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「男達」村


初夏ですね。
日本では「しとしと雨に打たれる紫陽花(アジサイ)」が、風情たっぷりに微妙なグラデーションで彩る頃ですが、フランスでも人気のアジサイ、土壌の違いのためでしょう、この辺りの地植えは皆揃ってピンク色。 漢字で書くと「紫」が登場するのは、なるほど日本の土あってのことなのかと、強い陽射しに果敢に顔をさらすこんもりした玉を、「日本的な情緒がまったくナイ」と、少々落胆しつつ眺める時期。

6〜7年前に、その年最も視聴率が高かったTV番組は「Météo お天気予報」だったという雨続きの春〜秋がありましたが、今時分、この辺りでは、普段は大分暑くなってきます。
今年は、暑さはイタリアと東欧へ出かけ、そちらでは45度の猛暑とのこと。

大雨を落としそうな黒い雲と太陽が、入れ違いに巡って来る空模様ながらも、割と過ごし易い心地良い気候の中、先日久しぶりに出かけて来た「男達」村で、初夏の野草と共に、虫達もすっかり夏へ向かっていました。




トゥールから、車で30分くらいかな。
トゥーレーヌ地方北西部にある、「Hommes オム」という村。 直訳すると「男性/人間(人類、という意味での)」の複数形。
手元の、Indre-et-Loire アンドル・エ・ロワール県の市町村ガイド冊子によると、元々は「ニレの木 l'Orme ロルム」という名だったのが、時と共に今の村名に変化したらしいです。

村自体には何があるのやら、その辺にいくらでもある、街から少し離れた小さな集落が畑や雑木林の間にちょろっと広がるだけで、興味はないのですが(古いお城があります。お城など他にいくらでもあるので、注目度は皆無に等しいけど)、村はずれに、緑に囲まれたエメラルドグリーンの水辺があります。





かつては採石場だったもので、どの程度掘って石を切り出したのやら、小さな湖が6つ。県道から少し脇にそれたところに点在しています
釣りが出来る所、泳いで良い所、ダイビングできる所と分けられているので、特にダイビング可能な所など、かなり深い模様。

長い街暮らしのために、車を持つ生活に馴染みが無かった私達。
今の所に住み始めた当初は車を持っておらず、近郊ちょっと離れた場所に何があるのかに殆ど通じていなかったある真夏の晩のこと。
小学校時代から未だに集っては、馬鹿話から大真面目な議論までなんでもアリの仲間達に加わって、明け方まで話し込んでいたところで、
「ああそうだ、“ キャリエール・ドム ” 知ってる?」
と切り出す友人。
「キャリエール・ドム=Carrière d'homme」から理解できることは、その時点の私には唯一つ、「オトコのキャリア(職歴)」。
その時は、近郊に「Hommes オム」なる村があることなんて知らなかったので、想像力をちょっとつぎ込んだところで、「男の採石場?」。

「へ、知らないのか。 じゃ、夏のうちに行こうよ、釣りもできるし泳げるぜ」
「???」
適当にお酒も入って、ほどほど話し疲れて、早い夏の夜明けが近づきトロンとする中、またふざけた冗談の一つか、彼等の子供の頃のいくらでも出て来る悪戯エピソードの一つなのか、訝しい話だと思いつついると、
「水が透き通って、10メーターくらい下も見えるんだ。魚もウヨウヨ居るよ」
なるほど、どうやら石切り場跡地の湖らしい、とまでは分かるものの、「オトコ」?というのが不可解。 友人の方は、ちょっと離れた小さな村の名に、私が全く通じていないことなど思いもよらないらしくて、しばらくその湖の魅力をたっぷり語っていました。

そんな話が発端で、初めて覗きに行って以来、水が冷たいので泳ぎはしませんが、時々出かけるお気に入りのお散歩道に。




6月半ばの週末。
釣り人とダイバーグループの他に、お散歩を楽しむ家族連れや老若男女カップルに加えて、一日中、強い陽射しと雨雲が交互にやって来る中でしたが、気の早いことに行水する若い子の姿もありました。

緑に囲まれていることもあって、そのグリーンと空のブルーが映える水の色がと〜にかく綺麗で、なんとかカメラに収められないものかと幾度もトライしているのですが。
海岸のように広く水が広がるのとは違って、小さな湖が集まったようなところだけに、どうカメラを向けても、その雰囲気を捉えた写真に出来ないのが悔しいところ。
腕が良ければ、実現できないこともないのかもしれませんが・・・




辺りの野草や、にわか雨に誘い出された怪しげな茸を見つけて、ゴキゲンで歩いていたら、野生のオレガノがあちこちで小さな花を咲かせていました。
今すぐサラダやパスタに散らしたいくらいに、良い香り!
森や牧草地の縁などでは、大分丈を伸ばすオレガノですが、直射日光を遮るものがない水辺のためか、畑に茂り始めのタイムのように、地面に低く広がっています。


<本日の仏単語>
・アジサイ hortensia オルトンスィア
・石切り場/キャリア carrière キャリエール
・お天気予報 météo メテオ
・トンボ libellule リュベリュル
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by mmetomato | 2007-06-29 17:33 | 近郊
旬の野草


