我が家の名物タルト&カウチサーフィング



このほど、昨日の赤のスパークリングワインの冒頭で触れたように遠方から来たブロガー・カップルが我が家に泊まりに来るに当たって、今度ばかりは明らかに「あのタルトを楽しみにしているぞ」と相棒に催促されて、前日に用意したのがこちら。



出来立ての熱々にカメラを向けたので膨らんでいますが、冷めるとフィリング部分が少し沈みます。

今年の春に雑記に書いた、老若男女、現代フランス人に知らぬ人は居ない駄菓子的存在のキャラメル「Carambar カロンバー(ル)」でランプシェードを作った際の副産物、Tarte aux Carambarsと同じものです。




相棒が面白がって自分のブログに掲載したところ驚くほど反響があって、中に一人、親しいブログ仲間のことごとくから嫌煙されている「ウンチク君」がここぞとばかりネット上のどこかで拾って来たレシピを自慢げにお披露目して行ったことから検索してみたら、実は同じような発想は私だけじゃなく他にも思いついた人がることが判明(私だけじゃなかったのか と嬉しいと同時に、な〜んだ、と少々がっかりもしたものです)。
更によくよくそれら記事を読んでみると、1冊なのか複数なのか、レシピを掲載しているレシピ本も販売されていることが分かったのですが、仲間内では、未だに我が家のスペシャリテ扱い。

つい最近も、そちらはブログでなく政治関係の会合で知り合った夫妻からバーベキューへのご招待を受けて出かけるに当たり、何か持って来て欲しいものはある?と言う相棒への(適当に選んでも良いのですが、親しい間だと要望もあり得るので尋ねることしばしば)応答は、「デザートよろしく」とのことで、いざ出かけてタルトを手渡そうとすると、「“ あの ”タルト!?」と意気込んだ声。
それならそうと最初から言ってくれれば良いものを、大半が変な遠慮をして肝心なところを言わないものだから、幾度期待を裏切ってきたことか・・・

そんなTarte aux Carambarsに、「凄まじく甘くてしつこい味かと想像していたんだけど、思ったよりも遥かに美味しい!」と舌鼓と共に大喜びししつつ我が家で過ごして行った若いブロガーカップルの、今回の訪問は彼等のヴァカンス。
ロワールのお城巡り目的半分、この辺りに散らばるブログ仲間に会う目的半分の旅。
滞在するに当たって、ブログ仲間にばかり頼るのもいかがなものかと遠慮を交えて他に利用するという、近頃話題の面白い宿泊システムがあります。

それは「カウチ・サーフィング:Couch surfing」。
Site web : http://www.couchsurfing.com/

仏国内だけでなく、日本も含め世界中に広がっている「お宿交換システム」のようなもので、一般の家庭、それこそ一人暮らしから家族住まいまで様々な普通のお宅が、その界隈に宿泊所を探す人に無料でお宿を提供し、逆にお宿提供した人がどこかで宿泊場所を探す際に、同じシステムに登録している人を探してその中の誰かのお宅に、自宅に人を迎えたようにお邪魔して泊めてもらえるというものです。
必ずしも一対一での交換でないのがまた興味深いところ。

登録制で、お宿提供者側も旅行者側も双方それぞれに会った人同士で評価を公表するので、例えば見ず知らずの一人暮らしの男性宅に女の子一人で泊まったとしても、どちらも狼なり泥棒なりその他諸々悪いことをするわけには行かないモラルが伴うため安全が確保される、という仕組み。

出かけた先でその地に住む人と、或いは自宅に居ながらにして遠方、それこそ地球の裏側から来た人との交流が出来ることを期待してだったり、国内なり国外なりに無料で宿を確保できることに期待してだったり、理由は様々ながら利用者は続々増えていて、つい先日はフランスの国営TVのニュースで扱われていました。

ちなみにカウチCouchは英語でソファベッド。
簡易ベッドだったり客用寝室だったりソファベッドだったり、そのお宅それぞれの提供できる「寝床」を提供し、利用者はそれらをサーフィンするように渡り歩いて旅行できる、という意味がこめられているのでしょう。

今回我が家に招いたお二人も(家に来たのはカウチサーフィングではないけれど)、先々週香港から来た女の子を自宅に向かえ、今回のトゥーレーヌ地方巡りでも近くの一軒にお邪魔する予定だそうです。

日本にはまだフランスの10分の1弱、1000人ちょっとしか登録はありませんが、あちこち旅行したい人には便利かつ楽しい交流方法なのでは?
我が家も、家のスペースと時間にもうちょっと余裕があったら参加したいところだけれど・・・ 実現するとしたら、大分先になりそうです。


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by mmetomato | 2007-08-16 04:42 | 料理


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