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モンリシャール Montrichard:2/2



一昨日名前を挙げた城下町、ロッシュにも複数見られ、トゥール市内(旧市街)にも複数ある「コロンバージュ」と呼ばれる木組みに漆喰(或いはレンガを組み合わせたものもある)の古い家。



上は、手元のCentre圏の文化遺産を解説した専門書によると、「Maison de l'Ave Maria メゾン・ドゥ・ラヴェ・マリア(アヴェ・マリアの家)」と呼ばれる15〜16世紀築で、現在観光案内所が地階に入っています。

白い文字で記された「Office de Tovrisme」、現在の表記では観光案内所は「Office de Tourisme オフィス・ドゥ・トゥーリスム」と書きますが、あえてラテン語風にUをVに置き換えた表示。 決して誤植じゃありません。



こちらは15世紀のお家。
地階は現在、家具修理を手がけるアトリエ兼店舗が入っています。
上階は民家かな?

こういうお家は、ざっと見るとよく似た風でも、実は一軒ずつ独特の趣向が凝らしてあって、職人がサインを残していたりします。
狭い石畳ながらも一応町の目抜き通りに面しているので、車をよけ、往来する人に歩道を譲りと落ち着いて観察できなかったのでこのお家のサインは見つけられませんでしたが、そのうちまたロッシュで写して来た写真を掲載しましょう。

以下3枚の写真は、上のお家の細部のクローズアップ。












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by mmetomato | 2007-08-29 19:38 | 近郊
8月、2日目の夏


8月最後の週末、日曜はまたどんよりでしたが、土曜は素晴らしい快晴!
今月最初の日曜日にカッと暑くなっただけで、お空は「夏」ということを忘れたような8月だったので、ちょっと皮肉を込めて「今年2日目の夏」などと言われた一日でした。

暑さはどうやら日本へお出かけだったようで、日本全国で残暑に耐える方々にはお見舞い申し上げます。
でも、フランスも4年前に死者数2万人近い(19490人)猛暑を経験したので、このツケであと20年はもう暑さは勘弁して、というのが私の正直なところですが・・・



気温は日陰で29度、見事な夏日で、久しぶりの抜けるような青空のもと、市内南部を横切るシェール川 Le Cher を東へ辿って、50 km程先の隣県ロワール・エ・シェールLoire-et-Cher県モンリシャールMontrichard村迄出かけてきました。

ドイツやイギリスといった近隣ヨーロッパ国からの観光客は居ても、日本からの観光客が大型バスで乗り付けるなんてまずあり得ないような小さな村。

ルネッサンスのお城巡りの中心地方であるこの界隈には、「ロワール渓谷のお城巡り」と題されたツアー客には見向きもされないもっと古いシャトーも多数残っています。
そんな、10〜12世紀築のドンジョン(城塞)を巡るのが好きで、目的地は実はこの一歩先にある村の奇妙な村名をカメラに収めることだったのですが、近くを通りかかった機会に、今回初めて立ち寄った村です。





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by mmetomato | 2007-08-27 00:46 | 近郊
エッフェル塔の恋人達



「マダム或いはマドモワゼル」の、美しき「おみアシ」に見とれて、



裾広がりの下から「ノゾキ」を実行してみたりしても、



決して引っ叩いたりしないカノジョは「la Tour Eiffel :エッフェル塔」。

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by mmetomato | 2007-08-23 02:15 | フランス他地方
蕎麦の実、当初の目的


す〜っかり当初の目的から外れたものばかり作ってきましたが、切らしていたお蕎麦の実を買いに行った一番の目的は、思いついて以来ずっと試してみたかったこちらでした。

勿論、普段作っているサラダや煮込み、お粥等に使うつもりもあったのだけれど。



この図でピンとくる人は少ないかな。

確か中華料理起源で、日本の家庭料理としても親しまれている、あれは何か和名があったのかしら・・・ 肉団子に餅米をまぶして蒸したものがありますよね?
あの餅米を、お蕎麦の実に置き換えたらどうかしらと、しばらく前から思っていながらなかなか着手できなくて。