半ば「自称」という面もあれど、ここトゥーレーヌ地方は、土地の売り文句、そして一般的にも(ある程度)そういうものだ、ともされている代名詞は「フランスの庭」。
ロワール川流域のお城巡りの主要地域で、そこら中にあるシャトー(お城)の庭園、殊にすぐ近くのヴィランドリーVillandry城の四季折々に姿を変えるお庭、少し東へ足を伸ばせば毎年国際庭園フェスティヴァルが開かれるシュヴェルニーCheverny城辺りは、国内外からの観光客を集める超有名どころ。
そんなに足を伸ばさずとも、トゥール市内の公園も、かなり市が投資しているらしく、頻繁に新しい草木が植えられて、いずれもそれなりに見応えある風景を作り出しています。

そんな土地だけになのか、「天然・自然の緑」と「人工的な緑」の違いが分からないこの辺りのフランス人(この辺りだけでもなさそうだけれど)にとっては、「野草が好き」も「花壇の&お花屋で売っている花が好き」も、何ら違いが見えないらしくて、「野生の草花が好きなの」と言うと、しばしば「じゃ、今度どこそこの有名な庭園を一緒に見に行きましょうよ!」と身を乗り出されるのですが・・・

あまりにキッチリと手入れされたフランス庭園は、「面白い幾何学模様ね」と遠目に眺める楽しみは一応あれど、ひとつひとつの草花を丹念に観察する楽しみに欠けるので、私の好みとしては今ひとつ。

断然好むのは、河原の草地や道端の、或いは森林の縁や木々の足下の草花で、これはもう子供時代から肌に染み付いた最たる日々の楽しみの一つとなっています。
それこそ、コンクリートの隙間から逞しく顔を出す雑草の方が遥かに好み。
おのずと、その辺の草地にワッと広がって花を咲かせている野草を見つけると、写真にしてどうしようという目的もないのにカメラを向けたり、摘んで歩いたりの衝動が抑え難くて・・・

結果、近所の草木の写真だけで、時間さえ許せば365日毎日違う植物をピックアップして、草花専門ブログでもお任せあれ!とばかりの写真が積る積る・・・
そればっかりでもどうかと思うので、小出しにというわけでもないけれど、時々ここに載せようかと思いつつも、いかんせん旬のお花って、お野菜以上に時期が短くて、うかうかしているとさっさとピークが終わって他に入れ替わってしまって、かれこれ数年来出番を得られない写真も多々あります。

前置きが長くなりましたが、目下野原に見事に色を散らしているお花をふたつ。




上は「コクリコ」。 日本で言う「ヒナゲシ」。
厳密には、その実ですね。 ピントを合わせたのがそちらなので。

野原にも、県道沿いの草地にも、民家やぶどう畑の縁の石塀の隙間にすら根をおろして、可憐な割になかなか逞しく生えるこのヒナゲシは、麦畑も大好きらしくて、今大分実が入っている青白い独特の色合いの小麦の穂の間に間に、鮮やかな赤を散らしています。
お花の可愛らしさもさることながら、小さなシャポー(帽子)を被ったような果実が面白い形。
この草は、既に咲いているお花を摘み取ってもすぐに花びらが散ってしまうので、開きかけか開く数日前くらいのつぼみを集めて水に刺しておくと、花瓶でも間もなくして元気良く花を咲かせます。

去年だったか今年の春だったか、知人がTVニュースで見かけたというのを知らせてくれた話では、この花びらを集めて様々なお料理に作り替えて提供しているペンションが、国内のどこだかにあるのだそうで、食べていけないこともなかろうとは思っていたけれど、本当に食べる人が居ると、初めて知りました。
ちなみに、ポピーの類と言うとオピウムを連想する人も出て来かねませんが、全く別なポピーがその原料ですので、このヒナゲシはドラッグにはなりません。

そしてもう一つ、今大分花開いているのが「ブルエ」こと「ヤグルマギク(矢車菊)」。





このお花を見ると、毎年一度は思い出すのが、
ジェームス・アイヴォリー監督の「A room with a view」。
邦題「眺めのいい部屋」。

とってもブリティッシュな若い女の子が、従姉妹だったか叔母だったか二人と共にフィレンツェに滞在する中、社会階級の異なる奔放な青年と出会い恋をする。 堅苦しい階級社会に馴染めない主人公の女の子が、周囲にはショッキングとも映る青年に惹かれる素朴さを、プッチーニの有名曲のオペラと、この監督ならではの寒気がするほど綺麗な風景を交えて描いた作品。
もう15年位前になるのかな、もっと前だったかな・・・?
ゆったりとした気分を満喫できる一作。

その中で、主人公の若い女性に付き添って旅していた二人が、フィレンツェののどかな田園風景の中、このヤグルマギクを摘み集め、お宿に戻って楽しそうに、集めた花を散らしているシーンがありまして、以後ヤグルマギクが誰かが種を散らしたように草地のそこら中に生えていたりすると、ほぼ必ずこの映画を思い出す次第。

緩やかでロマンティックで、でもベタベタに甘過ぎないこの映画、既に観たことのある人も多いことと思いますが、まだなら、使われているクラシック音楽も含めて、オススメよ。



