去年迄、パリへ出かける度に必ず通り抜けていた道「Rue des Rosiers リュ・デ・ロズィエ」、直訳するとバラの木通り。
俗に言うユダヤ人街でもあって、色々な所出身のユダヤ系のお惣菜や書店が、雑貨やデザイナーズブランド、その他衣料品店等と共にの機を連ねています。
シナゴグと呼ばれるユダヤ教会と共に小学校もあるので、テロ警戒中だと機動隊が偵察していたりする地区でもあり。
そんな中でも観光客を集めるのが名物サンドイッチ「ファラフェル Fallafel」。
お昼時をちょっと超えた辺りで通ったので、今回は私は食べませんでしたが、まるっきりヴェジタリアンにもOKな筈のサンドイッチで、ポケット状のピタパンに白&紫キャベツの千切り、玉ねぎの千切り、揚げたナス、そしてファラフェルの名の元であるヒヨコ豆のミニコロッケをビッチリ詰めて、好みによって白いソースかピリ辛ソースか(両方もOK)をかけてもらいます。
この日私は、久しぶりのパリだしと一人でだけどお寿司でランチにしたので、この道は通り過ぎるだけ。
そもそも一人で大きなサンドイッチを道端でガバッと口を開けて食べる気になれないし、テイクアウトするには今回の滞在先モンマルトル迄じゃ距離があってステュディオへ戻る迄にパンがふにゃけて冷めてしまうし、まだのこと。 店内で食べるにも混んでいて食いっぱぐれてもねぇと思いまして。
ちょっと後ろ髪惹かれましたけどね。 1日どう頑張っても3度迄しか食事できないのが恨めしかったりして。
代わりに、これまで撮る機会の無かったファラフェル屋さんを写して来ました。
私が気に入っている、かなり人気の緑の入り口が目印の Las du fallafel が閉まっていたのでなおのこと、他2店の行列が凄かったです。
上は、私はもう2度と行くまい!と思っている、でも世界のガイドブックで緑のお店に追いつけ追い越せの勢いで紹介されている Chez Marianne シェ・マリアンヌ。
既にこのページに書いたことがありましたが、一度この店内で食事した時に隣の席に居た可愛らしいラブラブな外国人カップルが、それぞれ別な品を注文してお互いのお皿の中身を味見しあっているのを見たウェイトレスのオバちゃんが、「あなた達、両方注文すりゃいいじゃないの、倍請求するわよ!」などと(厳密な表現は忘れましたが)とつっかかっているのに出会したから。
効果不幸かカップルは仏語は分からなかったようですが、オバちゃんの剣幕(険悪とも言える)に恐縮して、可哀想に、以後ちっちゃくなって食べていて、さぞかし不味い食事となってしまったことでしょう・・・
隣に居た私達も気分悪かったくらいですもの。
Chez Marianne はロズィエ通りから北側に折れる角にあり、その西側にほんのちょっと行った所のまた別なファラフェル屋さんが上。
近頃ここの人気も大分上がっているようで、年々行列が長くなっている気がします。
私はここのは食べた事がなくて、お向かいのユダヤ風パン屋さんでベーグルを買い求めるのが毎度のコース。 ベーグルは、この近くにあったアパート滞在中のランチか夕ご飯用に。
ロズィエ通りにあるお惣菜屋さんで気に入っているのが下の向こう側に写っているイエローが目印のお店。
結構高いんですけどね。 1人よりも4人位で少しずつ色々買って味わうのがオススメ。
チーズケーキはじめ、やはりユダや料理として知られるパティスリーの中でもケーキ類は、甘味控えめでパーツが大きくて結構嬉しいショップでもあります。
ここから東寄りにワンブロック歩いた角にあるお惣菜屋も悪く無いので、こちらのイエローのお店が毎年7月に休暇でしばらく閉店するので、こちらが閉まっていると向こうへ行くのが私の常。
韓国人かしらね、若くて可愛い双子みたいな女の子達が、具の詰まったファラフェルにどこからかぶりつこうかと右から左から、覗き込みつつおちょぼ口でお上品にかじっていたりして。
しかしまあ、ファラフェルもまた価格上昇しましたわ。 今確か1つ3.50ユーロ辺りだったかと思います。 もう1年この辺りで食べていないので、また上がっているかもしれないけど・・・
最寄り駅はメトロ1番線の Saint Paul サン・ポール。