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中華野菜3つ


先日見つけた中華野菜3つ、一つは分かるのですが、残り二つが分からないので、どなたかご存知無いかと思いまして。

これはチンゲンサイでしょう?




次は油芯菜?



仏語ではパクチョイですが、パクチョイと言うとチンゲンサイも示すんですよね・・・

仏語でBettes ベットゥ又はBlettes ブレットゥ、英語で言うスイスチャードを小さくしたような。
パクチョイの仲間ではあろうかと思います。



いずれも淡白な風味なので中華炒め、お魚のあんかけ、豚肉と炒めてと、3品に消えて行きました。


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by mmetomato | 2007-11-30 04:08 | 食材
マルメロ:「コワン Coing」


近頃全くマルシェへ出かけていないと書いた矢先、朝一番に出かけた先の近くに市が立つので覗いたところ、旬を見つけてきました。

いつしか秋も通り越し冬に入ったような寒さの中、いつの間にかマルメロの季節。
お野菜の調達をスーパーマーケットに頼っていると、どうも季節感が狂ってしまうのよね。
ここではコワンCoingと呼ばれます。



生では固くて、香りは良くてもそのままでは歯が立ちません。

一般的に最も知られる使い道といえば「ジュレGelée」。
ジュレというのはゼリーやゼリー固めを示すこともありますが、フルーツのジュレと言えば、果汁を使ったジャムのようなものを示します。
この「コワン」は、果肉ごとジャムにしていけないことはないけれど、ペクチンを沢山含む種の周りのいわゆる芯を付けたままザクザクと刻んでお水を加えて煮て、その汁にお砂糖を入れて煮詰めてジャムならぬ「ジュレ」にします。
数年前にやっとレシピを作ったので、今はサイトの「デザート・おやつ」ページにジュレのレシピを掲載しています。

今回久しぶりに作ったのは、かつてマルシェで教わったお料理の一つ、ポークのマルメロ煮。
フランスの家庭料理には割と珍しくお砂糖を加えるのね、と思ったら、どうやら南欧のどこだか外国料理だそう。



さっと表面をあぶった角切りポークとクシ切りのマルメロ、シナモンスティックをお鍋に入れてお水を注いでコトコト柔らかく煮込むだけのシンプルなものながら、お砂糖少々、コニャック少々とタイムを散らして、フルーツのほのかな酸味と甘味が、どことなく中華料理にも通じるような優しい味わいは、ポテトを添えても炊いたご飯にも合います。

マルメロは、ジュレやジャムの他に、鴨肉やブーダンと呼ばれるソーセージの付け合わせにするのも割とポピュラー。
もっとも、ブーダンと言えば普通はリンゴを添えるので、マルメロを使うのはほぼ旬のみなんですけどね。
クシ切りにしてバターソテーして白ワインを注いで柔らかく煮たり、コンポートのようにやはり柔らかく煮込んで半ばピュレ状のものを添えたり。

日本でなら、花梨で同様に作れることと思います。
レシピは近々サイトの方に追加予定。


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by mmetomato | 2007-11-29 07:17 | 料理
お礼プラス。


毎度のことながら時の経つのは早くて、もう半月ちょっと前になりますが、少なからずしょぼんとしていて、この場で「笑える映画&リンク」を教えて とお願いしたら、ゲストブックやメールで色々教えてくださった方々がいらして、皆さんへ改めて感謝しています。
「ありがとう!」そして、「頼ってみて良かった!」というのが心底しみじみした感想です。

そのしょぼんとしていた訃報続きだった週、実は一つ目に届いたのが、TOMATOの名付け親他界の知らせでした。
本名のほうのではなくて、サイトを作るに当たってハンドルネームを安易に付けた際の元となったTOMATO。

出会ったのは日本でしたが、いかにも彼らしいセルジュ・ゲンズブールとどっこいのシモネッタに真っ赤になった私を「TOMATE:トマートゥ(仏語でトマト)」と冷やかしたことから、仲間達がそれを受け継いで、その後しばらく「トマートゥ」又は「トマト」、派生して「パセリ」などと冷やかされ。