<本日の仏単語>
・ヤグルマギク Bleuet ブルエ
・ヒナゲシ Coquelicot コクリコ
・庭 jardin ジャルダン
・フランス庭園 jardin français ジャルダン・フランセ
・イギリス庭園 jardin anglais ジャルダン・アングレ
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by mmetomato | 2007-06-22 23:08 | Nature
香り野菜で缶詰料理


こういうの、人によっては「臭い野菜」なんて言い兼ねないかもしれないけれど。
ハーブ類が好きな私には、たまらなく美味しい香り豊かなお野菜のひとつ、フェンネル。




フェンネルといえば、コスモスやカモミーユ(カミツレ/カモマイル)に似た涼し気な葉をハーブとして、種もハーブ・スパイスとして使うのに加え、根元が肥大するフローレンスフェンネルはお野菜(上の写真)と、いくつか種類がある中から、様々に親しまれるヨーロッパの香り野菜。

いずれのフェンネルも、同じセリ科のアニスと共に、「アネトール」と呼ばれる清涼感ある成分による、ほんのり甘味を感じる独特の風味が何よりも特徴的。
その香りさえ好めれば、生でも、煮ても焼いても蒸しても、幅広く楽しめるお野菜です。




そんな株状のフェンネルを用いた、我が家で近頃よく作るアントレがこちら(上下)。
上がオイルサーディン、下は同じサーディンのトマトソース。
それぞれ、イワシの缶詰です。

材料を併せるだけで、忙しかったり食材が少なかったり、「あと一品」「おかずが足りない!」という時にすぐ出来て、そのままでも、パンを添えても楽しめる上、とにかくフェンネルの香りの良さと歯ごたえの良さをストレートに楽しめる小皿料理。




元々は、父のキャンプ料理を倣ったもので、彼が作っていたのは、冷水にさらしてシャキッとさせたタマネギのスライスにオイルサーディンを乗せて、お醤油をサッと垂らして香りを添えたもので、昔よくそれをライ麦パンにのせて、オープンサンドイッチのようにして味わったものでした。

今の我が家で私もタマネギ版を作ることは多々ありますが、フェンネルの価格が少し下がって来ると、フェンネル版の出番が多くなります。
一応洋風だけれど、お醤油も欠かさず。

他のお野菜やお肉にも、割とオールマイティーにあわせられるお野菜ながら、お魚との相性がとても良くて、昔実家で、釣り好きの父が(或いは父と共に)鱒を沢山釣って来ると、焼き魚の他、掃除したマスのお腹にフェンネルの葉やパセリの葉を詰め込んでスープ煮にしたものです。
株が膨らむタイプなら、冬料理のアンディーヴ(チコリ)のグラタン風に、縦いくつかに切り分けたフェンネルにハムを巻き付けてベシャメルソースをかけてグラタンにしたり、夏野菜のごった煮のような「ラタトゥイユ」に加えたり・・・

このところ週末も出かけっぱなしでマルシェ行きを全く楽しめず、お野菜調達ももっぱらスーパーマーケットなため、日頃の意に反して季節を少々先取りしていますが、フェンネルの旬はこれから。
益々出番は多くなることと思います。


<本日の仏単語>
・フェンネル fenouil フヌゥイユ
・カモミール camomille カモミーユ
・オイルサーディン sardine à l'huile サルディヌ・ア・リュイル
・缶詰 boîte de conserve ボワーットゥ・ドゥ・コンセルブ
・チコリ endive アンディーヴ(ベルギーの仏語圏ではシコン chicon)
・ラタトゥイユ ratatouille



<本日のバックミュージック>
Jarvis CockerのAlbum「Jarvis」。

最も気に入っている彼の“ Cunts are still running the world ”は、本国イギリスで放映禁止或いは販売禁止(どちらか不明)だそうで、そのためなのか、アルバムには収録されていないのがと〜っても残念。
Jarvis Cockerは、年々ひどくなる一方のJane Birkinジェーン・バーキンとどっこいの(否、さすがにJarvisが上ですが)強烈なイギリス訛りながらも、ちゃんと仏語でインタヴューに応じるので、フランスでの好感度大。
ちなみに、仏語ではジャーヴィスではなく「ジャルヴィス」と読みます。

Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“Dont Let Him Waste Your Time”
“Cunts are still running the world” on French TV Taratata (仏語で応じるinterviewも)


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by mmetomato | 2007-06-14 16:27 | 食材
枝もたわわな「スリーズ」


先週、「枝が折れるから早く採りに来い!」と言われた、その枝がこちら。




ヤナギの木になりすましたかのように枝先が地面をかする枝の下に潜り込むと、果実はまるでブドウの房かと見紛うばかりにビッシリ。
今旬の盛りのCerises スリーズ、サクランボです。




週末に招かれていて、先日の「お砂糖のタルト」を手土産にお昼にお邪魔する筈だったのが、我がまま気ままに近頃全くブレーキの効かない義母の、「もう“長いこと”来てくれないじゃないのよ!」と涙を武器にした呼び出しに「15日前に行ったのに?」なんてオブジェクションの隙もないまま、相棒と共に渋々お友達からのご招待をキャンセルしたのですが。
トゥーレーヌ地方の外れ辺りにあるそのお友達夫妻宅は、いくつか可能性のある義父母宅からの帰宅ルートのひとつの途中にあるので、結局夕方お邪魔してきて、これらサクランボを日暮れ前にやっとこ写して来ました。

