塩味マカロン


色、フレーヴァー共に比較的柔軟に操れるマカロン。
近頃、増々奇妙なマカロンが国内で人気と話題を呼んでいて、2ヶ月程前にはラジオで「ワサビ味マカロン」なんてものを作っているパティシエがアルザスだかに居るのだと、他にも色々風変わりなマカロンのフレーヴァー名を列挙しながら話しているのを耳にしました。




上は、夕刻近づき行く年の瀬ちょっと前のパリ、2区だったかな、ボブール近く(ポンピドゥーセンター近く)の道端にて。
丁度正に私がよくやることをしている最中の人が写っていたので、ブレ写真だけれど次への導入に。

というのも、最近見かけたコレ(↓)に、上の白いコートの人と全く同じに通り過ぎかけて大急ぎで戻って、買い求めたものだから。




一見すると全く普通の2.50 € の大きなマカロンなのだけれど、私の眼を引いたのは上に散らばっているサリエット。
タイムとフレンチタラゴンを足して割ったような、同じ仲間で、プロヴァンスのハーブミックスのキーとなる重要な香りの1つ、お肉の煮込みや一部の豆料理の他、よく山羊チーズに合わせられるハーブなんです。

「もしや?」
と思ってウィンドウに戻ってみると(上のお店じゃありませんよ)、案の定「塩味」という札が真っ先に眼に入り、モノは何かとよく眼を凝らしてみると「Chèvre シェーヴル」。 山羊(のチーズ)。
お隣には「Tomate & basilic トマト&バジリック(バジル)」もありましたが、その程度はたかが知れているので、やっぱりシェーヴルでしょう! と即買い求め、家に戻ってからじっくり堪能しました。

塩味といっても、そもそもマカロンというのは卵白を泡立てて作るものなので、お砂糖は不可欠。 ですからパティスリーのジャンルを超えないしっかりした甘味がついています。 そこに、シェーヴルチーズの塩味とチーズの香りのクリームが挟んであって、散らしたサリエットの香りが効いていて・・・
かなり奇妙ではあるけれど、なかなか美味。

割と塩味も効いているので、ヴーヴレ Vouvrayのスッキリめのムスー(スパークリング)かシャンパーニュ Champagneのお伴につまんだら(私の好みから行くと断然ヴーヴレ)、案外相性が良いかもしれないわ と思いながら、手の平サイズの半分をぺろっと平らげてしまい、残り半分は翌日改めて堪能しました。

確か、売っていたパン屋がチェーン店だからパリにもあろうと思いますが、マカロンの方はトゥール近郊で見つけたものです。
ですから、「パリの何処?」と言われても答えようがありません。
もっとも、パリでなら充分奇妙な風味のマカロンが色々見つかることでしょう。

ショコラが好物の私だけれど、何故かマカロンだけはショコラ風味に手を出しません。
あまりにショコラが好きなだけに、「〜風味」じゃ物足りないためなのかしら。


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by mmetomato | 2009-01-02 00:26 | デザート


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