パリ:ランチ@モンマルトル


モンマルトルの仲間の家で朝一緒にひと仕事した後、午後はパリ2〜7区界隈でいくつもRV(ランデヴー:面会の約束)があったので、「もう14時よ、お腹ぺっこぺこ!」と言いながら飛び込んだ、すぐ近くのレストラン。

サクレ・クール寺院左裾のラマルク通りrue Lamarck の端っこにあるモーリス・ユトリロ広場(小さな小さな階段の踊り場程度の広場:Place Maurice Utrillo)から階段になっているモーリス・ユトリロ通り rue Maurice Utrillo を下ってすぐにある、レストラン兼サロン・デュ・テ(レストラン兼喫茶店)。

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中学校の瓦版みたいなメニューには、素朴な家庭料理が並んでいて、
「おお、近頃作っていないから私、ブランケット・ドゥ・ヴォ(Blanquette de veau)!」
と子牛のブランケット(簡略すると子牛肉のクリーム煮)を選ぶと、
「ポトフ(Pot au feu)とどっちが太らない?」
と同僚。 近々休暇を取ってダイエット目的も含めてタラソテラピーで1週間、仕事は完璧に忘れ癒すんだという彼女、お互い狂ったように仕事しているので、休む必要は分かるけれどタラソでダイエットって、そんなに上手い具合に一石二鳥できるのかしら? という疑問はあれど、
「ポトフの方が、クリームが入らない分カロリーは低いんじゃない?」
の私のひと言で決定。

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私の分の写真はケロリと撮り忘れましたが、まぁどちらのお皿もボリュームたっぷり。
骨髄が主役とばかりにお皿のど真ん中を占めるのに、
「狂牛病騒ぎもいつしか過去の話になったわね」

ちなみに、先日書いた私の「生涯始めてのクッキングレッスン参加」が決定したのがこの席でのこと。
世間のランチタイムが終わる時間に飛び込んだので、まさか食事に来たとは思っていなかった風なウエイトレスがなかなか注文を取りに来ないのでパソコンを広げて仕事の続きをする合間に彼女(同僚)が突如料理レッスンの話を始め、その場で電話して「TOMATOの今回のパリ滞在はいつまでだから、それまでに空きができたら電話かメールして」という顛末に。
翌日の夕方「明日の夕方からのレッスンにどうぞ」というCook'n With Classのボス、Eric氏からメールを頂戴した次第。

これまでアルバイト含め「仕事仲間」には恐ろしいほど恵まれている私は、この同僚もしかりで、何かと、いかにも私が飛び上がって喜びそうな仕事を選んで回してくれる上、これまた仕事にかこつけて何かと食事に招待してくれて、パリ出張は毎度バラ色の滞在。
もっとも、その分仕事時間は長いしノンストップで毎分密だし、良い成果を出している見返りという意味もあるんですけどね。
ヘタヘタにくたびれたり凹みそうになることが起こったり(自分に非がなきゃ私はそう簡単には凹みませんが)、日頃無理させているご褒美的ニュアンスで。

我ながら、良く食べます。 痩せる筈ないのはよ〜く自覚しつつも、美味しいものの端っこだけつついて「もうお腹いっぱ〜い」なんて匙を投げることができない性分。 ブランケットもほぼ完璧に平らげ、
「午後一番の約束のリオネルのオフィス(セーヌ川の向こう側、サンジェルマン地区のど真ん中)まで、メトロじゃなくて歩こうね」
と二人で誓い合いながら、「ダイエットしなきゃ」は常に口先だけの我ら、1つを2人で分ければ一応ちょっとはカロリーダウンできるわよね、なんてダイエッターにはあるまじき言い訳と共に注文したのは・・・

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レモンのタルト。
これがね、もう格別!

ちょっと変わっていてドライプラムがタルト生地とフィリングの間に敷き詰めてあって、ドライプラムが嫌いな人(どうも日本人に多いんですよね、仏人には人気が高いけど)には勧められないものの、フィリング部分は香り高くて口当たり軽くてでも舌触り濃厚で、二人であまりの美味しさに頭を掻きむしりそうになりながら、まるで三日間何も食べていない人のように凄い勢いで食べ尽くしました。

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ティーサロンも兼ねているお店なので、ランチタイムが一巡り終わった頃に飛び込むものんびり食事できて(多分、ランチのラストオーダータイムは定めてあるのだと思います。近々尋ねてみようと思っていますが)、サクレ・クール寺院や画家の広場として人気かつ知名度の高いテルトル広場などの観光名所間近でありながらもちょっと外れていて、近隣の住民がちらほらと行き交う辺り。
場所にしては、また家庭料理にしては少々高めではあるけれど、妥当な味のお料理。

ランチを近くのパン屋のサンドイッチで済ませて、デザートとお茶(お茶が結構高いんですけど)だけ楽しみに来るのも良いかも。

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お昼頃から今にもバサッと雨が降り出しそうな黒い雲が空を覆っていたのですが、ランチを終えるころには気持ち良く陽が射して、お腹いっぱいだしタルトに大満足したし、ランチの勢い削げた陽当たりの良い屋根付きテラスは居心地良いし、「なんだか動くの面倒くさくなっちゃったわね」なんて言いながら、食後の腹ごなしにのんびりしすぎて、結局約束に遅刻しそうになってメトロに乗り込みオデオン Odéon へ向かったのでした。

我ら「口先ダイエッター」、スリムになる日は遥か遠し・・・
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by mmetomato | 2009-03-28 06:10 | パリ Paris


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