「豚挽肉パック」という便利な食材がここでは見当たらず、豚肉専門店で挽いてもらわねばならないのが億劫で先延ばしにしていたのを、ようやく実現しました。
結果はなかなか私好み。
蕎麦の実は、そのまま使うと、普通このお料理ではスタンダードであろう強火で20分程度蒸しても「まぁ食べられるけれどアルデンテ」という固さなので、恐らくあらかじめよく煎ってから使った方が良いのだろうと思います。
ただ、煎ると仕上がりの色がかなり濃くなって見栄えが悪い。
仕方ないので少し長めに加熱しています。

子供の頃、挽肉に米を混ぜるのではなく「餅米をまぶして」蒸した肉だんご という発想に驚くと共に、ツヤツヤのピンピンになってお団子を包んでいるお米、そしてモチモチッとした微妙な歯ごたえ、一切ひっくるめて、なんてステキな食べ物だろう! と感激したもので、以後中学生の頃だったかお寺住まいのお友達のお宅でご馳走になった時も久しぶりのことで大感激。
作り手の友人のお母様に「TOMAちゃんの大好物だったのね」と、これまた大感激されたこともありました。

大好物とまでは行かないけれど、未だに、おまんじゅうの皮とも違って「お米をまぶす」発想には相変わらず感服しています。
発案者は中国人なのでしょうね。

ソースはやっぱり辛子醤油。
いえ、実は和がらしが無いのでディジョンマスタード醤油で。
蕎麦だから、ワサビ醤油でも良かったかな。
(ワサビは近頃、スーパーマーケット Monoprix モノプリでも売っています)


<本日の仏単語>
・肉団子 boulette de viande ブゥレットゥ・ドゥ・ヴィアンドゥ
・同上、豚肉版なら boueltte de porc / boulette de viande de porc ブゥレットゥ・ドゥ・ポール/ヴィアンドゥ・ドゥ・ポール
・餅米 riz gluant リ・グリュオン
・豚挽肉 viande hachée de porc ヴィアンドゥ・アシェ・ドゥ・ポール
・辛子/マスタード moutarde ムゥタルドゥ
・ワサビ wasabi ワザビ/ワサビ


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by mmetomato | 2007-08-21 05:24 | 料理
遺跡巡り



かれこれ数年来、暇を縫うように巡っている近郊の遺跡。
メガリス mégalithes と呼ばれる巨石建造物の部類です。

最近訪れたのがこちら、トゥールから北上した隣のサルトゥ Sarthe 県との県境を超えて間もなくにあるドルメン。



フランスでメガリスと言えばブルターニュ地方が知られていますが、実は国中あちこちに大小様々なメガリスが散らばっています。
中でも、サイズには大小色々ながらも見応えがあるのがドルメン。
ブルターニュ語で「テーブル石」という意味の「dol men」が語源となったもので、日本語では支石墓と呼ばれます。

しかし、「墓」と訳しては、恐らく考古学者から諸々反論が出て来ることでしょう。
人骨や動物の骨、ピラミッド同様に様々な石器や土器類がこれらドルメンの下に埋蔵されていることも知られていて、墓であろうという説も割と有力ではあるものの、未だ決定的な建設用途はコレである、とは明らかにされていません。

つづき:la suite
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by mmetomato | 2007-08-20 02:54 | 近郊
ビールのタルト



既にレシピを掲載していると思い込んでいたところ、一旦掲載したもののサイトをデータベース化した際に登録し忘れたのか、元々ケロリと忘れたきりだったのか、久しぶりに作ろうと自分のレシピを参照したかったのに見当たらず、古いメモ帳をひっくり返すのも面倒になって、記憶を頼りに土曜の朝取りかかってお昼には仕上げる筈だったタルト。

ところが。

朝一番にコーヒーを飲みながらタルト生地を用意し休ませておいたのを昼食前に常温にして、食後にさて焼き始めようと型に生地を敷き込み、フィリングも半ば混ぜかけてタルトを空焼きしようと思ったら・・・
オーブンのスイッチが入らない。
汚れでも飛び散ってくっついたのかしらとよくよく見てみても、ついこの間オーブンの外側も拭き掃除したばかり。