そんな友人達が面白がって使っていたのがハンドルネーム選びの発端だったので、冷やかしたご当人はもちろんそんなことは知る由もありませんでした。
でもある日、相棒(別々に出会ったものの、相棒も彼の友人)がそんないきさつを話したところ、以後彼は唯一ネットの外で私をTOMATOと呼ぶ人となったのでした。
電話でもしかり、私より一足先にフランスに帰国して以来住んでいたパリでも、バスティーユ広場の端っこのカフェのテラスから大声で「トマトォ〜」と手を振っていたりして。

彼なりに人生を謳歌してきたものの、健康を害する無茶を繰り返して来た挙げ句に近年は入退院を繰り返していて、正に虫の知らせ、普段は「便りが無いのは良い頼り」なんて楽観的な私も気になっていた矢先、相棒が連絡を試みるもまったく音信不通で、かかりつけのパリの病院に電話して聞き出した結果が上に書いたものだったという次第です。

それはそれは癖の強い人でふてぶてしい態度を殻にしているので、好き嫌いがパッキリ別れ目一杯嫌う人も居たけれど、実は薄氷のように繊細なハートの持ち主。

相棒も私もいつまでもしょんぼりしていては、また彼の辛辣な野次が飛んできそうなので、しばしば思いつつも大分復活しました。

笑える映像をお知らせ頂いたお陰も、モチロンあります!
お知らせ頂いたリンクや映画の全てはまだ見られていないのですが、追々一つずつ見たいと思っています。
本当に、皆さんありがとう。


オマケに一つ、写したは良いけれど使い道が思いつかずにいる、先週末の市内風景を1枚。



カメラの設定がバッグの中で転がった際に妙なモードになっていたらしくて、葉が赤っぽく写っていますが、夕刻通りかかったら夕日を受けたニレ(Orme オルム)の木の一種の葉があまりに綺麗な黄金色だったので、咄嗟にカメラを向けたものです。
本当は、木の葉はもっと黄色かったの。

間に立っている葉の無い若い木は桜(Cerisier スリズィエ)。 右上に下がっているやはり葉のもう落ちてしまった枝はボダイジュ(Tilleul ティウール)。

ニレの木にも色々あり、この木は秋から冬、そして春先まで、枯れ葉をまるで意固地になっているかのように枝に付けたまま過ごします。
春に新芽が開きかけても、断じて落とすもんですかいとばかりに。
このことから、和名の俗称として「ユズリハ(譲り葉)」とも呼ばれる木。

奥の建物はラブレ広場Place Rablaisに隣接する小学校で、平日は駐車場となっているこの広場には、日曜の午前中にマルシェが出ます。
中心街Les Hallesレ・アルこと常設市場脇の広場に並んで、市内で一番良質のお野菜が並ぶマルシェではないかな。

既に朝晩氷点下になることもあり、すっかり冬の気温で、気がつけば木々の葉も殆どが落ちています。
冬時間に入って早ひと月、先日の満月直後の月曜の朝八時ちょっと前には、太陽の代わりに明け行く空に丸くて白い月がこうこうと輝いていました。
小学生達は今、そんな薄暗い中通学しています。
仕事に出かける人も、そして仕事前の朝一番に歯医者へ出かける私も・・・


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by mmetomato | 2007-11-28 05:49 | トゥール Tours
一ヶ月早いクリスマス


アメリカと違ってフランスではハロウィーンを祝いません。 それでも一昨年辺りまでの僅かな数年間ちょっと流行したのですが、これまたアメリカと違って割と正当派のカトリック界の若者達が、「そんな祭りは我らが精神に反する、宗教に関連づけるな!」などとデモ行進して反対を唱えたり、メディアも「商売戦略でしかない」と冷ややかな態度に一転、一般的にも「しょせん伝統じゃないもんね」なんて斜に構え始めたお陰で、ここ2〜3年すっかり下火になりました。

