チキンとナツメヤシのタジーヌ



年の初めに、「日本語訓練のために(相棒の。&私も)毎日、30分でも良いから家で日本語を話そう!」と言う私に、「そういう事言うなら、もっと日本料理を食わせろ!」などと言い合いつつ、お互い「そうしましょう」と決意固くした筈が。

気がついてみれば、日本的な料理が我が家のテーブルを占めたのは、8月が最後だった気がします。
厳密にカウントはしていないものの、インスタントお味噌汁やトンカツソースやら頂きものがあったので、和食を作ろう!と意気込んでいた数日間を最後に。

決して和食は嫌いではないし、よそでご馳走になればそれはそれは嬉しいけれど、思えば日本でもあまり食べていなかったので、もはや食べつけない味というか、「献立は何にしよう?」と思った時に、和風なものが頭に浮かぶことがまず滅多になくて・・・。



年初めの抱負なんて、三日坊主を3度繰り返して「3×3=10日は頑張った、少なくとも三日坊主だけは脱出したわ!」なんてトンチンカンな満足で終わるのがオチ。
我が家だけということはないでしょう、まさか。

かくしてアフリカやらカリブ海やらに浮気している近頃、我が家の食卓はちっともアジアには寄らず世界を豪遊中といったところ。
今度は北アフリカはモロッコ風のタジーヌです。

ナツメヤシについては先日書いた通り。
このタジーヌ、ナツメヤシの甘味もしかりながら、蜂蜜を加えてあります。
スパイスはクミン、ジンジャー、ガーリック、ミントetc.
塩味ながらも結構甘いので、その旨予告しておかないとご馳走する人にギョッとされることと思いますが、案外病みつきになる味。
蜂蜜の甘さとお砂糖の甘さはまた違うので、日本の幾ばくかのお惣菜屋さんや家庭によってはたまに出会す極端に甘い肉じゃがに出会したような感じでいながら、蜂蜜独特の風味とスパイスが相まって、何とも不思議な風味になります。

添えるのは、私用にはクスクススムール(クスクス粒)、クスクスは飽きたという相棒には、炊いたバスマティ米(結局後に「やっぱりックスクスの方が合うなあ」などと言っていたので、その次の回から二人共クスクスに変更)。
バスマティ米は、短粒米は切らしてもこれだけは切らさない、というくらい気に入っているお米です。

フレッシュミントを使っても良いのですが、私は、このタジーヌにはドライミントを崩して一緒に煮込んで、手元にあれば(今回は無かったので抜き)フレッシュコリアンダーの葉を刻んで、盛りつけてからパラリと散らします。
ミントもコリアンダーも独特でより風味を複雑にするため、スパイスに慣れない人向けには加えないか、パセリに置き換えた方が無難かもしれません。


<本日の仏単語>
・北アフリカ Afrique du nord アフリック(ラフリック)・デュ・ノール
・モロッコ Maroc マロック
・デーツ/ナツメヤシ dattes ダットゥ
・クミン cumin キュマン
・ジンジャー gingembre ジョンジョンブル
・ガーリック/ニンニク ail アイユ
・ミント menthe モントゥ
・クスクス couscous クゥスクゥス
・コリアンダー coriandre コリオンドゥル


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by mmetomato | 2007-10-25 17:43 | 料理


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