夏至に向かう今、最も日が長い時期とはいえ、「夕方ちょっと寄るから」とお邪魔した筈が、日暮れで辺りが大分暗くなり行く22時半頃まで話し込んでしまい、結局、「摘んで行ってよ」と言われていたサクランボに手を伸ばす間もないまま帰ってきてしまったので、写真だけ・・・




マルシェなどに並ぶ甘くて大粒のスリーズに比べるとやや小さめですが、3週間前にほんのり頬を染めたようだったのが、今は大半が真っ赤を通り越して黒っぽいほどに色づき、採り放題、さもなくば落ち放題で正に今が収穫時期。

この一家の飼い犬の一匹は、この木の下にゴロンと寝転がるので、本来なら白いフレンチブルドッグ(系の雑種)の筈が、今は鮮やかな赤斑という妙な姿で愛嬌を振りまいていました・・・


<本日の仏単語>
・サクランボ cerises スリーズ
・犬 chien シヤン
・フレンチブルドッグ bull français ビュル・フロンセ


<本日のバックミュージック>

PulpのBest Album「Pulp Hits」。

Youtube.com & Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“This is hardcore”
“Something changed”
“Common people”


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by mmetomato | 2007-06-13 15:47 | Nature
お砂糖のタルト


名前に先に出会い、実物には遅れて出会った「タルト・オ・スュクルTarte au sucre:お砂糖のタルト」。
当初私は、「ウハハハハハ、ならいっそピザを“ピザ・オ・フロマージュPizza au fromage(チーズピザ)”、それよりなによりパンのことは“パン・ア・ラ・ファリーヌPain à la farine(粉製パン)”とでも呼んだら?」と笑い飛ばして真面目に請け合わなかったものでした。

あまりに馬鹿馬鹿しい名に思えたんですもの。

「タルト」とは、タルト型に折りパイ生地、ブリゼ生地、サブレ生地等何かしらの生地を敷き込んでフィリングを流したお料理・お菓子を示す総称で、例えばキッシュもタルトの一種であるため、勿論塩味のタルトも存在します。
それにしても、甘いタルトでお砂糖を使わないものの方が珍しいくらい(我が家のリンゴのタルトには、近頃はお砂糖は全く使わず、でもジャムを用いています)。

そんな「お砂糖のタルト」が、実際にお砂糖を主材料としてお砂糖を味わえるタルトと知った時には、「ワライトバシテ、スミマセンデシタ」と、誰だか知らない発案者を思い描きながら、心の内で謝ったものでした。




そうこう言いながら、昔作っていた「TOMATO流お砂糖のタルト」がありまして、久しぶりに作ったのがこちら。

元々は、砂糖大根の一種を原料とするお砂糖作りが盛んな北フランスやベルギー南部辺りのお菓子で、薄く伸ばしたパン生地に、お砂糖をクリームと玉子でつないだようなフィリングを流して焼き上げる、ピザのように厚みの少ないタルトです。
使うお砂糖も、白砂糖か、色が明るめのヴェルジョワーズと呼ばれるやや精製度の低い赤糖の一種をちょっと混ぜるかそれを主体に作るかのどちらか。

でも、私はこのタルトに使う程度の少量のパン生地を作るのが億劫に思えて、タルト生地の定番のひとつであるバリッとしたブリゼ生地に置き換え、お砂糖も甘いだけの白砂糖よりもコクのある味わいを楽しめるようサトウキビから作られる黒砂糖に置き換え、もはや本場のタルトから目一杯外れたものに。
やがて、日本の書店で見かけたのだったか、お友達が貸してくれたのだったか、丁度見た目がこんな感じのタルトをフランス菓子だと称して紹介していた本に、本国フランスのタルトよりも私の邪道なタルト・ア・スュクルに近い感じのものを見つけ、クランブルを散らすアイデアを拝借し作っていたのですが・・・

それから大分時間が経過し、タルト生地を空焼きするためにオーブンに入れたところで、当時のレシピなんて全く覚えちゃいない ということにハタと気付きまして、結局、「即興」なんて言うとさも要領よく作り上げたみたいですが、「どうせお砂糖メインなんだから、適当に作っても不味いわけもないでしょ」と、実のところかな〜り適当に混ぜて流してチャッチャと仕上げ。

1つ目を自家用に、それを味見して配合が大丈夫そうなら、2つ目は週末に招かれていたガーデンランチの手土産に、と思ってひとつ試作したところ、今回使った、サトウキビの黒砂糖により近いてん菜糖原料で色が濃いめのヴェルジョワーズの風味は美味しいものの、今ひとつメリハリに欠けるので、二つ目には細かく刻んだアーモンドを加えました。
殆どアーモンドプードルに近いくらいに、皮なしアーモンドをグラインダーで砕いて。

お砂糖ベースのもったりしたフィリングを、肩(というのかな? タルトの縁)の低いタルト生地に流すので、タルト型が無くても作れるのではないかと思います。
試していないけど。