商店にはうってつけの便乗宣伝効果が期待出来たそのイヴェントがオシャカとなったお陰で、近頃では10月末にもなると早々とクリスマス関連の広告を配り始める店舗が増え、11月も末の今となると、週に幾度も郵便受けに放り込まれるチラシの類は、宝石、香水、オモチャ、パーティー料理の予約などなど、もはやクリスマス商戦合戦真っ盛り。

そこで、我が家も一足先にクリスマス気分にひとつ着手しました。



先日、夕ご飯用のピザ生地を用意し始めて小麦粉をボウルに入れたところで電話を受け、電話をジーンズのポケットに挟み込みイアフォンマイクで両手を空けて、さてピザの続きを作ろうかと思ったところで、話に気を取られてボウル2つに小麦粉を取り分けてしまいましてね。
不幸にもボウル二つが少し濡れていたので粉を保存瓶に戻すわけにも行かず、ええい使っちゃえ と作り始めたシュトーレン。

まずはピザ生地を仕込み発酵にかかり、もう一つのボウルにはシナモンとキャトルエピス(フランスのミックススパイス。肉料理やお菓子に使うもの。詳しくはサイトのハーブ&スパイスガイド参照)、溶かしバターにお砂糖少々を加えて捏ね合わせて。

バターを控えめにしたせいか、ガス抜きしすぎて二時発酵を短くしたためもあるのでしょう、生地が大分密ながらも、ほぼ毎年恒例の我が家のクリスマス菓子を、今朝から朝食代わりに味わい始めています。

元々はドイツのお菓子でこの辺りではあまり親しみのないものですが、ドイツ色濃いアルザス地方で作られるのか、スーパーマーケットに細々ながらも並んでいるのは見かけます。
しかも真ん中にずどんとマジパンが横切る奇妙なものを。

ドライフルーツの買い置きがデーツ、大粒のドライレーズン2色(ブラックレーズンとマスカットグリーン)、ドライプラムしかなかったので、後者2つを加えてあります。
アプリコットやドライ苺、クランベリーなどを入れるともっと色合い賑やかで風味もアップするんですけどね。
更にはナッツ。 アーモンドやノワゼット(ヘーゼルナッツ)があるとより香ばしくなるので、食べ切ったら次回は粒かスライスアーモンドを買って来て仕込もうかと思っています。

本当は、外側にもっと粉砂糖を着せるのですが、いかんせん突然の思いつきで作ったので、粉砂糖の残りも少なくて。
ですから少々お砂糖控えめ風味です。
スパイスはもっと加えて良かったかも。


ちなみに、下火になってもう子供達も来なくなりましたが、英語で言う「Trick or treat(お菓子をくれるか、さもなくばイタズラするぞ)」というお馴染みのフレーズは、フランスでは「Bonbons ou la mort !:ボンボン ウ ラ モール」。 直訳すると「飴玉か死か」。 日本語にすると恐ろしげですね・・・

以前サイトのどこかに書いた気がしますが、何年か前にハロウィーンだということを全く意識していなかった10月末日の夕方、ビービーと家のブザーが鳴るのでインターフォンを取ってみると、
「ボボウラモ!」と口に目一杯何か頬張ったような子供の声がして、「ん? イタズラ?」とガチャンと切って無視を決め込んだ年あり。

翌年だったかには、今度はやはり子供の、でももうちょっと年齢が行っていそうな、
「Ehu... Bonsoir Madame, nous sommes là pour le halloween...」(あのぉ、こんばんは。ハロウィーンでお邪魔したんですけど・・・)という遠慮がちな声。
そこで始めて「あ、お菓子!」と慌てて、手近にあったクッキーを持って出たのでした。

更にその翌年だかには、またハロウィーンだなんてケロリと忘れていて(今年もやはり忘れていたので今頃こんな話をしている次第)、夕方早々にやって来た1グループに「ごめんね、ニュテラの使いかけしかお菓子らしきもの、無いのよ」と恐縮しつつ断ったら、「いえ、いいんです。突然お邪魔してすみませんでした!」と幼いのに明るい声を返され、大急ぎで近所のスーパーマーケットにキャンディーを買いに行き、帰宅する途中で出会した子供達に振る舞ったものでした。

