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甘辛シェーヴルタルト


昨日書いた「シェーヴル(山羊)のマカロン」にインスピレーションを得て、甘辛混じりの奇妙なマカロンを食べながら思いついて以来、作りたくてウズウズしていたタルトです。
まだ試作段階。




ベイクドチーズケーキ紛いの、山羊チーズのタルトです。
こういうの、フレッシュチーズの産地、例えばフランス南西にあるコルシカ島(Corses コルス)などでは家庭料理としてありがちな部類なんですけどね。

トゥール近郊も山羊チーズの産地の割に、シェーヴルを使ったデザートというのは全く知られていません。
産地ならではのフレッシュ(非熟成)山羊チーズを買って来て、水切りしたフロマージュ・ブランで少しのばして。
無塩じゃなくて塩を加えたシェーヴルチーズを使っています。

2種類のフレッシュチーズの量が多かったので、卵2個か3個か迷った挙げ句3つ使ったら、どうも卵の量が多すぎたようで。
第一段階、焼いている最中オーブンを覗くとぷっくり綺麗に膨らんでゴキゲン。
やや後の第二段階、「焦げないかな」と様子を見てガクゼン。
スフレのごとく盛大に膨らんだ挙げ句、タルトの縁から溢れ出して天板に落っこちてる!!

こういうフィリングは、熱せられている間は膨らんでいて、冷めるとしょぼんと落ち込むものなのですが、あまりに膨れたものだから型をはみ出して不格好な仕上がりとなってしまい、はみ出した縁を丁寧に千切り取ってやっとこタルトらしき姿を取り戻しました。

そんなわけで、配合は改良の余地大アリながらも、味のほうはなかなかよろしく、次回はもっとシェーヴルを増やそうと思いつつ・・・
まだ「次回」にチャレンジする暇がなくて先延ばし中です。

焼きっぱなしを味わっても良いけれど、やっぱりシェーヴルとサリエットの相性は抜群。
上に散らしてあるのはドライサリエットです。


by mmetomato | 2009-01-03 18:45 | デザート


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