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マグレブ国のクッキー


知人のママ、スペイン系かつピエノワールと呼ばれるアルジェリア在住歴のある方にご馳走になったお菓子「モンテカオ」。
一枚目の写真が、そのママの手によるものです。


ぱっくり割れた表面から、一見すると硬そうな印象を受けるものの、じつはこれがホックリホロホロしたビスキュイ・フォンダンBiscuit fondantの一種。
モロッコやアルジェリア、いわゆるマグレブ国でラマダン期間に作る多様なお菓子の中にも含まれるらしいです。

ご馳走になって気に入ったら、早速作ってみたくなるのが私の性分。
実はまだ厳密な配合は教わっていないのですが(メールをくれると言っていた割には、ちっとも届きやしない)、いつ届くのやら待っているのでは気がせいでしまうし、他の用事でもあればともかく「早くレシピ送って!」と催促するのも悪いかな、なんて気が引けるのに、やっぱり早く試してみたくて仕方なくなるのもまた我が性分。

ネットで検索してみるとレシピが出て来たので、いくつか眺めた末、見るからに脂っこそうなラード使用や、植物油でもこれはないでしょう?というくらい油の量が多いので、適当に差し引いた試作の、第二弾が次です。


バターじゃない分まだ良いかしら? とは思えど、マグレブのお菓子だけに、ユダヤのお菓子にも通じる所がありますが、私好みに油とお砂糖を控えたものの、それでも配合をリストにしてみると結構な量になります。
だけど、それが功を成すのが明らかなお菓子でもあり。


「シナモンは焼く前じゃなくて焼き上げてから振りかけるのよ」という、レシピ伝授に先立つママからの伝言に従って、茶こしを通して最後に振りかけてあります。
綺麗な粉末なら、茶こしは使わなくても良いんですけどね。
今手元にあるシナモンは多少挽きが粗めなのと、少しずつ様子を見ながら振りかけられるように、茶こしを通して。

ホロホロ感は、問題のママのお手製よりも上です。
多分、彼女のママの配合では、より油分控えめというか粉多めなのだと思います。

もう1〜2度試作して、配合が固まったら、暇を見てレシピページ作成に・・・ かかりたいけど、まだ暫く暇が無さそう・・・


by mmetomato | 2008-07-13 17:17 | デザート


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