この界隈はプティブルジョワで、子供達も結構皆さん躾が良いのです。チビ君達の礼儀正しさに、ちょっと大袈裟かもしれないけれどこんな折りにある意味心打たれるというか、道を尋ねられてもしかりで、ついつい「A ton service !」、おネエサン(オバ・・・?)に任せなさい! と腕まくりしたくなっちゃって。


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by mmetomato | 2007-11-27 00:26 | デザート
きょうのハナシは「ナシ」


やってしまった。 オヤジギャグ(って言葉は今もあるかしら?)にも満たないチープなタイトル・・・

近頃、いえ、もうかれこれ数ヶ月、ほぼ全くマルシェ行きを楽しめていないので、食材調達と言えばスーパーマーケット。
時間的なこともありますが、いかんせん何かと物価上昇止まない中、歯医者通いが再開したこともあって、お財布の紐が固くなったのもあります。
地元で作られる鮮度も質も良いお野菜は魅力だけれど、マルシェのほうもかな〜りお値段が上がっていて、ようやく夕べのニュースで辛うじてメディアも物価沸騰を話題にしたけれど、この国、貧乏人が増え行く真っ最中と言えましょう。

それはさておき、先日も夕方立ち寄ったお店でリンゴを物色していたら、思いがけないものを見つけました。



何梨に当たるのかよく分かりませんが、「Nashi」と書かれた日本の梨。



行き付けのマルシェでなら目をつぶっていても良いものが買えるけれど、スーパーマーケットでは用心に用心を重ねる私。
これが日本の品種でなければ、きっとプイとそっぽを向いたことと思います。
傷があるのに加えて、ちょっと長く貯蔵しすぎたような手触りだったから。

五つ六つ箱に残っていた中から最も良さそうなのを見繕ってこれですもの。
でも、久しぶりに見る顔の誘惑にあっさり折れました。

お味のほうは、ちゃんと日本の梨でした。
店頭で掴んだ感じから察していた通り、お隣イタリアから来た割には「摘み取ってからしばらく置いたでしょう?」というテクスチャで、バリンッとした日本の梨よりも柔らかめながらもジューシーで甘味もたっぷり。

2個しか買わなかったので、「ああ懐かしい」と言いながらあっさり食べ尽くしてしまいました。
しかし何故イタリアで?


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by mmetomato | 2007-11-26 20:05 | 食材
ルクーとオールスパイスの葉


前回の「マサレ:Massalé」にちょっとだけ加えてみた赤い色素の元が次の写真。
「Roucou:ルゥクゥ」と呼ばれる木の実です。



南米原産の木の実で、より厳密には実の中に詰まっている種。
果実は、ブナの実に似たトゲのある実で、それを割ると5ミリほどの赤い実が詰まっています。 それをそのまま赤色色素として用います。
英語では、リップスティックツリーと呼ぶ木。 日本ではベニノ。 いずれにせよ「赤」の色素を連想する名ですよね。

実はこの実をお料理に使うと知ったのはつい最近のこと。 クレオール料理レストラン(の一角にスパイスなどを売っているスペースがある)で見つけて、お店の人に使い方を伺って初めて知ったところ。
名前と、チーズやバターといった乳製品に用いる天然着色料であることは常々見聞きしていたのですが、現物を見たのも始めてでした。

お惣菜店でもあるので、お惣菜コーナーからプレートを持って来て「ほらコレ、ソースが赤いでしょう。ルクーの実で色を加えているのよ」と。

特に香りがあるわけでもないので、あくまでも着色料。
例えば、生のトマトを使うお料理に、トマトの色だけでは赤みが足りない時に加えても良いのだそうです。

続いてこちらも、我が家のキッチンで使うのは初めてのスパイス。



「オールスパイス」の葉っぱ。

種は、粒と粉末それぞれ大抵家に常備していて使っているのですが、葉っぱを使うことを知ったのはやはり同じクレオールレストランに初めて出かけたほんの数ヶ月前のこと。
「Bois d'Inde:ボワ・ダンドゥ(直訳するとインドの木/インド木)」という粉末スパイスがあって、何かと思ったら「Bois d'Inde」とは、クレオールで言うオールスパイスのことで、脇にあった葉っぱの山を示して「こちらがその葉」と言われて、やはり初めて、葉もスパイスとして用いることを知った次第です。

