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Paris:Froggy(フロッギー)


パリ、サン・ジェルマンからサン・ミシェルに続く、車がやっと一台通れる程度の道、Rue Saint André des Arts リュ・サンタンドレ・デザールの途中を北側、セーヌ川沿いのQuai des Grands Augustins ケ・デ・グラントーギュスタンへ結ぶRue des Grands Augstins リュ・グラントーギュスタン・・・ 段々ややこしくなってきましたが、要するにサンタンドレ・デ・ザールから折れて入るグタントーギュスタン通りで見つけた「カエル屋さん」。

イギリス人によるフランス人の別名は「Froggy フロッギー」、それはフランス人がカエルを食べるから、なんて話が有名な通り、そうそう日常的にチキンやビーフ程に食べられるものでもないながら、それは正しく事実で、今でも田舎の方では釣って来てまで食べる人が居ます。
そしてこの「カエル屋さん」は、カエル料理をスペシャリテとするレストラン。



この近くのギャルリーに写真を撮りに行くついでに、小道を覗いて歩いていた時に看板を見つけ、アオガエルやらアカガエルやらのスマートなフォームが好みの私としては、この看板に引き寄せられぬ筈はなし。



店名はそのまま、「restaurant La Grenouille レストラン・ラ・グルヌゥイユ(ザ・カエル!といったところ)」。
表に張り出されているメニューカードによると、1ページ分がカエル料理、でもカエル食いに連れられて来たは良いけどカエルは食べられない、なんて人が居ても大丈夫なように(?)、もう1ページは普通のお肉料理等がズラッと並んでいるので、カエルだけしか食べられないわけではありません。

ちなみに私も、好物ではありませんが、年に一度位、ふと気が向いて、冷凍のカエルの下半身を買って来て調理することがあります。
ブルターニュ生まれの知人曰く、「子供の頃よく釣って来たよ。ストッキングの端切れに糸を付けて垂らすと、食いもんだと思ってかぶりついて離さないものだから、ホイホイ釣れるんだよね。ただ、皮剥いたりは全部お婆ちゃんにやってもらって、僕は取って来るのと食べるの専門だった。美味いよね」だとか。

何故イギリス人がフランス人を「カエル食い」と決めてかかるのか知りませんが、スペイン人も結構食べる食材です。 日本でも、マイナーながら、ウシガエルを食べますもんね。 ちょっと山に入らないと見当たらないながら、アカガエルもでしたっけ?
魚程度に生臭味が少しあるながらも、淡白な風味で、決して不味くありません。
とびきり美味しいので断然食べるべし! と言うほどでもないけれど。


by mmetomato | 2008-11-24 02:01 | パリ Paris


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