お料理レシピをメインとするウェブサイトなど作っておきながら格好悪いことこの上ないのですが、実は我が家のオーブンはもの凄い年期もので恐らくその年齢は20年を下らないであろうモデル。 でも二昔以上昔の電化製品って、今売っている物に比べると遥かに丈夫なんですよね。
今にも壊れそうな顔をしているのを義母から譲り受け、こまめに掃除しないと天井のサビが落ちて来るんじゃないかというような形相ながらも、しっかり機能していてくれたのが、ついに押しても引いても、終いには叩いても(大概の電化製品の修理はこうして始まる・・・でしょ?)ピクリともせず。

大分前から買い替えたくて仕方なかったものの、いかんせんポンコツとはいえ頂き物。 ことあるごとに義母には「あのオーブン使ってる?」と恩着せがましいのか気遣いなのか頻繁に問われるので、放り出して新品を買うのも気が引けるし、使えるものを(もはや人にあげられるような物じゃなく、10ユーロ札を貼付けるからどうぞもらって下さいとお願いするようなシロモノ)全くリサイクルしてくれないトゥール市の粗大ゴミ場に持ち込むのもモラルに反するし・・・
等々モゾモゾ言いながら使い続けてきたので、準備万端のタルトを冷蔵庫に避難させて、大喜びで新品購入にお店巡りに出かけてきました。
それこそスキップしそうな勢いで。

数年来の念願やっと叶いけり! といったところ。





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by mmetomato | 2007-08-19 00:09 | デザート
TOMATOが「惚れた」トマト



サイト内のどこかに書きましたが、何故名前をTOMATOにしたか。

生まれも育ちもインテリ界、少なからずシモネッタ好きでシニカルで口の悪い、セルジュ・ゲンズブールにヴィネガーをまぶしてコミュニスト傾向を散らしたような大学講師(仏人)の授業中&その後が発端。
日本でのことです。

ポンと飛び出した、裏に意味の隠されたジョークには聞こえないジョークにクラスで一人だけ気付いてしまい、持ち前のとめどない想像力で彼の言わんとするところをピッチリ頭に鮮明な絵に仕立てた挙げ句、笑いをこらえて真っ赤になったのを、教壇の彼にめざとく見つけられましてね。
「ウハハ、一人だけトマトになってる奴がいる」
と冷やかされ、更に最悪なことに、周囲の誰も何が起こっているのかサッパリ分かっておらず、授業後に仲間達と集った際、
「さっきのトマトって何だったの、あなたに向かって言っていなかった?」
なんて話になり、迂闊にもというか妙にナイーヴに、私には面白かったそのシモネッタ・ジョークの内訳を白状した挙げ句、以後しばらく仲間達に折りに触れ「トマト!」と冷やかしに呼ばれることとなり・・・

かれこれそろそろ9年目が近づくグルメ・ガーデンに着手するに当たって、本名など記す気は更々無かったので、どうしようかと思いめぐらせる最中に折しも彼の話題がフランスから届き、「そういえば。トマトをアルファベットにしておこう」という、全く安易な発端です。
マダム を添えたのは、サイト作りの当初の目的だったHTMLを覚えたかった当時、まだパソコン通信からインターネットに世の中が切り替わって間もなく、ネットを良く知る周囲の人達から「女性は特に変な奴につきまとわれないように気をつけた方がいいよ」との声が多くて、マドモワゼルじゃないのが分かれば良かろう、というこれまた単純な発想から。

多分来年もサイトは続けていることと思うので、まさか10年近くそんなものを引きずることになろうとは、当時は知る由もありませんでした。

さして重要性の無かった冷やかしの「トマト」の大元氏は、問題の授業から1〜2年後にパリに戻ったにも関わらず未だに電話をかけてくると決まって「ト〜マ〜ト〜」で始まり、最後は「君のコンコンブル(=キュウリ。相棒のこと)によろしくね」。
当時の友人達ももはや忘れているのに、たまにパリへ出て会うとなると、カフェのテラスからも大声で「トマト!」と叫んでよこします。
ちょっとしつこい。(噂をすればなんとやら、書いている真っ最中にまた「パソコンが壊れた!」と電話が・・・)
見たところまずそうは見えないけれど、ゲンズブール同様、実はもの凄くシャイで繊細な神経の持ち主なんですけどね。
えらくひねくれたユーモアセンスの持ち主で、彼のジョークの意味は理解できない方が普通の人のフリが出来ること間違いなしという部類。

