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真夏の週末、ロワールのほとりにて


お天気に恵まれた週末、セーヌ川沿いの「Paris Plage パリ・プラージュ (*1)」じゃないけれど、夏の間カフェのテラスが設置され、冬には水かさが増して水没することもある遊歩道を行き交う人々で賑わって居心地良さそうだったので、夕刻のひと時をのんびり過ごして来ました。

冬は冬で趣があるけれど、やっぱり真夏、しかも大学がお休みで集う人々の顔ぶれもちょっと違う7〜8月のトゥールのロワール沿いは大分のんびりした雰囲気。


ここに住んでいながら普段あまり市内をウロウロすることがないのは私のみならず。
久しぶりだわね、なんて言いながらここ数年でちょっと景観が変わった辺りを見渡してベンチに陣取った目の前に、何やら人で賑わう船発見。
パリ市内のセーヌ沿い多数、ロワール沿いにも場所によってはよく見られるペニッシュPeniche(長い船)を改造して住まいにしたりカフェのテラスを作ったりしたものかな?と近づいてみたら、どうやら観光船の模様。
ややもして岸を離れたと思ったら。


なんだか凄い勢いで下流へ下って行きました。

日除けがないから炎天下ではちょっと厳しいかもしれないけれど、陽射しさえ苦手でなければ、水の上を滑る船って気持ち良いんですよね。
川沿いよりも涼しくて。
「ね〜ね〜、仲間達集めて一隻借り切っちゃうってのはどお?」
「いいかも!」
なんて突如沸いた案にエキサイトしながら、やがて見えなくなった船のことなんてケロリと忘れて別な話に夢中になることおよそ30〜40分。



全然違う顔ぶれを乗せて&舵取りサンはすっかり若返って戻って来たのを見てギョッとする私達。

「お客さん、どこに放り出して来たわけ!?」
「帰りはタクシー?」
「船貸し切り案、廃止!」

我らが早とちり一群、その直後に下流に見つけたのは、小さな、でも結構パワフルらしいYAMAHAのモーターでシュターッと戻って来る先程の船でした・・・

10人程乗れるようなので、果たしてまんまと貸し切り状態に出来るだけのメンバーが揃うか分からないけれど、夏が終わる前に是非1度乗りに行こう!と目下気分だけは盛上がっています。



ただ、老若男女ならぬ「老若女々(老でもないけど)」の私達が、単に集ってご飯なりお茶なりを楽しむ、ということの他に、この夏中に計画していることといったら、
・月始めの日曜は無料開放される筈のミュージアムツアー(既に今月集合案失敗)
・特別暑く無い週末には、私をガイドに市内自力観光ツアー(私、プロでなければそういう業界にもおりません。たまたま仲間内で観光名所の話になってトゥールの見所&歴史に一番詳しいのが私と判明したまでのこと。地元生まれより、よそから来た身の方が色々知りたがるものなのよね)、
・ソローニュの養蜂所見学ツアー(ニンニク祭りに来ていた養蜂所の方に詳しい話を聞いてすっかりその気になって)
・得意料理持ち寄りパーティー(全員一気に持ち寄ると1週間分くらいの食料が集いそうなので、数回に分けて)
etc.etc.
集う毎に生じる新案に「そうしようそうしよう!」と二つ返事の一群なので、恐らく来年の夏になっても全てこなせていないことでしょう。
市内観光ツアーだけで確実に3週末くらい必要だし、「またご飯を食べに行こう!」計画もここ1週間日程調整のメールと電話が行き交うばかりでちっとも日が定まっていないし・・・


(* 1) Paris Plage パリ・プラージュは、パリのドゥラノエ市長が指揮を取ってかれこれ何年かしら、毎年7月半ばから8月半ば辺りまでパリ中心地のセーヌ川沿いの一角で催しているイヴェント。 川沿いの車道も通行止めにして砂浜(plage)を設置するものです。
この案は国内他の街だけでなく日本でも真似する町があるらしいので、ご存知な方は多いかと思いますが念のため。


by mmetomato | 2008-08-02 18:22 | トゥール Tours


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