<本日の仏単語>
・タルト tarte タルトゥ
・タルト生地 pâte à tarte パーッタ・タルトゥ
・ブリゼ生地 pâte brisée パーットゥ・ブリゼ
・折り(重ね)パイ生地 pâte feuilletée パーットゥ・フゥイユテ
・サブレ生地 pâte à sablée パットゥ・サブレ
・ヴェルジョワーズ vergeoise(砂糖大根から作られる赤茶の砂糖)
・砂糖 sucre スュクル
・黒砂糖(サトウキビの)sucre roux de canne スュクル・ルゥ・ドゥ・カンヌ
・砂糖大根(の一種) betterave à surcre ベットゥラヴ・ア・スュクル(直訳すると砂糖用ビーツ)
・サトウキビ canne à sucre カンヌ・ア・スュクル


<本日のバックミュージック>
Leonard Cohenレナード・コーエンのAlbum「More Best of Leonard Cohen」。

これは最もよく聴くCDの一つで、入手して以来ステレオ、そして今はパソコンのあるデスクの側を離れた試しナシ。
リリースされた頃、Virgin Megastoreをブラブラしていて試聴版を見つけ、当時コーエンの名すら知らなかった私は何の身構えもなくヘッドフォンをひょいと耳にあてがって・・・ 声を聞いた途端、腰が抜けそうになったものでした。
I'm your manなんて、未だにそのお色気にふにゃけてしまう。 「この声でこんな事」を言われたら、もうすぐさまついて行ってしまいかねないかも?というくらいに・・・(歌詞のようなことを口説き文句に出来る人なんてそうは居ないでしょうし、それを私に向けよう筈があるのか? なんて野暮な話はまるっきりさておいた話よ、ヘリクツこねる人が居かねないので念のため)

Youtube.com & Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“I'm your man”(アニメーションはオリジナルvidéoではありません)
“Closing Time”
“The Future” de Leonard COHEN (live)


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by mmetomato | 2007-06-11 18:08 | デザート
山羊乳製ゴーダ


「ゴーダ:Gouda」といえば、オランダを代表する牛乳製チーズのひとつ。 でも、今日のゴーダは、その山羊乳ヴァージョンです。

仏国内で全国広く出回っているチーズの大半は食べ尽くしたものの、いかんせんチーズ大国だけに、名前しか知らないもの、名前すら知らないもの(極少量生産で、その土地界隈でしか販売されていないものなど特に)、諸々ひっくるめたら、恐らくまだ半分も食べていないだろうと言えましょう。

何か始めたらとことん突き進みたくなる質の私には、未知のチーズがどっさり残っているかと思うと悔しくてたまらなくなるのですが、何年か前からサイトに掲載している「チーズガイド」のレイアウト変更ついでに、そのページに使っているチーズ写真の古いバックアップをひっくり返しているうちに、「うわ〜、チーズ食べたい!」と凄まじい欲求に襲われてしまい。
最近はお料理に使う他はあまり買わず、チーズプレートを食事の最後に楽しむこともなかったのですが、久しぶりに買って来たのが、この山羊ミルクのゴーダ。




このところあまり良い天候に恵まれない中で写したので、多少冷めた色に写ってはいますが、牛乳チーズに比べると黄色みが殆どなく、絵に描いたような黄色いチーズとは少し違った色合いなのが山羊乳製の特徴のひとつ。

オランダのチーズというと、何年か前にフランスチーズの伝統を脅かそうとした欧州EUの新たな法案、「チーズの原料ミルクは加熱殺菌せねばならない」なんて決まりを通そうとしたのがオランダだった、なんて批判が向かうのもなんとなく頷けるような、加熱殺菌ミルクで作るチーズが多々ある国。
ゴーダも例外ではありません。

その加熱処理と共に、凝乳にしてから圧をかけて生地をギュッとかためてから熟成に入るので、小型の単に水切りしただけで熟成にかかるシェーヴルに比べると、山羊特有の動物臭さは大分抑えられたこなれた味。
ムッチリ&モッチリしたゴーダらしい生地の口溶けが良くて、山羊にしては割と万人向きの味でしょう。
裏返せば、まったりと口腔内に絡み付くようなポックリ生地のシェーヴルで山羊乳独特の風味を満喫したい! という人には、ちょっと物足りないかもしれませんが。

日本でも販売されているか分かりませんが、山羊乳チーズの入門に良さそうです。

グラタンなど、オーブンで焼き目をつけるお料理に散らしても良さそうだと、大きめを買って来たものの。
口当たり良くて、食事の最後のチーズプレートで楽しむうちに、すぐなくなってしまって、未だお料理に活用できたためしがなくて・・・


<本日の仏単語>
・山羊乳ゴーダ Gouda chèvre グーダ・シェーヴル
・山羊(雌)chèvre シェーヴル
・山羊乳チーズ fromage de chèvre フロマージュ・ドゥ・シェーヴル
 明らかにチーズの話をしている際には、単に「chèvre」だけで「山羊乳製チーズ」の意味として用いることが多々あります。
・山羊乳 lait de chèvre レ・ドゥ・シェーヴル
・乳/ミルク lait レ(←カフェオレcafé au lait の「レ」)


<本日のバックミュージック>

Florent Pagnyフローロン・パニのAlbum「Savoir aimer(サヴォワール・エメ)」より、
“ Savoir aimer ”(サヴォワール・エメ)

直訳すると「愛することを知る(習得する)」。
単純なようでいて、「見返りを求めずに人々を愛し生きる」と、いやはや深い歌。 詩を明瞭に聴かせる彼にピッタリ。
このプロモーションVidéoは、歌詞を丸ごと手話にしており、耳の聞こえない人達から「初めて音楽を楽しむことができた」と大好評でした。 歌の内容が内容だけに、素晴らしい思いつき!

Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“Savoir aimer”


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by mmetomato | 2007-06-09 17:58 | 食材
残りご飯のガレット


「ガレット galette」というのは、平たい円盤状のもの。
元々、形状を示すものなので、クレープのガレットもあればクッキーの一種のガレット、はたまた千切りにしたり蒸かして潰したポテトコロッケのようなガレットと、様々なガレットがあります。
「形」を表す単語なので、食べ物ばかりに限らず。

「残りご飯のガレット」は私の命名で、冷蔵庫で残りご飯が出番を待っていて、一人分だけ手早く軽く食事をしたい時に、時々作るお好み焼き感覚のものです。




お好み焼きのような、「お焼き」感覚のような、我が家の、中途半端にチョコッとご飯が残った時のお片づけ料理。

調味料と具は気分次第でその時々に違いますが、ベースは溶き卵&冷やご飯。
今回は、長粒米の一種であるインドのバスマティ米使用。 日本風の丸粒米でも同様に作ります。
この日の具は、他におかずの残りがあったので極めてシンプルに、青ネギ(新タマネギの束の葉っぱ)、炒りごま、唐辛子フレークで、塩味付けはお醤油を切らしていたのでニョクマム(魚醤/ナンプラー)。

ベースがご飯なので、具は幅広く何でもOK。
キムチや野沢菜漬け等のお漬け物や佃煮の類を刻んで加えてもよし、お好み焼き風に豚肉の薄切りを敷いたり、桜海老やお魚のフレーク、それともふりかけ(今の時期なら、私はニンジンの葉っぱの自家製ふりかけ:レシピあります)を混ぜてもよし、手持ちと思いつき次第でヴァリエーションはもういくらでもあり。

ふんわり厚焼きでも良いですが、私は「お焦げ」を楽しむべく、ご飯茶碗に軽く一杯ほどを薄めに焼いて香ばしさを楽しんでいます。
レシピページを作るまでもなさそうなものなので、きちんと計量していません。
リクエストがあれば計りますが・・・

こういう「ちょこっと作るもの」って、計量するとかえって味がおかしくなるのよね。


<本日のバックミュージック>

Nirvana(ニルヴァナ)のAlbum
Nevermind(ネヴァーマインド)

このアルバムが大ヒットした年の夏、当時住んでいた欧州某国の私のアパートの大きな出窓が交通量の多い通りに面していて、ラジオもCDプレイヤーもコンセントを引っこ抜いてあるのに、絶え間なくこのCDのいずれかの曲が聞こえていた と表現しても決して過言じゃないくらいに、行き交う車から聞こえてきたものでした。
そのあまりの人気に、「誰だか知らないがこのRockerは過去最高のアルバム販売数を記録したに違いあるまい」と思っていたくらい。
勿論、すぐさま歌い手を突き止めてCDを購入。
今も大事にしています。 そして今も、よくラジオでかかるのよね。

しかし、歌い手が自殺したと知ったのはほんの数年前、2001〜2年頃。 近所の若者宅にアペリティフに招かれ、音楽の話に熱中する中、「そう言えばNirvanaって解散しちゃったの、アルバム出ないけど?」との、私にとっては単純な質問が、隣人君には素っ頓狂な問いだったことでしょう。
お陰で、新作発表の願いはその日を境にスッパリ絶たれました・・・


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by mmetomato | 2007-06-05 17:04 | 料理
飽きも足りず。


周囲のフランス人に思いの外ウケた、私の「冗談アート」。
先日のCarambarカロンバーの包み紙の裏側に記された、下らな〜い小話レベルで、アートなんて言ったら小突かれそうだけど・・・




狙いは、「シュ〜ルでキッチュな和洋折衷」。
上は、「Carambar カロンバー」を知らないと面白くないかな。
(カロンバーについては、先月末の雑記に簡単な説明があります)




日本へ行った時に、向こうからこちらの友人達に送ったポストカードの残りや書き損ないを持ち帰って、ハガキサイズの極めてシンプルな額に入れ、デスク周りの壁に大きな絵のようにあしらってみても、どうも今ひとつひねりが足りなくて、切り抜いてコラージュの大きな一枚にしようか(想定1m〜1.5m角)と思いめぐらせたのがコトの発端。

日本的なものが欲しくて並べてみたものの、それだけでもつまらず、何か交えるなら、カロンバーランプシェードに負けず劣らずのキテレツなものが良い。 いっそアンディ・ウォホール風に色を入れ替えて描いてみるか・・・
等々思えど、具体的なアイデアが浮かずにいたところ、先日のランプシェードの残りのキャラメルで友人宅への手土産用とレシピページ作成用の分量チェックも兼ねて、もう一度タルトを作ろうと紙を剥がしつつ思いついて、独りニマリと構想だけでさっさと笑い出した末、大きなボードに貼付ける案はひとまずよけて、プリンタに頼ることにした次第です。

