カフェ・グルマン


2週間ノンストップだったので、やっとこ巡って来た週末は金曜をプラスして三連休。 前夜、「ちょっと長めに読書して、明日は9時まで朝寝坊しよう!」と目覚まし時計を9時10分(10分はオマケ)にセットして前夜眠りについたのに。
シャキッと目覚めるは朝8時。 いつもより10分早いじゃないのっ。

起きちゃったものはしょうがない。
前夜、「悪いけど急ぎなの、助けて!」と友人に頼まれていた英仏翻訳チェック(仕事外。友人の求職活動とは言え面倒臭いことを・・・と前夜少々気分を害して無視していた用件)を朝一番のカフェを用意しながらチャチャッとメールで返送し、急用があるといけないので一応仕事メールもチェック。
さて、4ヶ月越しのランチの約束を果たすべく、友人に、何時にどこで落ち合うか電話しようかと思ったら。

毎度毎度、知っていて時を選ぶわけじゃなく単なる偶然でしかないので文句は言えないながら、ストレス全開の時に限って出没する知人からメールを受信し、また我がままな頼まれ事を片付けないと絶対応対が無理な忙しさの時に電話とメールの更なる連発を受けて、今度こそ喧嘩腰で応えてしまいそうなので、折角の久々の休暇によるゴキゲンの鼻先を折られつつ、頼まれたファイルを送付すべくCDに焼き付ける間に約束通りに友人に電話した途端、ほろっと口をついてしまったのが、
「ランチおごるからサンドイッチじゃなくてレストランに付き合って!」

「Qu'est-ce qui te met si en colère ?:なにをそんなに怒っているのよ?」
はっ、筒抜けだった・・・ 大人げない。

というわけで、気軽な雰囲気の割にはちょっと高めの市内のレストランへ、口先ばっかりの「軽く食べよう」に出かけてきました。
かれこれ数ヶ月前から、「たまには、カフェじゃなくてゆったりレストランに行こう」と言いながらお互い何かと忙しくて、ようやく時間を見つけても出費がかさんだ月末でディナーに投資するのを躊躇する時期ばかりだったため、ちっとも食事が実現せず延び延びだったんだから、たまには奮発したって良いじゃないね、という心理もありで。

当初は、マクドかケバブ、「ジャンクフードを食べに行こう!」計画だったのだけど。

c0120322_532492.jpg


ストレス解消には美味しい物を食べるのが一番。
コース(フランスではMenu ムニュと呼ぶ)じゃなく、目当ては「カフェ・グルマン(Café Gourmand)」なため、ちょっと高めながらもヘルシーめな「Salade Océane:サラドゥ・オセアヌ(オーシャン・サラダ)」をメインプレートにチョイス。

手長海老の身、むきエビ、帆立貝がワシャッと散らされた、サラダとしては、見た目はともかく内容的には一応ちょっぴりゴージャスめ。 価格もサラダの中じゃ、鴨フィレや鴨の砂肝のサラダよりも高いんですけどね。

一体どの口で食べているんだか? というくらいに、味わうのもそこそこにひたすら話し込みながらペロリと平らげて。
いかんせん、二人共狙いは次の「デザート」なものだから。

c0120322_53468.jpg


これです、「カフェ・グルモン」。
ちょっと前にこのブログに載せた(写真を別サーバに置いていたら消えているかも)、シャンゼリゼ通りの「アトリエ・ルノー」でも楽しんだ、ここ2年足らずかな、国内でちょろっと流行している「ミニ・デザート盛り合わせ&コーヒー」のセット。

c0120322_535289.jpg


ここのレストランではちょっと前まではババ(お酒入りシロップを含ませたフランスのパティスリー)も盛り合わせに加えていたらしいのですが、割とアルコールが強いので、明日ここで目覚めたくないもんね、なんてふざける私達にギャルソン(ウエイター)曰く、「ババね、もうやめたから無いよ」とのことで一安心。

上、左から、カフェ(エクスプレッソ)とオマケのクッキー、クレーム・ブリュレ、マカロン添えのムース・オ・ショコラ(チョコレートのムース)、フルーツのコンポート、クレーム・シャンティイ(ホイップクリーム。ミントの葉が乗っている白いの)、そしてスプーンの端っこが写っている場所にあって、写真を撮る前に食べてしまったミニガトー(小さな焼き菓子、ドライフルーツ入りの一口サイズのシナモン入りフルーツケーキ)。

お皿全体には、デコレーションにカラメルソースと粉砂糖が散らしてあります。
カフェ含め一皿盛りで6ユーロ。
ここのお店はカフェじゃなくてレストランなので、デザートだけを狙って来られないのが残念だけれど、朝から晩までいつでも食事ができてカフェ(コーヒー)だけのためにも立ち寄ることができる、いわゆる「カフェ(日本で言う喫茶店)」にも、似たようなものを用意しているところがあります。

ちょっとずつ色々食べられるっていうのが、「グルマン(食いしん坊)」の名の由来。
いかにも女性向きでしょ。

そして、まんまとカフェ・グルマンにつられて食事に寄ってしまう私達は、正にレストランの思うツボ。
だけれど、私はすっかり気分を立て直し、せっつかれて出かける直前にCDに焼き付けたデータの郵送をケロリと忘れて帰って来たのでした。
「ま、たまの休みくらい、自分と友人の楽しみに費やしたって良いわよね。連日仕事(喜々としてやっているものの)に投資しているんだから」と、帰宅して言い訳をつぶやきつつ。

お友達を招いてのランチやディナーでも、こういうデザートプレートを用意すると大ウケします。
お料理は大したことなくても、「へ〜、あなた料理上手いのね〜」なんて言ってもらえたりすること請け合い!

あまり手をかけずに、例えば今の時期だったら、目一杯簡単に済ませたいならルバーブのコンポートだけ用意して、お皿に市販のカラメルソースかアングレーズソース(作ってもさほど手間じゃないのと自家製の方が美味しいですが)を広げ、買って来た(作っても良い)パン・デピス、マカロン、フレッシュな苺か間もなく出て来るフランボワーズ(ラズベリー)とミントの葉でも散らせば、「殆ど手間をかけていないのに、そう白状しても謙遜にしか聞こえない、“一見ゴージャス”なデザートプレート」がホイと出来上がります。

あとはアイデア次第でいくらでもヴァリエーションあり。 暑くなって来た今から夏なら、アイスクリームを主軸に盛り合わせても良いし、黒や濃紺のおチョコに杏仁豆腐、なんていうのも、フランス人には目に新しいのでウケが良いです。
「ちっちゃい」っていうのもミソなのね。

腹ごなしの後は、午後いっぱいウィンドウショッピングに。
明日も別な友人とほぼ同じカリキュラムを予定しています。
[PR]
by mmetomato | 2009-06-06 05:40 | デザート


<< 結婚直前のアバンチュール Tarte au citron... >>