その場では揉み砕いた葉っぱの香りを嗅がせてもらっただけで、ようやく今回買おうと思ったら店頭になく、品切れかと尋ねたら。
「あれね、お店のお料理(お惣菜作り0に使うからキッチンに持って行っちゃったのよ」
と、お裾分けを頂いて来た次第。

オールスパイスというのは、「ALL」という語が付いている通り、色々なスパイスを配合したような複雑な香りの、主に種を用いるスパイス。(サイトのハーブ&スパイスガイドに掲載しています)
種に比べて葉っぱのほうは、より繊細な風味。
少し艶のある肉厚の葉は、パリパリに乾燥しているので掌で揉むと粉々になるので、必要に応じてチャチャッと手で砕いて煮込みに加えます。
恐らく、粉にして保存すると、種より早く香りが飛んでしまうことでしょう。


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by mmetomato | 2007-11-20 00:43 | 食材
青空と“カブトムシ”。


この週末グッと冷え込み、お天気予報Météo:メテオ曰く「1月の気温」、朝晩氷点下4度だとか。 空模様もそんな感じで、何か降ったら行きになりそうです。
お天気が良いと寒さもなんのそのだけれど、どんよりした空に青空が恋しなって、9月の写真を引っ張り出して来ました。

もう2ヶ月ほど前になるかな、面白いステッカーが貼られたバン(車)をちょろっとここに掲載した際に、「そのうちまた」と書いていた、9月半ばのある日曜日に出かける道中でひょっこり見つけて覗いた「ビートル祭り」。



確か、フランス全国で毎年9月の1週末2日間開催される「文化遺産の日」のことで、この日目指していたのはもっと先、トゥーレーヌ地方南部にある個人所有のお城でした。 ところが道中、我が家から南へ向かって間もなくのほぼお隣村の川辺の広場が何やら賑わっていたので覗いてみたら、地元中心、でもナンバープレートをよく見てみると全国あちこちから、「ビートル」愛好家が集って愛車自慢大会が繰り広げられていました。

お料理とは何の関係もありませんが、「そのうち写真を掲載します」と書いていたので、今日はずらっとそれらを。



一旦は生産中止になり、やがて南米だかで細々また作られるようになった、なんて話を聞いたことがありますが、本当なのやら。 私は、色々なデザインを眺めるのは楽しむものの、車マニアじゃないので、詳しいことはサッパリ分かりません。
ただ、フォルクスワーゲンが近年リニューアルして復活させた「ニュービートル」にはがっかりでしたけれど。

車といえば、私が大好きな「ルパン三世(アニメーションの)」でルパン等が乗っているイタリアのFIAT 500がリニューアルされ、先日同社の販売店で見かけました。 フランスでは「Pot de yaourt:ポ・ドゥ・ヤウゥルト」、ヨーグルトポットという愛称で呼ばれているちっちゃな車で、リニューアルモデルにしては、なかなか忠実にかつてのエスプリを残しながら現代的にしたデザイン。

ちなみに、日本にも、そしてフランス全国にもクラシックカーマニアは多々いるもので、車種別クラブの類もあり、寒くなって空模様も不安定な今はシーズンオフですが、春から夏にかけては、郊外でしばしばそんな集いに出会します。
バイクのツーリング感覚で、クラブの仲間が集って、その辺の田舎道を運転していたりして。
近頃の車はどれも似たり寄ったり、しかも内装はほぼ皆揃いも揃って黒やグレーの暗色遣いだけれど、古い車は外観だけでなく内装も色々で、いかんせん相手がマニアなので「ちょっと中を覗かせて」なんて声をかけたら大変。 延々30分、ご自慢とウンチクを聞く羽目になり、「あのう、そんなに詳しいことはサッパリ分からないんですけど」なんて白状する隙もなかったりして・・・