ポストカードとカロンバーの包みを写真に収めてパソコンに取り込み、あとは画像加工ソフトで切り抜いて貼付けて・・・
実際に、ハサミやカッターを用いて、或いは紙をピリピリ破いて貼付ける作業をパソコンで処理しただけなのですが、手作業であれパソコンであれ、こういうチマチマした作業が好き好きで、一枚目に着手した晩はす〜っかり夢中でした。

翌日近所のプレス(駅のキオスクのような雑誌&雑貨屋)へ出かけて、20年振り位のチュッパチャップスを入手し、シリーズ物に仕立てるつもりで、今、壁に並ぶ浮世絵ポストカードを着々とこの路線に置き換え中です。


<本日の仏単語>
・シュール:仏語源の和製外来語なので、仏語では通用しません。
 元の語は「sur」、〜の上にという前置詞。
・シュールレアリスム:仏語源「Surréalisme スュルレアリスム」
・アート art / l'art アール/ラール


<本日のバックミュージック>

Faith no moreのAlbum「Who Cares A Lot

最初に試聴したきっかけが、「The gentle art of making enemies」というタイトルが気に入ったためなのですが、その直後に聴いた「Evidence」の80〜90年代にかかる頃のヒット曲風な古臭さに捉えられるも、我ながら何故聴くのやら不可解なCD。
こういうのは好みじゃない筈なんだけど・・・

Youtube.com & Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“Evidence”
“The gentle art of making enemies” (live)


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by mmetomato | 2007-06-03 19:48
懲りたので、もう追いかけません


「虹は、追いかけると逃げます」。
一昨年だったか去年だったか、かつての雑記に「虹を追いかけた」ことを書いたことがあるので、以前から覗きに来て下さっている方は既にご存知の通り。

裏側から見たらどうなるのか? と追いかけて追いかけて、やっと追い越したと思ったら、またさっきと同じ位向こうに飛び退いていましたから。




週末に、隣県のソミュールSaumur迄、一時的に入院中の人のお見舞いに出かけた帰り道、この街では二つに別れるロワール川にかかる橋を渡っていたら、丸一日続いた強風の嵐で、陽が射したり横殴りの雨(雨粒が見事に真横に飛んで行く)に入れ替わり立ち代わり見舞われた上、かなり肌寒い中を出かけたご褒美に出現した虹がこちら。

あまり濃い虹ではなかったので、パソコン画面の明るさ次第では、見えにくいかもしれません。

「裏側から見たらどうなるか」は、よく考えるとかなり間抜けな発想で、多分、裏側なんて無かったのでしょうね。
元々太陽の光のせいで見えるものなので、その裏へ回ったら、つまり太陽に向き合う側に立ったとしたら、きっと見えないものなのでしょう。

追いかけ、追い越すんだ! と夢中になって車を飛ばしていた時には、考えもしなかったけれど、さすがにもう懲りたので、大慌てでこの小さなソミュールの町を突っ切るようなことは、今回はしませんでした・・・

そんなソミュールといえば、見逃せないのが、その町並みとお城の美しさ。




二分したロワール川にかかる南側の橋からの眺めです。
荒れ模様の黒い雲を背景にすると、シャトーの白い石壁が引き立って、いつもとはまた違った雰囲気に。

星の数程あるロワール渓谷のお城の中で、私が最も気に入っているのがこのソミュール城。
絢爛豪華なデコレーションがあしらわれたり、おびただしい数の煙突が付き立つフランス第二の規模を誇るシャンボール城等も見応えがあるけれど、高台にすっくりと、そしてスッキリとしたシルエットが凛とした気配を生むこのお城が、最も心に響く気がします。

更には、シャトーを引き立てるのが、高台から続くその町並み。

トゥールや、ソミュールと同じ県の県庁所在地であるアンジェAngersがカトリックの街だったのとは異なり、この街は、かつてはプロテスタントの街だったことから、割と質素なカトリックの習慣とは違って立派な家が多く、お城がその姿を川面に映し出すロワール川沿いには、同じ濃い灰色のスレート石の屋根に、砂質の真っ白な石造りの、色調の揃った家並みが続いています。




そうした色の統一が、お城とひと続きの風景を作り出していて、陽射しが強くなる初夏から夏の少々眩しく感じる光のもとなどでは特に、気取りも何もかなぐり捨てても「心が洗われる」なんて表現を引っ張り出したくなるくらいに、綺麗なパノラマが楽しめます。
ロマンティック、というよりも、気分をピシッと、背筋を伸ばさせるような感じがするのですが、その辺りは見る人次第かな。

私は、もしもこのお城が人間の姿だったとしたら、「こんな人になりたい」。
そんな気分をそそる姿。
他のお城に比べて遥かにまとまりがあって(例えば、ここからさほど遠く無い所にある「眠れる森の美女」のインスピレーションをペローに与えたとされるユッセ城なんて、寄せ集め建築で、そちらはそちらで独特の雰囲気はあれど、よく見ると変な城ですから)、ゴージャスに飾り立てることなく、その立ち姿だけで存在感があって、でもちっとも人を圧する感じがなくて。

