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Paris:一番古いレストランその2


昨日書いた「La Procope ラ・プロコープ」は、パリ一古いレストラン/ビストロとして有名なのですが、ネットで「パリ一古いレストラン:le plus vieux restaurant de paris」とキーワード検索してみると、近頃真っ先に出て来る別なレストランがあります。
それがこちら。



Restaurant la petite chaise レストラン・ラ・プティットゥ・シェーズ。
Petit / Petite プティ/プティットゥは小さい、Chaise シェーズは椅子(女性名詞だから形容詞も女性形でpetiteになる)、つまり「小さな椅子」という意味です。

昨日のプロコープの方は、なんとなく程度にどこかで昔話を聞いていたものの、知り合いのパリジェンヌに場所を教わったのは割と最近のことで、「行くならついでに私のブログようにも写真を撮って来てくれない?」なんてチャッカリした依頼と共にやはりプロコープが最も古いとされていることを彼女に確認した今回、出かける前夜に何か逸話でもあろうかとネットで検索したら別な説が出て来たので、「じゃ、ついでにそっちも見てこよう」となった次第。
彼女は知らなかったそうで、「ついでにじゃそっちも撮って来て」とのことで、ちょろっと小雨に遭いながらいくつか写してきました。



場所はパリ7区、36 rue de Grenelle:グルネル通り36番地。
サン・ジェルマン地区、ブルヴァール・サン・ジェルマン Boulevard St.Germain(サン・ジェルマン大通り)から南寄りに少し引っ込んだ割と静かな通りにあります。

ウェブサイト:http://www.alapetitechaise.frの記述を信じるならば、「1680年、ルイ14世時代創設」なのだそう。
なるほど数字を見る限りじゃ、確かに1686年というプロコープより6年古いってわけね。

「テーブル Table(ターブル)」が「お食事処」の代名詞であるフランスにおいて、店名が「椅子(小さな)」っていうのはなんとなく皮肉なようなユーモアのような微妙なところですが、レストランのウェブサイトのプレスリリース紛いの記事で、「La Procope ラ・プロコープやLa Tour d'Argent ラ・トゥール・ダルジャンに比べたら知られていないけれど・・・」という前置きのもと、やっぱり「パリいち古いのはウチだ」と主張しています。

真実のほどは如何に?


by mmetomato | 2008-11-27 08:46 | パリ Paris


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