衣類や家具デザイン、そして音楽も、私の好みは60年代末〜70年代にかけて。 折しも、そんなエスプリを盛り込んだヒッピー風の所有者が集っていました。 でも案外皆さん若いのが意外。
個性的なビートルの外観も楽しいけれど、クラシカルなデザインを見事に再現した「車の内装」が一番眺めて楽しかったかな。


特に何も語ることはないので、写真だけ。











今の車の内装は、廃車にした際のリサイクルの問題で、メーカー問わず似通った色合いのプラスティックなのでしょうね。

その他、集っていた人々についてはまた別な機会に。


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by mmetomato | 2007-11-18 22:57 | 近郊
いささかしんみりな秋だけど・・・



友人達に投げると色々な答えが返って来る、「ねぇ、季節によって物事の感じ方が違わない?」なんて私の問いかけ。
気に留める人、あまり意識しない人、皆それぞれに様々な答えがあって、四季折々しょっちゅうこんな話をしているのですが。

今週に入って訃報続きで、月曜朝一番から少なからず沈没していました。 1週間に三、いくらなんでもあんまりだわと。
何か気分転換になる話題でも! と気分奮い立たせた矢先に次、といった調子で、忙しさにしがみついて気を紛らわせつつ、サイトもブログも殆ど手つかずでいまして、更新は?と覗きに来てくださった方、ごめんなさいね。

いずれにせよこちらをご覧の99%の方には全く関係ない話でしょうから、詳細には触れません。
でも一つだけお願い。 徹底的に笑えること間違いなし! というような映画(あったら週末にDVDを借りるつもり)、或いはそういう類のお話やらジョークやらVIDEOやらのWeb pageでも、ご存知な方がいらしたら教えて。
日本語でも仏語でも英語でも、言葉が分からなくても見て笑えるもの etc.是非!


さて。
冒頭に書いたように、季節毎に過去の様々な想い出積って辺りの香りが変わるのにそれが触発されるのか、或いは私が原始的というか動物的なのか・・・ 秋深まる頃は、何かとちょっとした事が気になって仕方ない時期。
木の葉の色が変わったとかそれが落ちたとか、近所に暖炉の煙の匂いが漂うといった、誰でも多かれ少なかれ気づくことの他に、普段目にしていながら気にも止めていなかったものがふと眩しく映ったりするもので、気持ちが敏感になるのかしら、しんみりすることもあれば、面白い発見に巡り会うことも多い季節。
語って誰かにどうのということもなさそうな、本当に些細極まりないことなんですけどね。
普段頻繁に歩いている近所の家の壁に刻まれた建築家のイニシャルが私と一緒だわ! なんてことで喜んだりして、第三者にしてみれば「それがどうかしたのよ?」というようなことが。

「芸術の秋」や「読書の秋」とよく言われるのには(日本でね)、ひょっとしたら、そんな風に普段と違ったアンテナの張り方をするのが私だけじゃないからかも? と思いつつ、ここ数ヶ月眠るのも惜しいような本に出会えずジリジリしている真っ最中で、言葉に踊らされるつもりはなくとも「読書の秋」という言葉が脳裏をチラホラする時期でもあって、良い本が無い!というちょっとした焦燥感が大きく膨らんだりも。

そこへ飛び込んで来たのが、下の一冊の本。



実はこの本、出版されたと知ってすぐさま市内の書店を巡り歩いて、全てから「注文して取り寄せることになります。しばらくかかりますよ」という回答を得ていたもの。
買うと決めたら即座に欲しかったので待つのは御免だとAmazon.frで検索して見つけ、即注文するも・・・
注文受理のメールを受け取ったと思ったら、「実はストックがないので入荷するまで待ってくれ」とのこと。
「あるって書いてあったのに?」と口を尖らせつつ、注文解除するのが億劫なのでと待ち始めるもちっとも音沙汰なくて、やがて他にかまけてほぼ忘れたところで、ヒョッコリ届いたのでした。