前置きが長くなりましたが、そんな折りに引き合いに出されるだけあって、トマトといえば普通思うのはやはり「赤」ですよね。
でも、私がこれまでで恐らく最も惚れ込んだトマトは緑色。



猛烈な暑さに見舞われることなく終わろうとしていた7月の末、そろそろ並び始めたかしらと、市内のマルシェでは私が知る限り(毎日全てのマルシェを巡っているわけではないので、あくまでも「私が知る限り」よ)唯一育てて売りに来る農家の出店へ顔を出したら、並んでいたのは大きな大きな「Coeur de boeuf:牛の心臓(品種名)」と「Piment:トウガラシ(品種名)」の2種類だけ。
緑のトマトは?と尋ねると、残念ながら今年は植えなかったのだそうです。

というわけで、写真は去年のものです。

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by mmetomato | 2007-08-18 05:40 | 食材
我が家の名物タルト&カウチサーフィング



このほど、昨日の赤のスパークリングワインの冒頭で触れたように遠方から来たブロガー・カップルが我が家に泊まりに来るに当たって、今度ばかりは明らかに「あのタルトを楽しみにしているぞ」と相棒に催促されて、前日に用意したのがこちら。



出来立ての熱々にカメラを向けたので膨らんでいますが、冷めるとフィリング部分が少し沈みます。

今年の春に雑記に書いた、老若男女、現代フランス人に知らぬ人は居ない駄菓子的存在のキャラメル「Carambar カロンバー(ル)」でランプシェードを作った際の副産物、Tarte aux Carambarsと同じものです。

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by mmetomato | 2007-08-16 04:42 | 料理
発泡赤葡萄酒



全て漢字にしてみると、なんだか中国紹興酒と大差無い大衆的なお酒みたい・・・?
言い換えれば、スパークリング・レッド・ワイン。 カタカナ使い放題の現在だと、こちらの方がしっくり来るかしら。



先日、近郊の一夫妻、遠方から休暇で遊びに来た一夫妻に私達(相棒と私)と、ネットを介して知り合ったブログ仲間(les blogopotes)で集った夕べのアペリティフがこちら、スパークリングの赤ワインです。

つづき
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by mmetomato | 2007-08-15 01:26 | 食材
フルーツの名を持つトマトたち


トマト祭りで訪れた菜園より、フルーツの名をもらったトマト達。

お野菜扱いされているけれど、トマトもフルーツなんですよね。 日本語だと「実野菜」という便利なことばがある通り。



上は、ラベルが英語なのでお分かりでしょう。
「ワイルドチェリー」、鮮やかな赤に熟すミニトマト、Tomates cerises:トマートゥ・スリーズ(和訳するとチェリー・トマト)の一種。



こちらもサクランボですが、粒はミニトマトよりも大きく1つ50〜60gが標準という「ブラック・チェリー」。



これまでに私が目にした「トマト」の中で最も小さいものがこちら。
その名も「groseille:グロゼイユ」、赤房スグリ。
ほんっとにちっちゃくて、大きめでも私の小指の先端くらいです。
サイズの目安に写っている指は、人差し指、中指、薬指。
ただ、色はさすがにトマトの赤で、グロゼイユのように透明感ある鮮やかで目に眩しいようなルビーレッドとはやや異なります。

トマトと同じナス科の、日本でもフランスでもその辺の野原や雑木林の縁、川原の草地などによく見かける「キチガイナスビ」なんて呼ばれる毒草の果実のほうが、その辺のトマトよりもよっぽどこのグロゼイユトマトに近いんじゃないかと思うくらいのミニチュアトマト。
お料理のあしらいに違った活躍をしてくれそうな可愛らしいサイズで、家庭菜園があったなら植えたくなります。

つづき
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by mmetomato | 2007-08-14 19:43 | 食材