白と黒、どちらも好きな色ではあるけれど、その2色がここほど清楚に眼に映る町並みも、珍しいのではないかと思います。




そのシャトー(上は、2分したロワール川の中州から撮影)、実は、お城の石と同じような砂質の岩の上に建てられていて、今から5〜6年前になるかな、岩の一部が崩れて、シャトーの建物自体には幸い被害は無かったけれど、それを囲む石壁が崩れ落ち、お城の足下の家をいくつか破壊した災難(シャトーにも、足下に住んでいた人にも)がありました。
街の人から聞いた話では、石壁が崩れて全滅した家は、市だか県だかが所有する「若者の家」、若者向けの低家賃住宅のようなもので、折しも崩れたその時、普段ならそろそろ眠っている筈の住民は、夜中にローラースケートをしに出かけていて、難を逃れたのだそう。

歴史的建造物なので、壊れたからすぐさま修復しましょう、なんて簡単には行かず、以後数年、ビニールがかけられ今ひとつ見栄えの悪い姿をさらしていましたが、とうとう市が資金調達と修復企画の問題解決し、しばらく前から工事をしていて、今見られるシャトー手前の真っ白い石壁は、修復されたてのピカピカの状態。

以前から見慣れる眼には、なんだかしっくり来ないのだけれど、あと2〜3年もすれば、適当な塩梅に風化して、シャトーとの色調が揃うのではないかと思います。
お城の建物も、上の写真右側は、つい先日まで半年強かな、足場を組んで、壁を磨いていたため、大分白さを取り戻しました。
こちら側からの眺めが一番美しく、カメラを構える観光客が多いので(こちら側に、キャンプ場とユースホステルがある)、観光シーズンが終わったら掃除に取りかかるのかも? と、半ば危惧しつつも、半ば期待しているところです。

夜の姿もまた違った趣があるので、後々、また掲載することと思います。
上に出て来た「眠れる森の美女」のモデルとなったお城もまたいずれ。


<本日の仏単語>
・お城/シャトー château(単数形)、châteaux(複数形)
・ソミュール Saumur
・アンジェ Angers
(共にMaine-et-Loire メーヌ・エ・ロワール県)
・アンジュー地方 Anjou オンジュゥ =ソミュールからアンジェにかけての一帯の旧区分。 トゥールToursを中心とするトゥーレーヌTouraine地方から見て西隣。 共にワインの産地で、殊にアンジュー地方には、有名な白ワインあり。
また、ソミュールには、シャンパーニュ地方でないのでシャンパーニュとは呼べないけれど、Saumur Brutソミュール・ブリュットゥと呼ばれるスパークリングワイン(白主流、ロゼ及び赤のスパークリングも)が知られています。
その他、ソミュールと言えば、国内唯一の国立(軍隊の)騎馬学校があって、馬の町としても国内外で有名。 近頃Cadre Noir キャドゥル・ノワールと呼ばれるエリート中のエリートによる騎馬ショーの宣伝を熱心かつ手広く行うようになったので、県外でも広告やパンフレットを見かける機会が増えました。
色々名物があるので、その辺りも、追々また触れることにします。 過去に書いたことがあるものも多いけど。


<本日のバックミュージック>
Zazie ザジーのAlbum「Totem(トーテム)

Zazieザズィ、特別好きなわけじゃない なんて言いながらも、いつしか好きな曲が増え、なにかと手元に集まっています。
このアルバムでは、目下1&2曲目「Des Rails:デ・ライユ(直訳:レール)」と「Je suis un homme:ジュ・スィ・アンノム(直訳:私は男/人間)」がお気に入り。 ほぼ毎日1度ずつは聴いているかも。
数日前、「Je suis un homme」のメロディーが頭を巡りに巡り、どうあがいても消えてくれないので、ええい、いっそ歌っちゃえば吹っ飛ぶわよ! と、家路を急ぎながら冒頭の「ワタシはクロマニヨン人」なる歌詞がポロッと口から出てしまったところ・・・ よりによってそういう時に限って間近(さほど人の多くない住宅地の歩道よ)で耳聡く聞き付ける人が居るもので。 「ふ〜ん、そうは見えないけどね?」なんて、見ず知らずの人に冷やかされて赤っ恥をかいた上、メロディーはちっとも去ってくれず、大急ぎで家に飛んで帰って真っ先にこの曲を聴いて。
なのに耳に益々こびりつき、翌日のシャワーの下でもフハハァンと歌っていました(冒頭のちょっとは覚えているけれど、歌詞丸々までは空では歌えず)。

Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“Des rails”
“Je suis un homme”
  ↑ ユーモアたっぷりVidéo。仏語が分かる人にはオススメよ、歌詞をちゃんと聴いてね。
“Na” (en live vidéo (au Rex ?) part 1)
“Na” (en live vidéo (au Rex ?) part 2)
“Na” (en Live : promotion de l'album Totem)


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by mmetomato | 2007-06-01 02:16 | 近郊