サイトをくまなくご覧の方なら、Guillaume LEKEU:ギヨーム・ルクーという名を既に目にされた方もおいでかもしれません。
或いはよっぽどクラシック音楽に詳しいか(私はちっとも詳しくありません)。

19世紀末のベルギー人作曲家で、10年ちょっと前に日本でヒョッコリ出会ったCDが気に入って、以後、レコードだったら今頃透き通っているかも?というくらい頻繁に聴いているお気に入りのCDがあって、当時ネットで徹底的に検索をかけるも大した情報が出て来なかったのですが、ほんの24才と若くして他界した作家、しかも知名度は低いのに(それでも、ここ数年で大分知られるようになった模様)出版された伝記とあって、どうしても読みたくてたまらなかった一冊。

目下、政府が壊れてしまってとんでもない事態になっているベルギーですが、私にとっては第二の故郷と言えそうなくらい思い入れある国(厳密には国よりもBruxelles:ブリュッセル、街に執着というか愛着アリ)。
見つけたCDには、ブリュッセルの王立美術館(昔は入場無料で、私のお散歩コース、うってつけの雨宿り場所、そして人との待ち合わせの時間調整にも便利な場所でした)にあったお気に入りの、やはりベルギー人画家の絵(※1)がジャケットに使われていて、たまたま探し物があって覗いたCDショップのクラシックコーナーでまるでこちらに手招きするかのようだったのに遭遇し、目的のCD探しもケロリと忘れて中身も確認せずすぐさまレジに走ったもので、ともかく思い入れ積もり積もった作曲家。

勿論、買ったその晩帰宅してすぐさま聴いて以来のお気に入りです。

でも詳しいことは何も知らず、読む本がない〜! とジタバタし始めた真っただ中に忘れかけていたこの伝記が届いて、「いやはや、人生って上手い具合にご褒美が届くものだわ」などと、大袈裟と言われようとも本気で思っているところ・・・

そんな風に思うのも、ある意味感受性がピキピキと敏感になったような秋だからなのかしら。
1993年に出版されたLekeuの手紙を綴ったらしい本もあるのですが、40ユーロ超の価格に、今の所くじけています。 そのうち衝動買いしそうなんですけどね、今はひとまずあとでと。

ちなみに、今週ばかりはさすがの私も「食欲の秋」にそっぽを向かれました。 従って、今しばらくはちょっと前に撮った写真くらいしか食べ物やお料理の話はできそうにありません。





※1)
絵のタイトルは「La Baigneuse」、右がそちらです。
画家の名はLéon Spilliaert。
奇妙な暗さ漂う絵を描く人で、作品数はそう多くはありません。
今も、Bruxellesの近代美術館の方に数点展示されている筈。
普通に考えたら、暗〜い絵が暗い気分をそそりそうなものなのに、どういうわけか、ちょっと気が沈んだ時にこの絵を見ると、ムンクの「叫び」のような狂気的気配を醸す奇妙な水面の波がなのか、独りぼっちでいるような水着の女性が実は黒猫に付き添われている辺りがなのか、沈んだ気分やモヤモヤ考え込んでいたこと(抜け道・答えのない、日常に溢れる哲学とかね)が、ふっと軽くなったもので、そういうことからの思い入れある絵の一枚。
ポストカードも持っているのだけれど、どうも本物でないと、また、同じ画家の他の絵でもこの奇妙な感覚を得られないみたい。
美術館の端っこの壁にあって、絵の前に立つと辺りを独占した気分になれるような配置も関係していたのかもしれません。 今も同じ場所にあるかは不明。 最後にベルギーを歩いたのが10年前になるので。 11年かな? 
ともかく、何も重大なことはないけれど、好物のチョコレートをつまんで気分良くするのと同じような調子で、元気をもらうとまでは言えないけれど、イライラしようがショボンとしようが、波立った気分をさらっと撫でて鎮めてくれる絵でした。 私には、ね。
こうして画面で見てみると、「不安をかきたてられる人の方が多そう?」と思えるのに不思議。


