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幾何学的カリフラワー



そろそろ、旬を迎えたカリフラワーが山積みになる頃。
スーパーマーケットで特売していた白いカリフラワーの山に、普段はそれよりもちょっと値の張る「シュー・ロマネスコ」が並んでいたので、今年の初物をひとつ買ってきました。




日本では馴染みのないこのお野菜、フランスでの名は:
「シュー・ロマネスコ:Chou romanesco」(近頃はこちらが一番多い)、
「Broccoli ronamesco:ブロッコリ・ロマネスコ」
「Chou-fleur romanesco:シュー・フルール・ロマネスコ」。

「Chou-fleur」というのが仏語でカリフラワーのことで、その名が示す通りカリフラワーの仲間です。

見たら絶対欲しくなる美しさでしょう?




ブロッコリよりも明るいちょっと冷めた黄緑色。
あまり一般的ではありませんが、こんな色のカリフラワーもあります(去年だったか一昨年だったか、見つけてカメラに収めたので、写真が見つかったらそのうちここに掲載します)。

味もカリフラワーに近いけれど、風味はもう少しデリケート。
キャベツの仲間に特有の、茹でた時に顕著な独特の香りはカリフラワーに比べて少し淡めで、お花(つぼみ)の先端が歩染まっているため茹でるとより柔らかめでテクスチャーもややデリケート。
繊細で穏やかな風味です。

ですから、炒めても良いけれど、ワシャワシャ混ぜると崩れがちなので、蒸し煮や茹でて使う方が向きます。
毎年、見つけるとちょっと高めでも見た目の美しさにアッサリ負けて買って来るのですが、今年の初物はお買い得価格の1.30euros。
少しお塩を加えたお湯で下茹でしてからグラタン皿に敷き詰めて、ベシャメルソースをかけて、チーズ、パン粉を散らしてグラタンにしました。

残り半分はお野菜の蒸し煮にする予定。


by mmetomato | 2007-10-29 20:24 | 食材


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