山羊乳製ゴーダ


「ゴーダ:Gouda」といえば、オランダを代表する牛乳製チーズのひとつ。 でも、今日のゴーダは、その山羊乳ヴァージョンです。

仏国内で全国広く出回っているチーズの大半は食べ尽くしたものの、いかんせんチーズ大国だけに、名前しか知らないもの、名前すら知らないもの(極少量生産で、その土地界隈でしか販売されていないものなど特に)、諸々ひっくるめたら、恐らくまだ半分も食べていないだろうと言えましょう。

何か始めたらとことん突き進みたくなる質の私には、未知のチーズがどっさり残っているかと思うと悔しくてたまらなくなるのですが、何年か前からサイトに掲載している「チーズガイド」のレイアウト変更ついでに、そのページに使っているチーズ写真の古いバックアップをひっくり返しているうちに、「うわ〜、チーズ食べたい!」と凄まじい欲求に襲われてしまい。
最近はお料理に使う他はあまり買わず、チーズプレートを食事の最後に楽しむこともなかったのですが、久しぶりに買って来たのが、この山羊ミルクのゴーダ。




このところあまり良い天候に恵まれない中で写したので、多少冷めた色に写ってはいますが、牛乳チーズに比べると黄色みが殆どなく、絵に描いたような黄色いチーズとは少し違った色合いなのが山羊乳製の特徴のひとつ。

オランダのチーズというと、何年か前にフランスチーズの伝統を脅かそうとした欧州EUの新たな法案、「チーズの原料ミルクは加熱殺菌せねばならない」なんて決まりを通そうとしたのがオランダだった、なんて批判が向かうのもなんとなく頷けるような、加熱殺菌ミルクで作るチーズが多々ある国。
ゴーダも例外ではありません。

その加熱処理と共に、凝乳にしてから圧をかけて生地をギュッとかためてから熟成に入るので、小型の単に水切りしただけで熟成にかかるシェーヴルに比べると、山羊特有の動物臭さは大分抑えられたこなれた味。
ムッチリ&モッチリしたゴーダらしい生地の口溶けが良くて、山羊にしては割と万人向きの味でしょう。
裏返せば、まったりと口腔内に絡み付くようなポックリ生地のシェーヴルで山羊乳独特の風味を満喫したい! という人には、ちょっと物足りないかもしれませんが。

日本でも販売されているか分かりませんが、山羊乳チーズの入門に良さそうです。

グラタンなど、オーブンで焼き目をつけるお料理に散らしても良さそうだと、大きめを買って来たものの。
口当たり良くて、食事の最後のチーズプレートで楽しむうちに、すぐなくなってしまって、未だお料理に活用できたためしがなくて・・・


<本日の仏単語>
・山羊乳ゴーダ Gouda chèvre グーダ・シェーヴル
・山羊(雌)chèvre シェーヴル
・山羊乳チーズ fromage de chèvre フロマージュ・ドゥ・シェーヴル
 明らかにチーズの話をしている際には、単に「chèvre」だけで「山羊乳製チーズ」の意味として用いることが多々あります。
・山羊乳 lait de chèvre レ・ドゥ・シェーヴル
・乳/ミルク lait レ(←カフェオレcafé au lait の「レ」)


<本日のバックミュージック>

Florent Pagnyフローロン・パニのAlbum「Savoir aimer(サヴォワール・エメ)」より、
“ Savoir aimer ”(サヴォワール・エメ)

直訳すると「愛することを知る(習得する)」。
単純なようでいて、「見返りを求めずに人々を愛し生きる」と、いやはや深い歌。 詩を明瞭に聴かせる彼にピッタリ。
このプロモーションVidéoは、歌詞を丸ごと手話にしており、耳の聞こえない人達から「初めて音楽を楽しむことができた」と大好評でした。 歌の内容が内容だけに、素晴らしい思いつき!

Dailymotion.comで見つけたVIDEO:
“Savoir aimer”


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by mmetomato | 2007-06-09 17:58 | 食材


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