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by mmetomato | 2007-11-16 04:57
秋の風物詩



9月も半ばになると、道端で拾わずにいられないツヤツヤの「マロン」は、食用にならないマロニエ(西洋トチノキ)の実。
すっかり落ちきってしまってマロニエの実はもう見つかりませんが、近郊の森では、シャテーニュChâtaignesと呼ばれる山栗の類が収穫時を迎えています。
そして店頭には、それよりも粒が大きめの栗:Marrons。



今年は森へ採りに行けそうにないので、珍しく少しだけ買って来たマロンが上です。
一回分の栗ごはん用に買って来たは良いけれど。
このマロン、まるで自分はクルミだとでも勘違いしているかの如く、薄皮が複雑に入り組んでいて、剥きにくいことこの上なくて、下茹でした後皮を剥いたらグズグズに・・・
栗ごはんの写真どころじゃありませんでした。

栗の味も今ひとつ。 しっかり太った重たい粒のを選んで来たのに。
やっぱり森で拾って来る栗の味には叶わず。

実りの秋、収穫の秋とあって、「ほっくり味」が恋しいこの頃。
栗にハズレ粒がいくつかあったのにめげず、アフリカ食材フェアなのか、スーパーマーケットにサツマイモ似のアフリカ芋が並んでいたので、願い叶わぬ焼き芋を思いつつ・・・



毎年我が家の秋冬恒例のタルトに。

タルトの手前、写真左下に写っているのがそのお芋です。
見た目はサツマイモそっくり。
でも、火を通した時のテクスチャーが大分違うので、残念ながら焼き芋にはできません。
ちょっと無理して大学芋にしたことはありますが、かな〜り水っぽいので失敗確率高し。

日本のサツマイモにも、栗カボチャのようにほっくりしたものと水っぽいものとありますが、そんなベチャ芋よりももっと水分が多いので、サツマイモ感覚でお煮付けなどにするのも難しい柔らかさです。
茹でるとお湯に溶けてしまうくらいなため、丸ごと蒸かして潰して。

タルトのレシピは、サイトにあります。


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by mmetomato | 2007-11-09 00:24 | デザート
クレオール風カレー:マサレ



カレーを思わせる「Cari / Carri / Cary / Carry:カリー」というお料理がありますが、それとはまたちょっと違うこちらは「マサレ:Massalé」



上は我が家のマサレ。
同じクレオール料理のコロンボというお料理が、同名のスパイスミックスを使うのと一緒で、この「マサレ」も、お料理名と同じ名のミックススパイスを使います。



こちらがそのミックススパイス「マサレ:Massalé」。
配合は、売っているものでも製造元によって、また各家庭によって微妙に違うのですが、今回買って来た本場レユニオン島(インド洋の島、フランスの海外県)のものは、コリアンダー、クミン、フェヌグリーク、クローブ、マスタードシードの粉末ミックス。
コリアンダーの種が筋っぽいので、やや粒子の粗いミックスです。

素材はとってもシンプルに、タマネギ、トマト、チキンの煮込みなのですが、たっぷりめに加えるこのスパイスミックスのお陰で複雑な風味に仕上がります。
全く同じ素材でも、スパイスミックスを別なものに変えれば更にまた違ったお料理のように楽しめる、という点で、スパイスって、マンネリキッチンの力強い味方なんて思うこともしばしば・・・

ちなみに購入場所は、先月だったか(9月だったかも?)クレオール料理について書いた時に触れた、トゥール市内、駅近くのクレオール専門レストラン(26 rue Michelet 37000 Tours)の売店コーナーにて。
同時に買って来たルクーRoucouと呼ばれる天然色素(赤)ちょっとと、お裾分け頂いたオールスパイスの葉っぱも砕いて加えてあります。

添えているのは、バスマティ米にレンズ豆を加えて炊いたクレオールライスの一種。
火加減が少々強すぎて、ちょっぴりお焦げ混じりだけど。


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by mmetomato | 2007-11-07 20:21 | 料理