近で見るチャンスってあまり無かったので、写真にしてみると、何の花やらなんだかピンと来ない気がするこのお花、蓮(ハス、Lotus ロテュス)です。
「今、見頃を迎えています!」と日本のニュース(Yahoo Japanの動画ニュース)で観たばかりで現物に出会したので、ゴキゲンでした。
いかにもアジアの花というイメージが強くて、ニュースで見たら急に恋しくなりまして。
この辺にも、黄色い小振りのやら白いのやら、水のある公園へ行けば幾種類か見られるんですけどね。


2週間程前に、ひょっこりかかってきた知人からの電話LU(リュ:勿論仮名)。
「日曜に僕ら夫妻と君等夫妻と、RG夫妻宅に招かれたから」と電話の主。
「この週末?」
「違う、次の。釣り竿持って来いよ」
「は?」
「あ、いいや、竿貸してやるから、じゃね!」

せっかちな友人なので、いきなりかかってきた電話(ここまでは当然。電話っていきなりかかって来ますもんね)がいきなり切られたくらいで驚きはしないものの(仕事中と知っててかけてくるからなお急いで切った模様)、ランチのお誘いなのに釣り竿持って来いって、一体どういう事なのやら。

夜帰宅して相棒に知らせたところ、相棒曰く、
「僕にもLからかかって来た。TOMATOに釣りさせてやるって張り切ってたよ。近くに川でもあるんじゃない?」
当日を翌々日に控えた金曜の晩に「手土産打ち合わせ」と称してLに電話したところ、
「5時とは言わないけど、早く来いよ、竿も餌も全部用意しとくから!」
相変わらず釣りの話。

かくして、県北部の車で40分程のお宅なので当日9時に家を出ることにして、いざ到着してみたらビックリ。
道沿いのお家の門から中へ入れば並木道が待ち構え、お城でも待ち構えていそうな門構え。
元々相棒が2年弱前に知り合って、数夫妻ぐるみでおつきあいしている人達で、いつも会うのはトゥール市内でばかりだったので、お宅訪問は初めてのこと。 住所が「水車」なんて地名なので、近くに水があって番地なんてない田舎風景の中なのだろうとは想像していたものの・・・

まさか4ヘクタール(40,000平方メートル、1ha=10000m2)の土地持ちだなんて想像もしていなかったので、門からお家脇の駐車場に辿り着く迄、そろそろ進む車窓から相棒と辺りを見渡しては驚きのため息。


「近くに池があるのかな?」
なんて私の疑問は、見事にひっくり返されました。
池どころか湖二つに水路1つ、共に水源はちょっとだけ上流の泉で、更には鱒(マス、Truite トゥリュイットゥ)が釣れる小川まで、全部ひっくるめて敷地内に納まっている始末。






このページでこの辺りの日常生活にも触れたくて、「フランス人のお宅訪問」企画でもしたいものだと思いながらも、そうそう人の家でパチパチ写真を(集まった人じゃなくて、お家の写真ね)を撮ることなどまず滅多にないのでちっとも実現しないのですが、今回ばかりはせっせと写真を撮らせてもらってきました。

この日のランチメニュー含め、追々掲載します。


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by mmetomato | 2008-07-23 05:52 | Nature
タルト屋さんでも


先日のカルツォーネの写真を組み込みながらせっせと入力しつつ思ったのは、「そういえば、市内でレストランに行ったのって随分久しぶりだわ」。
プロの味は、周囲にお料理のプロをリタイアした知人が居て、週末もまた招かれているくらいご馳走になってはいるのだけれど、家で美味しいご飯が食べられるのになんで外へ行かなきゃならないワケ? なんてケチ隠しなのか開き直りなのか、ケロリと言ってのける腰の重い相棒がわざわざ食事の時間に外出する筈もなく・・・

とびっきりの空模様じゃなくてもお昼に雨に見舞われることすくない近頃、ランチは主にその辺の公園か道端でサンドイッチをかじるか、カフェテリアで話し込むかが主ではあるけれど、いかにも「レストラン」という雰囲気ではなくても、ちょっとした軽食なら、仕事の合間に仲間とちゃんと食べていました。

そんな中からカルツォーネ同様、外で食べて来た直後にやっぱりすぐさま家で作ってみたタルトがこちら。
2つあります。


半日で終わった仕事帰りにばったりヴァカンス帰りの同僚に出会し、約束があって家を出て来たけれどまだ時間が早いから一緒にランチしようよという彼女に、「買い物があるし夕方までに終えたいことがあるから」なんて言っていた私。
目抜き通りの目指す店まで暇つぶしに一緒に行くわ、なんて付いて来た彼女と話し込んだら収拾がつかなくなり予定変更。
「とりあえずご飯食べよう」と飛び込んだのが、タルトリーTarterieことタルト屋さん。
軽食屋といった感じで、レストランと呼ぶような雰囲気じゃないんですけどね。

お昼なので、サラダ付き塩味タルト1ピースとデザートタルト1ピースで9 euros弱というランチメニューに飛びついて、お互いのを味見したお陰で、普段家で作らないタルトを2つ覚えて来た次第です。
夏の我が家の色々なタルトに近いけれどちょっと違う。
こういうもののレパートリーというかアイデアって、いくらあっても嬉しいヴァリエーション。


見た目殆ど一緒だけれど、1つ目がタルト・ア・ラ・プロヴォンサル Tarte à la Provençale、2つ目はタルト・バスケーズ Tarte Basquaise。
プロヴァンス風タルト&バスク風タルト。
どちらも夏野菜たっぷり、ベースはナス、ピーマン、オニオン。 プロヴァンス風の方にはナス、ピーマン、トマトに隠し味はマスタードとチーズ。
バスク風もナスとピーマン、ただしこちらは赤ピーマン、オニオン、トマトはケロリと入れ忘れ・・・ ツナが加わります。
煮えたマスタードが美味しいので、バスク風にも加えています。

折りパイ生地が合うタルト。 ただしそこまでバターをつぎ込むのも気が引けて、ブリゼ生地とパイ生地の中間程度のTOMATO流曖昧生地使用。
ブリゼ生地よりもほんの少しバター多めに、卵を使わず水でちょっとだけ柔らかめにまとめて、ブリゼよりも打ち粉多めかつ幾度か折り畳んでからのしています。
お野菜はあらかじめ炒めておいて、オーブンの火力強めに少々乱暴な焼き方をした方が仕上がりの味がアップすることにほんの最近気がつきましてね。
或いは、前日焼いておいてあえてもう一度食べる前に温め直しも兼ねて2度焼きするか。

夕ご飯とお弁当で、2つ共に2日で消えました。

タルトリーはランチに便利な場所にあるのだけど、この間近の不動産屋に勤める知人から聞いた内緒話によると、実は我らがボスの密かなランチスペース。
彼のヴァカンス中だったので寄ったものの、平日の昼間にはちょっと顔を出し辛いのが難。 いい人なんですけどね、ちょっとミステリアスな人で、プライヴェートなシーンには出会さないのが無難よね、なんて仲間と言い合っているので。


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by mmetomato | 2008-07-21 19:58 | 料理